中村ゆり、憧れの井川遥との初対面に後悔「好きな子に話しかけられた男の子みたいな…」

2025.05.22 18:31

女優の中村ゆりが5月22日、都内で開催された映画「平場の月」製作報告会見に、共演の堺雅人、井川遥、でんでん、吉瀬美智子、坂元愛登、一色香澄、土井裕泰と共に出席。井川との初対面を振り返り、赤面する場面があった。

中村ゆり、堺雅人に感謝「学ばせていただきました」

本作は2018年に刊行された朝倉かすみによる「平場の月」(光文社)の映画化。刊行以来、発行部数 20万部を突破。各紙書評で絶賛されるとともに、第32回山本周五郎賞を受賞。中学時代の初恋の相手同士である男女が再会し、惹かれ合うストーリーは、「こんな“大人の恋愛小説”は読んだことがない!」と多くの話題を呼んだ。発売当初から映画化の要望も多数寄せられ、30社以上からのオファーを受け、満を持して映画化となる。

現場での堺の印象を中村は「とにかく堺さんは相手役のことを褒めてくださる方」だと明かし「ひとつひとつお芝居を見ても『こういうのどうやって考えるの？』とか。いや、こっちが聞きたいんですけど！みたいな(笑)」と述懐。「だから私もこういう先輩にならなきゃいけないなっていうことをすごく学ばせていただきました」としみじみ語った。

中村ゆり、井川遥との初対面での反応に後悔

また、井川に関して中村は「吉瀬さんもそうなんですけど、私からするとやっぱりもう憧れの素晴らしい女優さん」と表現。

井川と初めて会ったのがメイク室だったと振り返り「ちょっと思いがけず、私は『すっぴんもきれい』とか心の中で思っていたときに『ずっとお会いしたかったの』って言ってくださった。せっかく言ってくださったのに、そんなことを言ってもらえると思ってなかったから、思春期の初めて好きな子に話しかけられた男の子みたいな『あ、はい』みたいな感じになっちゃって…」と赤面した。

井川は「ちょっと素っ気なかった(笑)」と笑い、中村は「恥ずかしい…と思って、ちょこちょこ思い出して後悔してます」と告白。「本当に二人とも優しくて、共演シーンがすごく多かったわけじゃなかったんですけど、すごくリラックスしていました」と振り返った。

◆取材・文＝山田果奈映