「爆泣き」「涙でぐしょぐしょ」映画『リロ＆スティッチ』実写ならではのリアリティーある“家族愛”に号泣の声

2025.06.07 07:10

ディズニーの実写映画「リロ＆スティッチ」が6月6日より劇場公開スタート。日本に先駆けて5月23日に公開された本国アメリカでは2週目で興行収入累計2.8億ドル(※日本円で約400億円)を越え、世界では6億ドル(※日本円で約870億円)を突破する話題作だ。“家族(オハナ)”の絆を描いた本作について、日本の観客からは「爆泣き」「涙でぐしょぐしょ」などの感想がSNSに寄せられている。(以下、一部内容に触れています)

「リロ＆スティッチ」とは

実写映画「リロ＆スティッチ」は、2002年に公開されたアニメーション「リロ＆スティッチ」(ディズニープラスで配信中)を実写化した作品。ディズニーとしては2025年3月に公開された「白雪姫」に続くアニメーション作品の実写化となる。

「リロ＆スティッチ」が描くのは、両親を亡くした少女・リロと姉のナニ、そして暴れん坊のエイリアン・スティッチの奇跡の出会いと、“オハナ(家族)”の絆。美しいハワイの島を舞台に、愛を失くした姉妹と、愛を知らないエイリアンが家族になっていく感動のストーリーは観る者に大切な家族の存在を教えてくれる。

日本語吹替版の声優は、リロを子役の永尾柚乃が、ナニをMOMONA(ME:I)が務め、リロとナニ姉妹をあたたかく見守る青年デイヴィッドを中村海人(Travis Japan)が担当。スティッチ役はアニメーション版から山寺宏一が続投する。

“実写ならでは”のリアリティーある家族愛に「涙でぐしょぐしょ」の声

海外での評判の高さやアニメーション版「リロ＆スティッチ」の根強い人気により、日本でも公開前からSNSなどで「実写化ありがとう！」「予告編で泣ける」「スティッチもリロも可愛すぎ」と話題になっていた本作。

日本での公開を迎え、観客からSNSに投稿された感想で目立っていたのは本作のテーマである家族愛について。「ナニが必死に家族を守ろうとする姿に感情移入して号泣」「改めて家族(オハナ)の大切さ、有難みを実感しました」などのコメントが寄せられている。中には「途中で涙拭くの諦めるくらい泣いた」「涙でタオルぐしょぐしょ」という声も。

今回の実写版は、“まだ18歳のナニが親代わりとして幼いリロを育てることは非常に困難である”という部分について、生身の人間が演じるからこそ、より現実的な問題として伝わってくる。

プロデューサーを務めるジョナサン・アイリックは、本作について「私たちの世界が舞台となった数少ないディズニー映画の一つであるこの物語とキャラクターの苦悩、ドラマ、心を人間の俳優を通して表現したかった」「問題が非常に現実的でリアルだからこそ、スティッチという一見してファンタジーなキャラクターが登場したとしても人々はこの物語に共感するんだ」と語っており、その思いが観客に届いたようだ。

実写映画「リロ＆スティッチ」は劇場公開中。

文＝菊池正和

※興行収入はBox office mojo調べ／※1ドル=143円 6月1日時点