好きすぎて離れたくない… 共依存カップルに共通する特徴3つ
大好きな恋人といつまでも一緒にいたいと思うことは自然な感情です。しかし、中にはお互いに依存しするあまり、常に不安や嫉妬に支配されてしまうカップルもいます。そこで今回は、共依存カップルの特徴からメリット・デメリットまで紹介します。
共依存カップルとは?
共依存カップルとは、お互いを第一に考え、依存し合っているカップルのことです。共依存の関係では、自分の幸せや価値を相手に頼りすぎてしまい、自分らしさを失うことがあります。
相手の気分や行動に振り回されて、感情がいつも不安定になってしまいがちです。
共依存カップルは、深く愛し合っているように見えますが、お互いにとって良くないこともしばしば。良好な関係を築くためには、お互いが自立し、バランスの取れた付き合い方をすることが大切です。
共依存カップルに共通する3つの特徴
何よりも相手優先何よりも相手を優先することは、共依存カップルの典型的な特徴です。共依存カップルは四六時中相手のことで頭がいっぱいで、常に一緒にいたいと思っています。
そのため、やるべき業務があっても仕事を早く切り上げたり、友達との先約を断ったりしがちです。
また、会えない日は睡眠時間を削り、朝まで電話することも……。
誰にとっても恋人は大切な存在です。しかし、自分の時間や周りとの関係を犠牲にしてでも一緒にいようとすることは、健全とは言えないでしょう。
自信がない
共依存カップルは、お互いに自信がないという特徴もあります。自信がないからこそ、承認欲求を相手で満たそうとしがちです。
また、自分に自信がないことで「捨てられるかも」「嫌われるかも」といった不安が常につきまといます。そのため、自分をどれだけ愛しているかを日頃から確認することが多いです。
「私のことどう思ってる?」「俺のことどれくらい好き?」と何度も何度も相手に聞くのは、自信がない証拠。
とくに昔から褒められた経験がない、過去に恋人から裏切り行為を受けたという人は、自信がなく相手に依存しやすいでしょう。
過度な束縛・干渉をする
共依存カップルは、次のような過度な束縛・干渉をすることが多いです。
・連絡するタイミングを決める(例:1時間に1回)
・異性がいる集まりに参加させない
・「どこにいるの?」「何をしてるの?」と逐一質問
・一言でも異性と話したら強い嫉妬心を抱く
恋人にヤキモチを妬くことは誰にでもあります。しかし、共依存カップルは束縛や干渉が行き過ぎており、お互いに縛り合っています。
そのため、周りからは「重い彼女だね」「面倒くさい彼氏だね」などと言われることも少なくありません。
共依存カップルの3つのメリット
強い愛情を感じられる共依存カップルのメリット1つ目は、強い愛情を感じられることです。共依存カップルはお互いを第一に考えているため、真っすぐな愛情を伝えます。
「愛してるよ」「いつもありがとう」などと、素直な感情表現もばっちり。一緒にいるだけで強い結びつきや安心感を抱きます。
嫌なことがあっても乗り越えられたり、頑張ろうと思えたりなど、お互いの存在が日々の原動力になるでしょう。
お互いの理解が深まる
共依存カップルは一緒に過ごすことが多いため、お互いの理解が深まりやすいです。
たとえば、彼氏側が意地っ張りで不器用な性格だとします。口では強気で「気にしてない」と言っても、彼女には「本当は気にしてるくせに……」と理解できます。
一緒にいる時間が長ければ長いほど、言葉がなくてもお互いの気持ちが分かるようになるでしょう。
寂しさや孤独を感じにくい
寂しさや孤独を感じにくいことも、共依存カップルのメリットです。
仕事が忙しくてデートに行けなかったり、一緒にいられる時間が少なかったりすると、寂しさが募ります。不満の原因にもなり、喧嘩につながってしまうこともしばしば。
しかし、共依存カップルは仕事の後や休日など、日頃から一緒にいるため、寂しさや孤独をあまり感じません。
共依存カップルの3つのデメリット
他の人間関係が疎かになる共依存カップルは恋人優先のため、家族や友達などの他の人間関係が疎かになりやすいです。
たとえば、友達と遊ぶ約束をしていても、相手が「寂しい」「行ってほしくない」と言えば断ることも少なくありません。
また、恋人と一緒にいたい気持ちが強すぎて、そもそも遊びの約束をしない……なんてことも。
その結果「最近付き合いが悪い」「彼氏優先で誘いづらい」と思われ、友達との関係が疎遠になってしまう可能性があります。
感情が安定しづらい
共依存カップルは、お互いの言動や態度に一喜一憂するため、感情が安定しづらい傾向があります。
たとえば、相手が落ち込んで帰ってきたときに「何かあったのかな」と考え、自分まで気分がだだ下がりになってしまうなどです。
また、浮気の心配が常につきまとうため、一人でいるときに強い不安に苛まれることも。
一緒にいてもいなくても相手に影響され、疲れ果ててしまうことも珍しくありません。
なかなか別れを決断できない
共依存カップルの最大のデメリットは、なかなか別れを決断できないことです。
喧嘩が続いたり、相手の嫌なところが浮き彫りになったりすれば、別れの選択肢が出てきます。
しかし、共依存カップルは「別れたほうがいいのかな」と思いつつも、いつまでたっても行動に移せません。むしろ「彼には私しかいない」「彼女と別れたら俺は幸せになれない」などと考えがちです。
苦しい状況になっても一緒にいることを肯定するため、関係をズルズルと続けてしまいます。
共依存の関係から抜け出すには? カップルとしての在り方
共依存の関係から抜け出すには、強い気持ちが必要です。この先も一緒にいたいと思うなら、信頼関係を築かなければなりません。
一人でいる時間も大切にし、自分のことは自分で幸せにするという姿勢が重要です。
また、付き合い続けることが難しいと感じたら、離れる勇気も必要になります。相手を強く思う気持ちは大切ですが「異性=今の彼氏(彼女)だけ」と狭い視野で考えるのはNG。
恋人がいてもいなくても、自分の心を自分で満たす努力を積み重ねましょう。
共依存カップルには良いことも悪いこともある
今回は、共依存カップルの特徴や、メリット・デメリットを紹介しました。
共依存カップルは深い絆で結ばれているとも言えますが、脆い部分もあります。「この人しかいない」という思考が、新しいチャンスや出会いを逃す原因になることも。
相手を大切にするのと同時に、自分を大切にすることも忘れないようにしましょう。
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