男性が「音信不通」にする理由6つ

「なんの前触れもなく彼氏から連絡が返ってこなくなった……」というケースがたまにあります。

突然の音信不通に対し、「思い当たる節がないし、どう対処すればいいか分からない……」と悩む女性もいらっしゃるのではないでしょうか？

今回は、彼氏が音信不通になる原因や対処法について解説します。

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■音信不通とは？

最初に、恋愛における音信不通とはどのような状態なのか、簡単に説明します。

・前日まで普通に話したり、やりとりをしたりしていたにもかかわらず、次の日から連絡をしても返ってこなくなった

・様子伺いの連絡をしても、既読スルーもしくは未読スルーされてしまう

・なぜ連絡が返ってこないのか分からないし心当たりもない

以上に該当するのが、「音信不通」です。

ポイントとなるのは、前触れもなく連絡が返ってこなくなるという点です。

■音信不通になったと判断できる期間って？

何日程度連絡が来ないと「音信不通」に該当するのか。

これは、人それぞれ連絡に対する概念が違うので、1週間だという人もいれば、1カ月という人もいます。

ただ、個人的見解としては、毎日連絡を取り合っている間柄なら、1～2週間。

3日～1週間に1度連絡を取り合っている間柄なら、1カ月が音信不通の目安になると思っています。

ただ、これはあくまでも僕の目安なので、普段の連絡頻度や親密度によって、音信不通の期間が人それぞれ変わるといっていいでしょう。

■彼氏が音信不通になる原因

ではここからは、彼氏が音信不通になる原因として考えられることは何かをお伝えします。

心当たりがないか、確認してみましょう。

◇（1）彼女と別れたいから

いわゆる自然消滅狙いのパターンです。

別れ話をするのは労力を使うし、別れたくないと言われても困るから、それが嫌で音信不通にするというわけです。

◇（2）彼女に対して「なんか違う」と思ったから

（1）のパターンと似ていますが、交際期間が1～3カ月の関係で起こりやすい現象で、音信不通の中ではこれが圧倒的に多いパターンですね。

「いいな」と思ったから、ノリと勢いで付き合ってはみたけれど、「あれ？　なんか違うな」と思ったので、別れ話をするのが面倒だから音信不通にするというわけです。

◇（3）溜まったストレスが爆発したから

これは、彼女である女性に対し、我慢し続けていたことがあるけれど、それに耐えきれなくなってしまったケースですね。

この場合、表面的には彼女と普通に話したりやりとりしたりすることができていたので、本人には我慢していたという自覚があまりなかったという背景がよくあります。

それが、ひょんなことをきっかけに爆発し、「もう顔も見たくないし、連絡も取りたくない」という嫌悪に変わり、音信不通になるというわけです。

◇（4）仕事が忙し過ぎるから

彼氏から音信不通にされた女性が、一番に考えるケースになるのですが、残念ながらこのパターンはまれです。

なぜなら、いきなり連絡が取れなくなるぐらい急に忙しくなることなんてほとんどないですし、忙しくなる時は何らかの前触れが必ずあるからです。

このパターンがあり得るのは、元々仕事が忙しかった人が、キャパシティーを超える仕事量を抱えてしまい、彼女に連絡するのを後回しにしてしまったことで起こる音信不通ですね。

◇（5）メンタル面が不調だから

このパターンもまれなケースになるのですが、彼氏のメンタル面が不調で起こる音信不通も考えられます。ただ、このパターンにも必ず何らかの前兆があります。

その前兆が分からないのだとしたら、それだけ彼氏のことをちゃんと見ていなかったか、彼氏が弱みを見せたくなかったかのどちらかです。

◇（6）好意の温度差があり過ぎたから

これは、彼氏は彼女のことをそれほど好きじゃないけれど、彼女はものすごく好きという場合に起こる音信不通です。

なぜそれが音信不通につながるのかというと、彼女からの好意と彼氏の彼女に対する好意に温度差があり過ぎて、それに応えられない罪悪感から逃げたくなる、というわけです。

これは、まれなようで、案外めずらしくないケースです。

■音信不通になりがちな男性の特徴

続いては、音信不通になりがちな男性の特徴について解説します。

こちらも原因と同じように、彼氏に当てはまるところがないかチェックしながら読んでみてください。

◇（1）自己中心的な男性

多くの場合、音信不通になる理由は「別れたい」「なんか違う」という感情が根本になっていることがほとんどです。

なので、その感情が生まれて、実際に音信不通にできる男性のほとんどは自己中心的です。自分のことしか考えていないから、相手の気持ちなんて考えることなく行動できるんです。

音信不通にされた側の人が、どんな気持ちになるかまで考え至らないのですね。

◇（2）本音が言えない

普段から本音が言えない男性だと、彼女に何か言いたいことがあったのだとしても、言えない場合が多いです。

そういう男性にとって、別れ話やそれ以外の大事な話をすることは、ものすごくハードルが高い行為になるので、できればしたくないと考えることがよくあります。

それが、音信不通につながるのですね。

（1）のパターンと同様に、このような男性も自己中心的だといえますが、普段から思っていることが言えず、音信不通にする男性の多くは、被害者意識が強い傾向があります。

なので、音信不通にする理由も「これはしょうがないことだ」「俺は悪くない」というように、自分を正当化する場合がよくありますね。

◇（3）打たれ弱い

（2）のパターンに該当する男性には「打たれ弱い」という性質を持っていることも多いですが、思っていることは言える方だけど、挫折経験が少ないという男性も実は打たれ弱いです。

