子どもたちにも…顔色を伺わせる“フキハラ夫”。しかし「パパ…」子どもたちの【一言】に「うっ…」夫は撃沈!?
共働きで家庭と仕事の両立を図る夫婦にとって、互いの疲労を理解し協力し合うことは不可欠です。
しかし…なにかと理由をつけて家庭内での責任を放棄し、さらに自分の不機嫌な態度で家族の空気を支配しようとする行為は、深刻なハラスメントになることも。
今回は、夫の「不機嫌ハラスメント」に立ち向かった妻子の体験談を紹介します。
健全な家庭環境を維持するためにできることを探っていきましょう。
夫婦で飲食店を経営
私たちは夫婦で飲食店を経営しています。
ありがたいことに、その日も忙しくピークの時間帯は大変でした。
それから数時間後「そろそろ夕食の準備もあるし帰るね」と夫に伝えると、夫は「俺はまだやることがあるから」と言うので、私だけ先に帰宅しました。
家に着くとシンクには食器の山…まずは片づけからです。
そうこうしている間に夫も「ただいま〜」と帰宅。
夕食を済ませると「ごちそうさま、風呂入るわ〜」と席を立ちました。
私は少しカチンときて「ちょっと!先に食器の片づけ手伝ってよ!」と言うと、夫は「後でやるよ。風呂くらいゆっくり入らせてくれ」と言い返してきたのです。
私は信じられない返事に思わず「え!?私は帰ってきてからずっと動いてるんだけど?」と言いました。
しかし夫も「俺のほうが長い時間仕事してるだろ!」と引き下がらず言い合いに。
結局、夫はそのままお風呂に行ってしまい片づけは私がやることになりました。
片づけの最中、子どもたちが宿題を教えてほしいと言うので「もう少し待てる?それかパパに聞くのは?」と返しました。
すると子どもたちは「パパはスマホで動画観てる」「教えてって言ったら怒られた」と言うのです。
私は夫に「子どもたちの話を聞いてあげてよ」と言ったのですが、夫は「聞いてるよ」と適当な返事だけ。
「聞かないで動画観てたでしょ」と突っ込むと舌打ちをしてきたので「それフキハラだから」と言いました。
「は?」と言うので、堪忍袋の緒が切れた私は「不機嫌ハラスメント!機嫌の悪さを周りにぶつけて空気でコントロールすること!子どもたちがあなたの顔色を伺ってるのおかしいでしょ!」と強く言ったのです。
「パパ…」

「お前が思い込んでるだけだろ!」と夫は必死に言い返してきましたが…。
子どもたちに「パパ、話しかけると怒ることある…」「僕もパパが怖いことある…」と言われてしまう始末。
夫はようやく自分の態度に気づいたようで「うっ…」と撃沈していました。
それから改心したのか、夫のフキハラはなくなったのです。
子どもたちも夫に怯えることがなくなり、家族みんなで楽しく食事もできるようになりました。
最後に
家庭内における「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」は、家事の不公平な分担以上に、家族の精神的な安全を脅かす深刻な問題です。
自分の不機嫌を言葉や態度で表現し、周囲に気を遣わせる行為は、特に子どもの心を委縮させ、健全なコミュニケーションを阻害することも。
この体験談は、問題行動には曖昧な態度をとらず、それが「ハラスメントである」と明確に言語化し、毅然とした態度で正すことの重要性を説いています。
健全な家庭環境を維持するため、まずは「感情の吐き出し口」と「家族の安全な居場所」の境界線を明確に引いてください。
不機嫌な態度をとるのではなく「疲れているから休憩する」など言葉で要求を伝えるよう促しましょう。
また今後、夫が子どもに不機嫌をぶつけそうになった際は「子どもに当たらないで」と冷静に注意を促すのです。
家族全員が尊重し合える環境を築き、永く続く幸せへとつなげてください。
※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
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