

高校卒業以来初の制服姿を見せた中山ひなの「コロナ禍での修学旅行も今思えば青春」

2018年にオムニバス舞台「迷子の二人」で主演を務め女優デビュー、2023年に上京して活躍の場を広げる中山ひなの。「さっちゃん、僕は。」(2024年、TBS系)、ドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」(NHK総合)など話題作への出演が続く中、初めて出演する長編映画「6人ぼっち」が5月2日(金)より公開される。そこで、初の長編映画への意気込みと、女優としての今後の目標などを聞かせてもらった。
演じた役柄に共感「私自身も、わりと遠慮がち」
――まずは映画「6人ぼっち」に出演した感想をお聞かせください。
高校卒業以来、初めて制服を着たので、違う学生生活をした延長線上にいるようで楽しかったです。
6人の“ぼっち”のストーリーですが、現場は同世代のキャストばかりで和気あいあいとしていて、とても明るかったです。
みんながそれぞれ明るい子で、女子3人は特に仲良しでした。私は3人の中でも一番年下だったので、三原羽衣ちゃんと鈴木美羽ちゃんには妹のようにかわいがってもらえて、とても楽しい撮影期間でした。
――山田ちえという役柄に、共感する部分はありますか?
ちえちゃんは大人しくて、自分の意見をあまり言えない子なんです。私自身も、わりと遠慮がちというか、俯瞰して見てしまう癖があるので、そこは似ている部分かなと思いました。
それと、陰キャっぽい部分も少し似ているかな。私は陽キャと陰キャのハーフというか(笑)。どちらとも仲良くできるんですよ。
明るくていっぱい喋る子たちの中だと、わりと大人しめですし、陰キャっぽい子たちの集まりになると、自分がはっちゃけて、率先して動くことが多いんですよね。
――空気を読むタイプなんですね。ちなみに、今回は修学旅行の物語ですが、中山さん自身の修学旅行の思い出はありますか?
私が高校時代に修学旅行に行ったときは、ちょうどコロナ禍で遠出ができなかったんです。福岡の高校に通っていたのですが、修学旅行先は大分の遊園地や水族館、温泉でした。
遊園地をすごく楽しみにしていたものの、残念ながら土砂降りの日で、せっかくかわいい私服を選んできたのにみんなカッパを着ることになって…(苦笑)。
絶対に乗りたいねって友達と話していたジェットコースターも運転中止になっちゃうし、びしょ濡れになりながら園内を回りました。
当時はすごいショックだったんですけど、今思えばこれも青春なのかなって。仲良しの女子3人組で回って、楽しみました。
「演じながら感動していました」印象に残るシーン
――今回は初の長編映画でしたが、ドラマの現場との違いを感じた部分はありますか?
「6人ぼっち」は映画ですが、ドラマ的な要素の強い作品だなと感じました。間にくすっと笑えるような、コメディーに振ったシーンもありつつ、感情の描写もしっかりとあって、そこのテンポ感をみんなで話し合いながら作ったので、バランスのよい作品になっていると思います。
6人もメインキャラクターがいると聞いたときは、ちょっと多いんじゃないかなと思ったんです。でも、それぞれのキャラクターが分かりやすいですし、すぐに理解できるので、登場人物の数の割にすっとお話が入ってくるなと感じています。
――印象に残っているシーンはありますか?
予告にもある、6人で走るシーンです。青春を過ごしてこられなかった6人が、やっと青春を感じられるシーンは、演じながら感動していました。
ずっとバラバラだったのに、6人がひとつになる瞬間に見えて…すごく好きなシーンです。
目標は日本アカデミー賞!方言&サッカーの作品にも興味
――女優として、今後の目標を教えてください。
日本アカデミー賞を見て、あの舞台に絶対に立ちたいなと思いました。これからたくさんの作品に出演して経験を積んで、ゆくゆくはリアリティーのある作品や社会派の作品などにチャレンジしてみたい気持ちが強まっています。
――昨年20歳を迎えて、直近の目標はありますか?
九州出身なので、九州に関わる作品に出演して、方言を活かした役柄に挑戦したいです。佐賀弁は生まれ育ってずっと聞いていましたし、高校が福岡だったので博多弁も話せるんです。
それと、学生時代はサッカーを習っていたので、サッカーが題材の作品にも出てみたいです。
――サッカーは何歳から始めたのでしょうか?
小2から始めました。兄の影響と、昼休みに一緒にボールを蹴っていた幼なじみがサッカースクールに通い始めて、どんどんうまくなるのが悔しくて(笑)。ポジションはサイドでした。幼なじみに負けないように頑張っていましたね。負けず嫌いの性格は今も健在です。
――最後に、「6人ぼっち」を鑑賞する方や、気になっている方へ向けてメッセージをお願いします。
学生を経験した全世代に刺さる映画だと思います。それぞれが少しずつ勇気を出して…半歩くらいのちょっとした歩みを、互いが受け入れ始めるところから、修学旅行を通じて6人がだんだんつながっていくストーリーになっています。
高校生だけでなく、大人にも楽しんでいただける作品になっています。バラバラだった6人が、最後は一つになっていく過程には、誰もがきっと胸が熱くなると思います。
◆取材・文=イワイユウ
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