齋藤飛鳥、新人俳優賞受賞で「私はかなり運が良いようです」＜第48回日本アカデミー賞＞

2025.03.14 21:53

齋藤飛鳥が「第48回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞。3月14日に都内で開催された授賞式に登壇し、映画「【推しの子】 -The Final Act-」出演について語った。

役所広司「日本映画界の方々は全員、皆さんの味方」

「新人俳優賞」は、齋藤飛鳥の他、映画「六人の嘘つきな大学生」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の赤楚衛二、映画「八犬伝」「はたらく細胞」「陰陽師0」の板垣李光人、映画「ぼくのお日さま」の越山敬達、映画「カラオケ行こ！」の齋藤潤、映画「あのコはだぁれ？」の渋谷凪咲、映画「正体」の森本慎太郎、映画「ゴールデンカムイ」「正体」の山田杏奈が受賞した。

「第47回日本アカデミー賞」で主演男優賞を受賞した役所広司が登壇し、新人俳優賞受賞者に「新人賞というのは、本当に一生で一度しかもらえない、とても貴重な賞だと思います」と伝え、「僕もつい最近までは新人だったんですけど、撮影現場にはたくさんの先輩がいて、優しい先輩とか怖い先輩もたくさんいました」と述懐。

「でも、今日もここにいらっしゃる監督とかキャストとかスタッフ、日本映画界の方々は全員、皆さんの味方ですから」と話すと、「皆さんが頑張っている姿を見るのが大好きな人たちばかりです。それさえ信じることができれば、本当に思わぬ力が溢れてくると思います。みんなで力を合わせて、良い日本映画を作ってください」とメッセージを送った。

齋藤飛鳥「ここで確信しました」

齋藤飛鳥は「賞というのものは、望んだとしても必ずしも皆が手に入れられるものではない、特別なものだと思っております」とした上で、「今回、そんな特別なものを頂けたこと、光栄の気持ちと畏れ多い気持ちでいっぱいです」とコメント。

そして、「これまでの人生、『運に恵まれているな』と思うことが割と多くありましたが、今回ここで確信しました。私はかなり運が良いようです」と笑顔を見せる。

「運に恵まれ、素晴らしき作品や素晴らしきスタッフさん、演者さんとのご縁がありました。そのご縁への感謝を決して忘れず、その時々で差し伸べられた手をつかむことを怖がらずに、支えてくれる、そばにいる仲間がいるということを実感して、そしてこれからも待っているであろう新たなすてきなご縁に胸をときめかせ、私にできることを、おごらずに、粛々と、誠心誠意、精いっぱい取り組ませていただけたらなと思っております」と、今後の活動への思いを語った。

◆取材・文＝山田健史