NEWS・加藤シゲアキ、監督作でW主演のAぇ! group・正門良規の役作りを称賛「寝ずに3日間過ごした」

2025.05.07 09:50

NEWSの加藤シゲアキ、Aぇ! groupの正門良規が、5月5日に都内で開催された「MIRRORLIAR FILMS Season7」の舞台あいさつに登場。加藤が正門の役作りを称賛する場面があった。

加藤シゲアキは「SUNA」で監督＆主演

「MIRRORLIAR FILMS」は、クリエーターの発掘と育成を目的として、映画製作のきっかけ、そしてその魅力を届けるために生まれた短編映画製作プロジェクト。年齢・性別・職業・ジャンルを問わず、メジャーとインディーズを融合させながら、自由で新しい映画製作に挑戦してきた。

加藤シゲアキが監督を務めた「SUNA」は、愛知・東海市で発生した「砂」によって窒息死するという奇妙な事件の真相に迫るべく、捜査を続ける刑事の狭川(加藤シゲアキ)と遠山(正門)の姿を描く。

加藤シゲアキは正門について「共演はしていなくて、僕が一度書いた舞台脚本の主演を務めてもらったんですね。なので、僕のせりふを一番読んでる、ひと月僕のせりふを読み続けてくれた唯一の後輩です。僕はある程度脚本を書いてから、誰にしようかなっていうところでキャスティングを考えるんですけど、断られたくないので、断られなさそうなやつにしました」とニッコリ。

「そんな理由やった？断りませんけど(笑)」とツッコミを入れた正門は、「めちゃくちゃうれしかったですね。初めて舞台でご縁を頂いたときとかは、本当に経験がなくて、結構加藤くんにご心配をおかけしたところもあったので。(Aぇ!groupとして)デビューっていうのを経て、成長したところを見せたいっていう欲もあったので、断るっていう選択肢は一つもなかったです」と振り返った。

正門、先輩を乗せて運転という状況に「やめてくれと(笑)」

先輩との共演については「妙な緊張感はやっぱりありましたね。それこそ運転するシーンとかが冒頭にあったと思うんですけど…僕のファンの方はご存じなんですけど、ペーパードライバー(笑)。5年ぐらい運転してなかったんですよ。久々に運転するってなって、助手席に加藤くんが乗るんですよ。やめてくれと思って(笑)」と、ペーパードライバーにもかかわらず先輩を横に乗せて運転するというシチュエーションに緊張した様子。

それに対し、加藤シゲアキは「やめてくれはこっち(笑)」とツッコミつつ、「衣装合わせでしか会えなかったんですけど、そこで話したことを次の撮影でつかんできてくれたし、すごく役作りをして、寝ずに来たんだっけ？クマを作るっていう理由で寝ずに来たみたいで。そうやって寝ずに3日間過ごしたので、最後の日は爆睡してました。空き時間に部屋を間違えて、一回正門の楽屋に入ったら、死んだように寝てて。ごめん！と思って。緊張感を与えてしまったなと思うんですけど、その役作りが功を奏して緊張感につながったと思うので。運転だけ今後また練習しておいてもらって」と労っていた。

また、今後も映画製作に取り組む予定なのか問われると、加藤シゲアキは「10代のときにすごく映画にハマって、映画ばっかり見てて。映画の脚本に興味が出てっていうところから、映画の脚本を勉強したことがきっかけで、小説を書くようになったんですね。映画がなかったら僕は小説を書けなかったので、そういう意味で言うと、逆に原点に立ち返らせてもらったなと思いますし。いざ自分で撮ってみても映画が好きだなっていうのは実感しましたので。機会があればという形ではございますけど。実感しました。あらためて、映画愛を」と話した。

この日は加藤浩次(監督)、雛形あきこ(出演者)、阿部進之介(プロデューサー)、山田孝之(プロデューサー)、公募選出監督の坂本ショーン監督、武田成史監督、香月彩里監督も出席。

なお、「MIRRORLIAR FILMS Season7」は5月9日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで2週間限定劇場公開。5月16日(金)からはLeminoで順次独占配信される。

◆取材・文=岸豊