菊池風磨が大森元貴の板についた役者っぷりを回顧「うそつかれたなっていう気持ち」

2025.03.18 12:47

菊池風磨が3月17日、都内で開催された「映画『#真相をお話しします』完成披露舞台あいさつ～#映画の完成をお披露目します～」に、Mrs.GREEN APPLE・大森元貴、中条あやみ、岡山天音、福本莉子、伊藤健太郎、柳俊太郎、田中美久、齊藤京子、原嘉孝、伊藤英明、豊島圭介監督と共に登壇した。

ネタバレ厳禁で登壇者たちが何も明かせない

映画「#真相をお話しします」は、結城真一郎の同名小説を映画化したもので、前代未聞のゴシップ暴露系エンターテインメント。あるビルの警備室で、パソコンの画面をのぞき込む2人の男たち。彼らは、あるチャンネルの生配信を今か今かと待っていた。

生配信暴露チャンネル「#真相をお話しします」。そこで明かされるのは、あらゆるゴシップの真相。有名人の裏の顔、世間を騒がせたあの事件の報道されていない真実…。選ばれし者はとっておきの真相と引き換えに観衆からの投げ銭を獲得する、一世一代の大勝負が繰り広げられる今一番ホットな場所。驚がくの暴露の数々に沸く観衆と、飛び交う高額の投げ銭。チャンネルが史上最大の盛り上がりを見せる中、ついに警備室の男たちにスポットが当たり…というストーリー。

登壇した菊池は「映画が届く、やっと完成した物をお見せできるという喜びもそうですし、(作品の性質上)今回は本当に特殊で、キャストの方々と今日が“初めまして”というシチュエーションになっていて、ほとんどの人に今日初めて会うっていう…。だから、僕は(キャストの)皆さんにお会いできるのを楽しみにしていました」と心境を語った。

また、撮影について「新鮮でしたね。リモートでお芝居ってなかなかないですし。実は、同じマンションに3部屋用意してもらって、本当に電波を介してやってるんで、ちょっと遅れたりとか、何か聞こえにくかったりとか、そこをちょっと勘でやってみたり」と振り返り、「だから(実際に)対面していないので、あいさつもそぞろで。せっかくの共演なのに、そんなにお話できなかったなっていうのが心残りですし、もう一つ心残りを挙げるとすれば、それを気遣ってくれたスタッフさんが『(伊藤健太郎と柳俊太郎の)3人でご飯食べなよ』って言ってくれて、お昼ご飯の時間を作ってくれたんですけど、すげぇ気まずくて！(笑)」と吐露して爆笑をさらった。

大森元貴の芝居のうまさに感嘆

そんな中、ダブル主演を務める大森について聞かれた菊池は「いろんなこだわりだったりだとか、自分のルールとかっていうのがあるのかなと思っていたんですけど、すごく柔軟で器用で、『2カ月前まで違う作品撮ってたんじゃないの？』っていうくらい。『僕、お芝居とか全然やってなくて』って最初に言ってくれてたんですけど、うそつかれたなっていう気持ちです。それくらい(芝居が)板についてましたし、すごく刺激をいただきました」と述懐。

菊池のコメントに、大森は恐縮しながらも「うそじゃない、うそじゃない！」と苦笑しきりだった。

◆取材・文＝原田健

※柳俊太郎の柳は、「木」偏に「夘」が正式表記