夫「俺は忙しいんだよ」ゲームで忙しくて家事をしない夫→夫を顔面蒼白にした義母からの一言
「俺は忙しいんだよ」が口癖の夫
夫は仕事から帰ると、着替えもそこそこにリビングのソファへ直行します。そしてすぐにゲーム機の電源を入れ、ゲームに没頭するのが日課でした。私が「少しだけ手伝ってほしい」とお願いしても、返ってくるのは決まって「俺は忙しいんだよ」というひと言。仕事で疲れているのは理解しています。けれど、私も同じようにフルタイムで働いていて、帰宅後は息つく間もなく育児と家事に追われているのです。夫のいう「忙しい」の正体がゲームだと気づいたとき、言葉にできない虚しさが胸に広がりました。
突然の義母の訪問
ある休日の午後、義母が予告なしにわが家を訪ねてきました。「え、いきなり」と思いつつも、ゲームをしている夫に「子どもをみてて」と言って、扉を開けます。ゲームの音が玄関まで響いている状況。義母とともにリビングに足を踏み入れたその瞬間、目に飛び込んできたのは、ソファでコントローラーを握り、ぐずる子どもを放置している状態。義母は何も言わず、しばらくその光景を見つめていたのです。夫はようやく母親の存在に気づき、慌ててゲームを止めようとしましたが、すべてはもう遅かったのかもしれません。
義母から息子へ、静かな言葉
義母は穏やかな、けれど芯のある声で夫に語りかけました。「あなた、自分が何をしているかわかっているの? 家族を支えるって、こういうことじゃないでしょう」。夫は何も言い返せません。「お父さんは不器用だったけれど、家のことは絶対に手を抜かなかった。私はね、あなたをそんな人に育てたつもりだったの」。その言葉に、夫の顔が赤くなるのが見えました。そして義母は私のほうを向いて、「いつもありがとうね。ひとりで頑張らせてごめんなさい」と、静かに頭を下げたのです。
そして...
義母が帰ったあと、夫はしばらく黙っていました。けれどその夜、ぽつりと「悪かった」という言葉がこぼれたのです。それからというもの食器を洗う日があったり、子どものお世話をしてくれる日があったり。完璧とは言えないけれど、確かに一歩を踏み出してくれていると感じます。義母の言葉がなければ、この変化はなかったかもしれません。家族として歩み寄ることの大切さを、夫は学んだのだと思います。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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