小栗旬「映画にはない部分の大変さもきっといっぱいあった」モデルとなった本人から手紙【フロントライン】
2025.06.13 18:45
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俳優の小栗旬と松坂桃李が13日、都内で行われた映画「フロントライン」初日舞台挨拶に、共演の池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、メガホンをとった関根光才監督、プロデューサーの増本淳氏とともに登壇。演じた役のモデルとなった人物からの手紙を受け取った。
小栗旬「フロントライン」モデルとなった人物からの手紙に感動
本作は、世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品で、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」を舞台に、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちの姿を描く感動の物語。イベントでは、各自のモデルとなった人物からの手紙をMCが代読し、それぞれが感想を語るという企画が行われ、小栗が演じたDMATの指揮官・結城英晴のモデルとなった神奈川DMAT調整本部長(当時)の阿南英明さんから「5年前、苦しくて苦しくて、早く終わりたい、早く忘れたい、そんな思いでした。急に悲劇に見舞われた人たちを放置できない、できることはしたいと思いましたが、世界中から注目されて現場、組織、政治、マスコミ、世間との間で信念がぐらつくこともあったのは事実です。でも撮影現場で小栗さんの後ろ姿を見たとき、完成した映像を見たとき、何度も涙をしました。小栗旬さんが演じてくださった絶対のヒーロー像ではない結城は、心から共感できます。本当に素晴らしい小栗DMATが改めて本当の勇気を呼び戻してくれました。再び危機に直面したときに大切な仲間と逃げずに最善を模索しようと思います。感謝」とのメッセージが送られると、小栗は「すてきなメッセージをいただきまして本当に嬉しいです。みなさんは本当にこの映画の中の戦いを5年前にされていたと思いますし、映画にはない部分の大変さもきっといっぱいあったでしょうし、それを乗り越えられて今があって、今もDMATのみなさんが活動されているので、今後もご自分たちも無事でいていただきながら、いろいろな災害に向き合っていっていただきたいなと思います」とエールを送った。
松坂桃李「この役をやれてよかった」
また、松坂が演じた医政局医事課の役人・立松信貴のモデルとなった厚生労働省医政局救急・周産期医療等対策室長(当時)の永田翔さんと、厚生労働省医政局保健医療技術調査官(当時)の堀岡伸彦さんから「官僚はいろいろな映画で悪役として描かれがちですが、ほとんどの官僚は人の役に立ちたくて役人になったと思っています。スクリーンには映りませんが、当時、実際には私たち厚生労働省とDMATだけではなく、自衛隊や警察、国土交通省、医師会の方々など、みんなが役に立ちたくて、大袈裟ではなく命懸けで頑張っていました。ルールを変える。そんな立松の行動の裏側には、本当は多くの人の地道な準備や調整があります。実際にはクールな立松のようにスムーズには行かず、現場の私は何度も『なんとかお願いします』と頭を下げていたことを思い出します。次の健康危機のときも、きっと私たちはフロントラインに立つはずです。『お願いしたのは厚労省ですから』と立松のようにさらっと言えるように、次のフロントラインの責任も果たそうと、この映画から力をもらいました。立松、本当にありがとう」とメッセージが寄せられると、松坂は「本当に嬉しいですね。堀岡さんたちがお手紙でおっしゃっていたように、何か1つのことを決めるのってすごく大変で、いろんな根回しが必要なんですけど、このお二人の粘り強さがあったからきっと物事がスムーズに進んで、目の前にある命を救うことができたんだなと思うと、この役をやれてよかったなと改めて感じますね」としみじみと語った。そして、最後に映画を見た観客へメッセージを求められた小栗は、増本プロデューサーと関根監督に感謝の言葉を送り、「この映画って医療ものか、あの日のコロナか、みたいなことで敬遠されている方たちもいたりするかもなと思ったりするんですが、勇気をもらえる映画になっていると思いますし、明日からの生活が少し違う色になって過ごしていけるような1つの映画体験ができる作品になっているんじゃないかなと思います」と仕上がりに自信をのぞかせ、「ぜひみなさんいろんな方たちに届けていってほしいなと思いますし、この映画がみなさんの勇気となって明日に繋がっていったら嬉しいなと思いますので、この作品をどうぞよろしくお願いいたします」とアピールした。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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