野木亜紀子氏「ラストマイル」で最優秀脚本賞受賞 塚原あゆ子監督への想い語る「相棒として非常に信頼をしております」【第48回日本アカデミー賞】
2025.03.14 23:07
views
脚本家の野木亜紀子氏が14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第48回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。「ラストマイル」で最優秀脚本賞を受賞した。
野木亜紀子氏「ラストマイル」最優秀脚本賞受賞
「この作品はドラマから派生した作品ですが、映画単独として面白く観られるようにということを、塚原あゆ子(監督)とプロデューサーの新井順子と相談して始めた映画です」と切り出した野木氏。「そもそもオリジナル映画をこのような規模で撮らせてもらえるまでには、やはりテレビドラマで私たちが積み重ねてきたものがあって、ようやく作らせてもらえたということがあるので、本当にドラマシリーズから一緒に作ってくれたスタッフ、キャスト、そして監督の塚原あゆ子さんを私は相棒として非常に信頼をしておりますし、今回このような賞をいただいたのも、やはり塚原あゆ子の方から『荷物が爆発する話を書いてほしい』ということがあったので、そこから作った脚本で。そして主演の満島ひかりさんをイメージして『こんな満島ひかりを見たい』と作った脚本です」と周囲の存在に感謝した。そして「本当に映画にとって脚本って設計図で、それ以上に、その上にどんな家を建ててくれるのか、スタッフ、キャストの皆さんのお力があってこそだと思うので、今後もそのような、みんなが納得して打ち込んで作品を作っていけるような脚本を書いていきたいと思います」と力強く意気込んだ。
なお野木氏は「カラオケ行こ!」でも優秀脚本賞を受賞している。
ほかにも脚本賞には、「あんのこと」から入江悠氏、「九十歳。何がめでたい」から大島里美氏、「正体」から小寺和久氏/藤井道人氏、「侍タイムスリッパー」から安田淳一氏が選ばれた。
第48回日本アカデミー賞
同賞は2024年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。司会は、6年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「怪物」で第47回最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラが務める。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
野木亜紀子氏、全財産400円の過去明かす「ラストマイル」で脚本賞受賞「何一つ無駄なことはありませんでした」【第98回キネマ旬報ベスト・テン】モデルプレス
-
野木亜紀子氏、2作品が「日アカ」優秀脚本賞受賞「カラオケ行こ!」「ラストマイル」で快挙【第48回日本アカデミー賞】モデルプレス
-
脚本家・野木亜紀子氏、自身のゴーストライター名乗る詐欺に注意喚起「怖すぎるんですが」モデルプレス
-
松たか子・多部未華子・松坂桃李「スロウトレイン」“3姉弟”誕生秘話 俳優陣の力を感じた撮影裏側に迫る【脚本家・野木亜紀子氏×監督・土井裕泰氏インタビュー後編】モデルプレス
-
【「スロウトレイン」インタビュー前編】脚本家・野木亜紀子氏、オリジナル脚本描くきっかけになった土井裕泰監督の存在――再タッグで生まれた新ドラマとはモデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」神木隆之介、涙の理由は“演技じゃない”? 脚本・野木亜紀子氏との対談で秘話明かされるモデルプレス
「映画」カテゴリーの最新記事
-
JO1白岩瑠姫、自身にとって“切り離せないもの”明かす「励まされて生きてきました」【アズワン/AS ONE】モデルプレス
-
JO1白岩瑠姫、10代の頃の悩みは?共演者からツッコミも「まだまだ行くっすよ」【アズワン/AS ONE】モデルプレス
-
西島秀俊ד現代劇ドラマ初出演”市川染五郎、親子役で初共演 湊かなえ原作の衝撃作「人間標本」実写ドラマ化決定モデルプレス
-
松村北斗×高畑充希「秒速5センチメートル」ポスタービジュアル解禁 又吉直樹・戸塚純貴ら新キャスト9人も一挙解禁モデルプレス
-
Snow Man佐久間大介ら、北川景子主演映画出演決定 SUPER BEAVER渋⾕⿓太は俳優デビュー【ナイトフラワー】モデルプレス
-
福本莉子、学生時代の思い出明かす「すごく懐かしい」高校生にアドバイスも【隣のステラ】モデルプレス
-
櫻井海音「カラダ探し」前作オーディション受けていた 続編参加に歓喜「念願叶って」モデルプレス
-
本田真凜、橋本環奈への愛告白 “体のパーツ”を絶賛「ジロジロ見ちゃいました」【カラダ探し THE LAST NIGHT】モデルプレス
-
福本莉子&田鍋梨々花、作品とリンクする“恋愛相談”に興奮 10代の悩みに真剣回答【隣のステラ】モデルプレス