「電話は苦手」って言ってた彼→通話履歴に毎晩同じ番号...私がかけたら出たのはまさかの人物
「電話は苦手」という彼の言葉を信じて
彼と付き合い始めた頃、初めて電話をかけようとしたとき、彼はこう言いました。「ごめん、俺、電話ってすごく苦手で。できればLINEがいいんだけど」と。少し残念に思いながらも、人にはそれぞれ苦手なことがあるものだと、私は彼の言葉を素直に受け入れました。
それからの1年間、私たちのやり取りはすべて文字だけでした。誕生日も、記念日も、声ではなくメッセージで「おめでとう」「ありがとう」を伝え合ってきたのです。寂しさがなかったと言えば嘘になりますが、彼のことを大切に思っていたからこそ、私は自分の気持ちを押し殺していました。
彼のスマホに残されていた通話履歴
ある週末、彼の家で一緒に過ごしていたときのことです。彼がシャワーを浴びている間、テーブルの上に置かれたスマホの画面がふと光りました。見るつもりはなかったのですが、目に飛び込んできたのは通話アプリの通知。そして画面には、ずらりと並んだ発信履歴が映っていたのです。
驚いたのは、そのほとんどが同じ番号への発信だったこと。しかも時間帯は夜の11時や12時、通話時間は1時間を超えるものばかり。「電話は苦手」と言っていた彼が、毎晩のように誰かと長電話をしている。その事実を目の当たりにして、私の胸は静かにざわつき始めました。
電話の相手は「親友」だった
数日後、どうしても気になってしまい、私は意を決してその番号に電話をかけてみました。数回のコールのあと聞こえてきたのは、聞き覚えのある声。それは、学生時代からずっと一緒だった親友の声でした。
「え......どうしてあなたが」と私が言葉を詰まらせると、親友も同じように動揺していました。話を聞くと、彼は親友に「彼女とはもう別れた」と伝えていたそうです。親友は私を裏切るつもりはなく、彼の言葉を信じて関係を続けていたのだと、震える声で説明してくれました。私たちは二人とも、彼の嘘に振り回されていたのです。
そして...
私と親友は何度も話し合い、一緒に彼と会うことを決めました。呼び出された彼は、二人が並んで待っている姿を見た瞬間、明らかに顔をこわばらせました。
「全部わかってるから」。私がそう言うと、彼は何も言い返せず黙り込みました。親友も静かに「もう関わらない」と告げ、私たちは振り返ることなくその場を去りました。
帰り道、親友と「騙されてたね、お互い」と苦笑いしながらも、不思議と心は軽くなっていました。彼は恋人である私も、信頼を寄せてくれていた親友も、すべてを同時に失ったのです。一方で私たちは、この出来事をきっかけに以前よりも深い絆で結ばれました。自分を大切にしてくれない人に時間を使う必要はない。これからは正直に、自分らしく生きていこうと思います。
(20代女性・学生)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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