例えば、仕事で大きなミスをして上司からこっぴどく怒られて、次の日から出勤しなくなる。都合の悪いことを誰かに指摘されたが、自分と向き合うのが嫌だから指摘してきた人のせいにして縁を切るなど。

打たれ強い人からすると考えられないような場面や理由で、打たれ弱い男性は逃げるのです。

◇（4）無理をし過ぎる

これは、音信不通にする男性の中でも「仕事が忙し過ぎる」「メンタル面が不調」というパターンに該当する特徴になりますが、いつも頑張り過ぎてしまう人は、自分の限界を自覚していない場合がよくあります。

こういった男性は、明らかにキャパシティーオーバーしているのに頑張り続けることが多く、物事の優先順位を決めたり、休むことに罪悪感があるため、自ら休暇を取ったりするのも苦手です。

また、蓄積されたストレスが相当なものになっていることを自覚していない場合もよくあり、特に仕事の場面で、自分で自分を追い詰めるような働き方をしているケースが見られます。

■音信不通になってしまった時の対処法

それでは最後に、何度か連絡しても返信が来ない場合、どのように対応することが望ましいのか解説します。

◇「連絡が欲しい」「理由が聞きたい」と素直に伝える

音信不通になった場合、よくある恋愛コラムでは「様子伺いの連絡をしましょう」と書かれています。しかし、何度も連絡をして返ってきていないのに、この方法を繰り返し実践しても意味がありません。

なぜなら、もしそれで連絡が返ってきたとしても、何の解決にもなっていないからです。

相手からしたら「比較的返しやすい連絡が来たから返しただけ」「何度も連絡が来るからとりあえず返事をしておいた」などただの気まぐれであり、そこに音信不通にした理由も謝罪もないのであれば、また同じことをほぼ確実に繰り返すはずです。

なので、何度も連絡して返ってこない場合は、次のように伝えてみるといいでしょう。

「何度も連絡してごめんね。

もしかして連絡できない事情があったり、本当は話したいけど話せなかったりすることがあるのかな？

原因がもし私なんだったら、ちゃんと直したいと思うし、他に事情があるんだとしたら、言ってくれないと分からないから、教えてもらえるとうれしい。

言いづらいことを言わせるのだとしたら本当に申し訳ないけど、連絡が途絶えた理由が本当に分からなくて、どうしたらいいか毎日悩んでるんだ。

あなたの事情が分からないから一方的になってしまったけど、時間がある時で構わないので、連絡がほしいです」

このように送って、それでも連絡が返ってこないのであれば、彼氏である男性が、不誠実な人間だったということが証明されます。

そこにどんな理由があったとしても、音信不通にしていい理由にはならないし、もし彼女に隠しておきたい事情があるのだとしたら、その時点でろくでもない人間の可能性が高いです。

「別れ話ができない人間にろくな奴はいない」と言われたりもしますが、これは本当なんですよね。

人の本性って、別れ際に出るものでもあるので、その人が元からそういう人間だったということが、音信不通によって明らかになっただけです。

◇「理由」の説明と「謝罪」はしてもらうこと

また、上記のように送って返信が来たからといって、そこに音信不通にした理由と謝罪がないのであれば、まだ浮かれてはいけません。

特に、送った内容に何も触れず「おはよー」「元気？」というように、音信不通をなかったことにするかのような返事がきた場合、そこでなあなあにすると、また相手は同じことをいつか繰り返すので、理由ははっきりさせた方がいいです。

「言いづらいかもしれないけど、私が送った内容をなかったことにしないでほしい。お願いだから、どんな理由があったのか説明してくれないと、今まで通りの関係ではいられないよ」と。

そこで、うやむやにしたり、また音信不通にしたりするような男性であれば、遅かれ早かれ別れるべき相手だったということですし、付き合っていても良い関係を構築することは不可能です。

逆に、相手からちゃんとした理由と謝罪の言葉があれば、話し合いの機会を設けましょう。

◇共通の友人に力を借りても最後は二人で話し合いを

皆さんが思いつく方法として、共通の友人に彼氏の状況を聞いてみるというのもあるでしょう。

しかし、たとえそれで相手の状況がなんとなく分かったとしても、最終的には彼氏本人から音信不通にした理由と謝罪の言葉をもらわないことには、そこから良い関係を築くことは難しいですし、また音信不通にされてしまう可能性大です。

二度と音信不通にされたくないのであれば、どのみち連絡が返ってきてからの話し合いは必要不可欠です。

■見切りをつけることも大切

前述したように、人の本性は別れ際に出るものでもあります。

音信不通にして自然消滅を狙う男性は、「元々逃げ癖がある」「人と向き合うことができない」「自分が悪者になりたくない」という本性があるといっても過言ではありません。

これは相手の責任と問題であって、あなたには関係がありません。

そこにどんな背景や事情があったとしても、音信不通にして自然消滅を狙うような行為は望ましくないのです。

これまでどんなに仲が良かった関係だったとしても、音信不通にして一向に連絡を返してくれない人なのであれば、その相手と関係を続ける方法を考えるより、見切りをつけることを視野に入れた方がいいでしょう。

（藤本シゲユキ）

※画像はイメージです

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