

山寺宏一、永尾柚乃の“フラダンス演技”に感銘「声のお芝居なのにちゃんと振りも覚えてからやったんだ!」<リロ&スティッチ>

2002年にアメリカで劇場公開され、その後日本を含む世界各国で大ヒットを記録。今もなお世代を問わず多くの人々に愛され続けているディズニーの人気アニメーション作品を実写化し、全米2週連続No.1の大ヒットを記録している映画「リロ&スティッチ」が、6月6日に全国公開された。このほど、今作の日本版声優を務める永尾柚乃と山寺宏一にインタビューを行い、実写版の印象や作品の見どころなどを聞いた。
同作は、ハワイのカウアイ島を舞台に繰り広げられる感動のハートフル・ファンタジー。主人公の少女・リロと姉・ナニの姉妹を軸に、“オハナ(家族)”の大切な絆を描く。日本版では永尾がリロの声を、ディズニープラスで配信中のアニメーション版に続いて山寺がスティッチ役で共演するほか、ME:IのMOMONAがナニ役、Travis Japanの中村海人が姉妹を見守るデイヴィッド役で参加している。
“スティッチ”ブームで「グッズを持っている人が多かったですね」
――アニメーション版が公開されたときには“スティッチブーム”が巻き起こりました。スティッチの声を担当された山寺さんは当時の現象についてどう思われていましたか?
山寺:2002年って、かなり前の話ですから。当たり前だけど、柚乃ちゃんはまだ生まれていないよね?
永尾:私は2016年に生まれました。
山寺:そうかぁ、だいぶ後なんだね。僕もそんなに詳しいわけではないんだけど、当時ディズニー関連のショップにスティッチのものがたくさん並んでいました。女子高校生くらいの年代の方々を中心にグッズを持っている人が多かったですね。
――確かにグッズを持っている人が多かったですよね。
山寺:何がすごいって、日本のアニメ会社が作るスティッチのシリーズができたくらいですから。それも1シリーズだけじゃなくて続編も。そのスティッチには英語版がないですから。僕がやっているバージョンしかない。それができるってすごいことですよね。世界中で見られているかどうかはわからないけど、日本で大人気だった証拠ですよね。おかげでお仕事をいっぱいさせていただきました(笑)。
永尾:私は公開されたときにはまだ生まれていませんでしたが、ディズニープラスに入っていて、スティッチのシリーズは全部見ました。
山寺:これは、これはありがとうございます。ユウナ(CV:くまいもとこ)が出てくる沖縄での話(※「スティッチ!」シリーズ/ディズニープラスで配信中)は日本で作っているんだよ。
永尾:ハワイと沖縄って結構似ていますよね?
山寺:そうなのよ。僕はどっちも好き。
永尾:私も大好きです!
永尾「すごく楽しかったです」
――今回出演された実写版の印象はいかがですか?
山寺:柚乃ちゃんは初めて(リロの声を)やるわけですもんね。
永尾:初めてでしたけど、難しいとか苦労したということはあまりなくて、すごく楽しかったです。
山寺:素晴らしい!
永尾:実写のスティッチはモフモフしていてかわいいですし、リロの周りに流されないところもいいなと思いました。
山寺:スティッチのモフモフ感は本当に生きていて、すぐそこにいるような感じがしたし、きっと皆さんにも同じように感じ取ってもらえるのかなと。リロとナニという姉妹の話を中心に家族と愛の物語が展開されますし、役者さんたちも本当に素晴らしい。とても胸に迫るものがあって、僕は序盤のシーンで泣けてくるくらいでしたね。ハワイのカウアイ島で撮影したということで、きれいな風景がふんだんに盛り込まれています。
永尾:海も街並みもきれいだし、全部が見どころだなと思います。
永尾「お姉ちゃんがすごく欲しかったんです」
――リロ、スティッチ以外のキャラクターも個性豊かですよね。リロの姉・ナニはMOMONAさんが、姉妹を見守るデイヴィッドは中村さんが声を担当されています。
永尾:私は一人っ子なのでお姉ちゃんがすごく欲しかったんです。今回、MOMONAさんがお姉ちゃん役だったのですごくうれしかったです。
――そういえばトゥトゥ役のエイミー・ヒルさんが、日本版声優の渡辺えりさんに似ていると話題になっていました。
山寺:そう、僕もびっくりしました。「えりさん、出ているの?」って(笑)。えりさんとはこの後(の完成披露試写会で)初めて会うんだよね?
永尾:そうです。
山寺:トゥトゥさんがいるって思うよ。えりさんのほうが若々しいけど。
永尾:お会いするのが楽しみです。
山寺:他にもすてきな方たちばかりで。ジャンバ博士役の長谷川(忍)さんも、アニメーション版に引き続きプリークリーの声を担当している三ツ矢(雄二)さんも素晴らしい。博士やプリークリーが人間に変身してリロたちの前に現れる設定は実写ならではでいいですよね。あのままエイリアンみたいな格好で歩いていたら恐ろしいもんね。
永尾:はい(笑)。
山寺、永尾のアフレコ方法にビックリ
――リロがフラダンスを踊りながらしゃべるシーンも印象的でした。
永尾:あのシーンは本当に踊りながら録ったんです。
山寺:声のお芝居なのにちゃんと振りも覚えてからやったんだ!
永尾:先生に教えてもらいながらやりました。踊ることが大好きで!
山寺:そうかぁ、ダンスには自信があるのね。
――では、あらためてこれから見る方にメッセージをお願いします。
永尾:リロはスティッチみたいにはしゃぐことが好きだし、暴れん坊みたいなところもあるけど、周りには絶対流されない女の子。スティッチに対して「おりこうにしなさい!」と叱ったりして、大人になったりするところも見どころだと思います。
山寺:なぜかスティッチもリロの言うことは聞くという。ちょっとお姉ちゃんみたいになるよね。
永尾:スティッチも愛を分かってくるんですよね。“オハナ”の絆を知っていくんです。
山寺:見る人それぞれ好きなところを見つけてもらえたらそれでいいかなと。とにかく見ていただいて、あとは自由に感じてもらえたらと思います。
――ちなみにリロは動物が大好きで、永尾さんは何か動物を飼っていますか?
山寺:確かに、リロはニワトリを外に逃がしたり、魚にサンドウィッチをあげたり、生き物全部が好きだよね。柚乃ちゃんはどう?
永尾:私も大好きで、ワンちゃん2匹とカメレオン2匹。あとは、メダカ2匹とどじょうも1匹います。
山寺:どじょうもいるの?
永尾:あっ、プレコも2匹います!
山寺:プレコって何?
永尾:コケとかを食べて水槽の中をきれいにしてくれるんです。(※ナマズ科の熱帯魚で、いわゆるクリーナーフィッシュとして人気)
山寺:もうリアルリロだね。本当に動物が好きなんだ。カメレオンを飼っている人に初めて会ったかも(笑)。名前はついているの?
永尾:はい。女の子と男の子で「カメ」と「レオン」です。
山寺:ちょっと待って。気になるんだけど…、絶対メスが「カメ」だよね?
永尾:正解です!
山寺:よかったぁ。「カメ」ちゃんに「レオン」くんね。
永尾:2人合わせて「カメレオン」です。
山寺:素晴らしいね。本当に動物が大好きなリロの気持ちが分かるじゃない。いいコメント引き出したなぁ、僕。プレコは、まだピンときていないけど(笑)。
◆取材・文=小池貴之
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