“日米の白雪姫”レイチェル・ゼグラー＆吉柳咲良が劇中歌を生歌唱「こんなに夢みたいなことがあるんだ」

2025.03.05 20:14

3月20日(木)より全国公開される実写映画「白雪姫」で白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラーと、同・プレミアム吹替版声優を務める吉柳咲良が、3月5日に東京・六本木ヒルズアリーナで行われた映画「白雪姫」スペシャル歌唱イベントに登場。“日米の白雪姫”が、劇中歌「夢に見る～Waiting On A Wish～」を生歌唱した。

映画「白雪姫」とは

同作は、世界で最も長く愛され続けているディズニープリンセスの物語として知られる「白雪姫」(1937年、ディズニープラスで配信中)を新たなミュージカル版として実写映画化したもの。

雪のように純粋な心を持つ白雪姫の願いは、かつてのような人々が幸せに暮らす希望に満ちた王国。だが、外見の美しさと権力に執着する邪悪な女王によって、王国は闇に支配されていた。女王から命を狙われることとなった白雪姫は、不思議な森で出会った“7人のこびと”や、城の外の世界へ誘ってくれたジョナサンに救われる。誰もが希望を失いかけたとき、仲間たちと力を合わせ、白雪姫の優しさが素晴らしい奇跡を起こす――というストーリーだ。

映画のプロモーションで来日するのはこれが初めてだというレイチェル。季節外れの寒空の下、ドレス姿では少し肌寒そうな気温の中だったが「ニューヨーク出身なので寒いのも雪もへっちゃらです！逆に白雪姫なのでちょっとぐらい雪が降らなければ白雪姫じゃないんじゃないかなと思っています」と笑顔を振りまき、「昨日東京ディズニーシーに足を運ぶことができまして、ファンタジースプリングス他、素晴らしいものをたくさん見てきました。本当に楽しんでいます」と、日本を楽しめていることを伝えた。

それを受け、吉柳が「何か日本でしたいことや、欲しい物はありますか？」とレイチェルに質問すると、レイチェルは「たくさんの友人と来日しているんですが、全員が『抹茶のキットを買って帰りたい』と言っておりまして(笑)。アメリカでは抹茶が大人気なんですけど、日本のお茶の作法をマスターしていないので、そういったものに興味がありますし、日本の伝統に触れて、日本らしい経験をして帰りたいです」と答えた。

レイチェル、吉柳は「内面も外見も美しい方」

今回“日米の白雪姫”がそろったということで、お互いの印象を聞かれると、吉柳は「『白雪姫』を見たときにすごくチャーミングで笑顔が本当にすてきで、歌もすごく上手で、何もかもが本当にキラキラしていて、すごくキュンキュンして、ときめきがたくさんあったんです」とした上で、「ご本人様も本当にすごくかわいらしくて、優しくて、白雪姫そのものだなと思いましたし、見てください！笑顔が本当にすてきなんです」と興奮気味にレイチェルの笑顔を称賛すると、レイチェルもそれに応えるかのように満面の笑みを返した。

続けて吉柳は「『白雪姫』を見ているときも大好きになったけど、それ以上に今日お会いして余計に大好きになりました。本当に本当に会えてうれしいです！」と目を輝かせながら、本人に伝えた。

一方、レイチェルは吉柳の印象を「本当にこんなにすてきで、かわいらしい方はいらっしゃらないんじゃないか、っていうくらい、内面も外見も美しい方ですね。お会いして本当に優しい心を持ってらっしゃるのを感じました。日本に来られて、新しい素晴らしい友達と出会えてとてもうれしいです」と、見た目だけでなく吉柳の人柄も称賛した。

「夢に見る～Waiting On A Wish～」を生歌唱

そんな中、2人で劇中歌「夢に見る～Waiting On A Wish～」を生歌唱することに。レイチェルは英語で、吉柳は日本語で歌ってミックスするという一夜限りのスペシャルパフォーマンスを披露し、会場に詰め掛けた「白雪姫」ファンを沸かせた。

歌唱を終え、レイチェルは「こんなにすてきな機会に恵まれてうれしいです。才能あふれる方と共演できるのはうれしいことです。2021年からこの作品に携わってきていて、何度も耳にしてきているんですけど、そこに新しいものを咲良さんがもたらしてくれた。公開を前にして全く新しい曲のように自分の耳に響いたのも、咲良さんがいかに才能があるかの証明だと思っています」と、吉柳との歌のセッションに感激しきり。

そして吉柳も「本当にこんなに夢みたいなことがあるんだ、と。すごく光栄ですし、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。オーディションを受けたときからずっと大好きで、レイチェルさんの歌声で聞き続けてきたので、隣で聞けていることだけでも幸せで、こんなにうれしいことはないなと思うのに、一緒に歌わせていただけるなんて恐れ多いですけど…受かって良かったなってあらためて思いました。いつかまたお会いできるように、同じ作品に出られるように頑張っていきたいなと思います」とこちらも感動の面持ちで、“夢のような体験”を振り返った。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)