Travis Japan中村海人、メンバーと『リロ＆スティッチ』を鑑賞「見終わった後、みんなちょっとすすり泣きしていました」

2025.05.22 09:57

中村海人(Travis Japan)が、5月21日に都内で行われた実写映画「リロ＆スティッチ」吹替版完成披露試写会イベントに、山寺宏一、永尾柚乃、ME:I・MOMONA、シソンヌ・長谷川忍、三ツ矢雄二、渡辺えりと共に登壇した。

中村海人「どういうふうに声に乗せたらいいのか試行錯誤しました」

アニメーション版で親しまれてきた「リロ＆スティッチ」(2002年※日本では2003年公開、ディズニープラスで配信中)を完全実写映画化した本作。愛を知らない暴れん坊のエイリアン“スティッチ”と、愛をなくした一人ぼっちの少女“リロ”。そんな2人の奇跡の出会いを美しいハワイのカウアイ島を舞台に描かれるハートフル・ファンタジーとなっている。

吹替版でリロの声を演じるのは永尾、スティッチは山寺。両親を事故で亡くし、リロの親代わりをしている18歳の姉ナニをMOMONA、そんなリロとナニ姉妹を優しく見守るハンサムな若者“デイヴィッド”を中村が演じている。

中村は「デイヴィッド役を演じさせていただきました中村海人と申します」とあいさつし、「『リロ＆スティッチ』は子どもの頃からずっと大好きな作品だったので、大人になって、こうして自分の声が作品の中に入ることをすごくうれしく思っています」と喜びを語った。

吹替を担当したデイヴィッドについては、「すごくハンサムですし、海でサーフィンをしているので体つきが僕と似てない部分があるんですけど、その体つきとか溢れ出る優しさを、どういうふうに声に乗せたらいいのか試行錯誤しました。あとは滑舌とか、見てくださるみなさんが聞き取りやすいようにしゃべるように心がけました」と演じる上で気をつけたことも明かした。

永尾の願いに「いつでも歌いましょう！」と乗り気な中村

作品で描かれているのは“オハナ”の絆の大切さ。“オハナ”はハワイ語で家族を意味する言葉で、血のつながりだけでなく、家族のような絆で結ばれた大切な関係のことも指している。中村は「“オハナ”の絆というのは、僕もグループで活動させていただいてるので、映画を見た時にすごく共感できる部分がありました」と話し、「グループのメンバーとも見たんですけど、見終わった後、みんなちょっとすすり泣きしていました。メンバーも感動してくれて『もう一回見に行きたい』って言ってくれたので力強く推しておきました。『もう一回見にいってくれ！』って」と、Travis Japanのメンバーたちの反響も明かした。

Travis Japanは日本版エンドソングアーティストに起用され、エルヴィス・プレスリーの名曲「バーニング・ラヴ」を歌唱している。中村は「Travis Japanで歌わせていただいているので、そちらも楽しみにしていただけたらうれしいなと思います」と伝えた。

リロ役の永尾から登壇している日本版キャストに向けての感謝の手紙がサプライズで読み上げられた。中村には「中村さんへ　おたんじょうびの時はあまりお話しできませんでしたが、今日また会えてうれしかったです。こんどバーニング・ラヴをいっしょに歌えたらうれしいですっ」というメッセージを伝え、スクリーンに自筆の手紙が映し出された。

手紙に感動した中村は「いつでも歌いましょう！　何だったらTravis Japanを連れてくるので、いろんなSNSとかに載せちゃいましょう！」と前向きな提案をするが、永尾は遠慮がちに「良かったです。お忙しいと思うので、スケジュールが空いている時にお願いしたいと思います」と返答。

それを聞いた中村が「そんな大人の対応しないでよ(笑)。いつでも行くから呼んで！」と呼びかけると、永尾は「ありがとうございます！」とにっこり笑顔を見せた。

実写映画「リロ＆スティッチ」は6月6日(金)より全国劇場にて公開。

◆取材・文＝田中隆信