時代と共に結婚の価値観も変化…現代の若い人が結婚しない理由5選

お金がないから結婚しない

結婚したら、お金は夫婦二人のものになります。夫をおこづかい制にするのか、それとも夫から生活費をもらうのか、あるいは共稼ぎだから生活費は折半にするのかなど、それぞれの家庭によって、金銭管理の仕方は違うでしょう。

しかし、夫婦間でのお金の揉めごとは意外と多いです。その原因のひとつは、独身の頃と同じようにお金を使おうとすることです。好きな洋服やアクセサリーを買い、年に数回旅行をし、休みの日は外食がしたいなどと言っていたのでは、よほどお金持ちと結婚しないと難しいかもしれません。

そのため、自分で稼いだお金は自分で自由に使いたい人は、結婚なんてしないほうがいいと思ってしまうのでしょう。

家事をしたくないから結婚しない

掃除・洗濯・料理の家事全般を苦手とし、それに対する危機感や改善の様子が見られない人。さらに、子供が嫌い、団体行動で協調性に欠けるといった家庭的なイメージのない人は、誰かと共に家族を築いていくのは難しいでしょう。

最初のうちは、誰でも家事は苦手かもしれません。しかし、努力して得意になろうという姿勢があるなら、結婚して幸せになれるでしょう。

反対に、家の中は足の踏み場もないくらいゴミだらけ、料理は冷凍食品しか出てこない、お風呂もトイレも汚いままでは、結婚相手は家に帰りたくないと思ってしまうでしょう。

家事ができるのと、家庭的かどうかはちょっと違うかもしれません。しかし、家事をこなしてこそいい家庭が築けると言っても過言ではありません。家事が苦手でやりたくないからという理由で、結婚しない人は多いのです。

親戚付き合いが面倒なので結婚しない

結婚をすれば、親戚が増え、人間関係が広がります。また、結婚相手が仲良くしている友達を家に招いたりすることだってあるでしょう。相手の大切な家族や友達との付き合いを嫌がるような人は、結婚って面倒だなと思うでしょう。結婚は家と家との結びつきという考えは、もう古いのかもしれません。

しかし、現実問題として、結婚相手の両親や兄弟との付き合いがうまくできなくてはストレスになるばかりで、幸せにはなれない可能性があります。親戚付き合いが面倒だからという理由で、結婚しない人は多いでしょう。

自分のライフスタイルを変えたくないので結婚しない

結婚したら、独身の頃とはライフスタイルが大きく変化します。独身の頃は、自由に自分だけの時間を過ごすことができますが、結婚をしたら相手のためにいろいろとやらなくてはいけないことが出てきます。

そんな面倒なことをするのは嫌だから結婚したくないと思う人も多いでしょう。休みの日は、自分の好きな映画を観に行ったり、趣味を思う存分楽しんだりしたいのに、結婚したら溜まっている洗濯をしたり、掃除をすることに追われるかもしれません。

仕事帰りは友達と食事をしたり、飲みに行ったりしたいと思っているのに、結婚したら、そんなことも自由にできなくなる可能性は大いにあります。とにかく、自由でいたい。そんな理由で結婚から遠ざかってしまう人は少なくありません。

実家から出るのが嫌で結婚しない

居心地のいい実家から出たくないことも、結婚しない理由のひとつです。かつては、いい歳になっても結婚せずに実家にいることは、肩身が狭くなるという考えが一般的でした。

そのため、結婚適齢期を迎えた人には、親や親族からお見合いの話がきて、結婚を急かされるケースが多かったのです。しかし、時代は変わり、子どもを手放したくないと考える親が多くなるとともに、子どものほうも、どこよりも落ち着くしマイペースに過ごせる実家から離れられないケースが増えています。

未婚女性や未婚男性が増えたのは、このような時代の変化の影響も大きいのです。たしかに、実家にいれば、ご飯は親が作ってくれたり、洗濯も親がしてくれたりと何かと楽です。

また、親が高齢になるにつれて、自分が面倒を見なくてはいけないと思う人も多くなるでしょう。そうなると、ますます実家から離れられなくなり、結果的に結婚しない人が増えていくのです。

自分の両親と同居をしてくれる相手となら結婚してもいいと思う人もいるかもしれません。しかし、そんな人は稀でしょう。

おわりに

時代の移り変わりとともに結婚に対する価値観が変わった現代では、結婚しないことも一つの選択肢になっています。結婚しないことは決して珍しいことではなく、一つの生き方として支持され始めているのです。大切なのは、自分が本当は結婚したいのかしたくないのか、きっちりと見極めること。

周りが結婚していくから、周りの人から結婚を進められるからといって、したくもない結婚をする必要はないのです。決めるのは、あなた自身です。