『博徒無情』『侠花列伝襲名賭博』など松原智恵子出演作を映画・チャンネルNECOで一挙放送

2025.06.05 11:00

昭和を代表する大スター・松原智恵子。映画・チャンネルNECOでは、そんな松原智恵子の出演作を特集放送する。

松原智恵子とは

1960年、高校在学中に日活が行った「ミス16歳コンテスト」に入賞したことがきっかけで、映画『夜の挑戦者』(1961)に出演し、スクリーンデビュー。

以後、日活は吉永小百合、和泉雅子とともに“日活三人娘”として売り出していき、『明日に向って突っ走れ』(1961)で早くもヒロインに抜擢。その後も『学園広場』(1963)『何処へ』(1964)などの青春映画や、小林旭主演『さすらい』(1962)『関東無宿』(1963)、宍戸錠主演『燃える南十字星』(1962)『拳銃残酷物語』(1964)など多数のアクション映画の相手役を務めた。

日活時代の彼女の転機は、渡哲也が日活に入社して『あばれ騎士道』(1965)でデビューした際のこと。彼の恋人役を務めたことを機に、その後も『真紅な海が呼んでるぜ』(1965)『東京流れ者』(1966)『君は恋人』(1967)など多数共演していった。

さらに1968年『「無頼」より大幹部』に始まる無頼シリーズでは、主人公で一匹狼のやくざ藤川五郎の恋人・雪子を健気に好演。清純派スターとして絶大な人気を誇った。現在も実力派女優として映画やドラマにて活躍中。　

映画・チャンネルNECO『日本映画クラシック』放送スケジュール

『博徒無情』　6月7日(土)朝6:30～、6月25日(水)朝8:00～

松原智恵子が主演した仁侠映画。当時、松原智恵子を仁侠映画の柱として売り出そうと企画されたもので、清純派の松原智恵子が、好きな男のためにやくざの情婦になろうと努力する様がいじらしい。若い博徒・村次に惚れた加代だったが、村次は親分の仇討ちに失敗し入獄してしまう。残された加代は慣れないヤクザの世界で村次の出所を待つが…。

『侠花列伝　襲名賭博』　6月8日（日）朝6:00～、6月17日（火）朝8:00～

『博徒無情』に続く松原智恵子主演の『女侠』シリーズ第二弾。東映における任侠映画の成功を受け、日活は清純派の松原智恵子を仁侠映画の柱として売り出そうとして製作された。『日本残侠伝』で改名した梶芽衣子との共演で描く日活女侠映画。関東のはずれの温泉町を舞台に、ヤクザの世界の義理と掟にもまれながら、ひたすら愛と献身をささげ続ける女と、それをとりまく男の壮絶な対決を描く。