「さっさと帰ろうぜ」初詣デートで文句ばかりの彼...5分後に彼が「顔面蒼白」になったワケ
待ちに待った新年のデート
お正月、私は彼との初詣デートを心待ちにしていました。せっかくだからと、母に手伝ってもらいながら着物を着付け、少し早起きをして準備を整えたのです。寒さの中でも気持ちは温かく、新しい一年の始まりを彼と一緒に迎えられることが嬉しくてたまりませんでした。
待ち合わせ場所に現れた彼は、しかしどこか不機嫌な様子。「人が多いところは嫌いなんだよな」と、最初からため息まじりの言葉が漏れます。それでも私は、神社に着けば気分も変わるだろうと、前向きに考えていました。
止まらない彼の不満
神社に到着すると、参拝客で賑わう境内が広がっていました。新年らしい活気ある雰囲気に私の心は弾みましたが、彼の反応は正反対。「人多すぎだろ」「寒いし、さっさと帰りてぇ」と、次から次へと文句が飛び出します。
私が「せっかくだからおみくじ引こうよ」と誘っても、「並ぶの面倒」と素っ気ない返事。着物姿を褒めてくれることもなく、楽しみにしていた気持ちが少しずつしぼんでいくのを感じました。それでも私は笑顔を保とうと努めていたのです。
彼の顔色が変わった瞬間
参拝を終え、少し休憩しようと歩いていたときのこと。ふと視線を感じて振り向くと、そこには見覚えのある姿がありました。振り向くと、私の父の姿が。母と一緒に初詣に来ていたようです。
父は彼の不機嫌な様子を今まで見ていたのか、静かにこちらを見ていました。そして彼気づいて、「娘の前で随分な態度だな」と声をかけたのです。彼は、一瞬で顔面蒼白に。先ほどまでの不機嫌な態度、私への冷たい言葉......すべてを見られていたことに気づいたのでしょう。彼は慌てていましたが、父の表情は変わりませんでした。
そして...
その日を境に、私は自分の気持ちと静かに向き合うようになりました。大切な日に寄り添ってくれない彼との関係は、本当に私が望んでいたものだったのだろうか。答えは、心の奥ではもうわかっていたのかもしれません。
数週間後、私は彼に別れを告げました。悲しさがなかったわけではありません。けれど、自分を大切にできる選択をしたことに、不思議と穏やかな気持ちでいられたのです。
新しい年の始まりに気づいたこと。それは、自分の心を大事にしてくれる人と歩んでいきたいという、素直な願いでした。今はまだひとりですが、きっとこの先に温かい出会いが待っている。そんな静かな希望を胸に、私は前を向いて歩き始めています。
(20代女性・アルバイト)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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