久保史緒里が平祐奈に影響されて“サウナ”にどハマり中、お互いの呼び名も明かした＜ネムルバカ＞

2025.03.05 10:31

久保史緒里(乃木坂46)と平祐奈が、3月4日に都内で行われた映画「ネムルバカ」の完成披露上映会に、綱啓永、樋口幸平、阪元裕吾監督と共に登壇した。

久保史緒里「そこに“先輩”がいたので、私も入巣になれました」と平に感謝

石黒正数の青春マンガ「ネムルバカ」を、久保と平のW主演で「ベイビーわるきゅーれ」シリーズの阪元監督が実写映画化。大学の女子寮の同じ部屋に住む後輩・入巣柚実を久保、先輩・鯨井ルカを平が演じている。

久保は「入巣は、先輩(鯨井ルカ)と違って『自分は何者なんだろうな？』『自分は何がしたいんんだろうな？』というふうに“何をしていいのか分からない”という思いを抱えていて、自分でもそういう時期があったので思い起こしたりして」と撮影前は少し不安があったことを明かし、「でも現場に入って平さんにあったら、もうそこに“先輩”がいたので、私も入巣になれました。平さんに感謝だなって気持ちです」と自然と距離を縮めてくれた平に感謝した。

平も「今回、初挑戦が多くて、まず初めて金髪にしました。歌とギターにチャレンジするということで撮影に入る前から練習をして、レコーディングもありました。そんなふうに“ルカ”として生きられる時間があったからクランクインして入巣と一緒にいると、自然と“ルカ”と”入巣”になっていた感じがありました。最初の撮影が寮のシーンだったので、そこで一気にグッと距離が縮まりました。現場の空気感としーちゃんが入巣でいてくれたので、自然とこの距離感ができました」と語った。

MCから「“しーちゃん”なんですね」と呼び方を指摘されると、平は「そう。さっきから“平さん”とか呼んでくるから『あれ？』って思って…」と寂しそうな表情に。それを見て久保は「普段は“たいちゃん”なんです！たいちゃん、しーちゃんでやらせてもらってます(笑)」と笑顔で答えた。

「この映画の注意事項ですかね」と平が「眠るなバカ！」とシャウト

劇中で、感情や思いを叫ぶシーンがあるということにちなんで、映画「ネムルバカ」への思いなどを客席に向かって叫ぶコーナーも展開。

叫ぶ順番はじゃんけんで決定。1番手は綱。「ちょっと熱くなっちゃうんですけど、幸平への思いを」と前置きし、「幸平！一緒にできて良かったよ！絶対もう一回やって売れような！」と叫んだ。樋口は「え？これ泣くん？」と、熱いメッセージに驚きつつも「うん、絶対やろうな」と返し、会場に大きな拍手の音が響いた。

2番手の久保は「思ったより熱かった」とビックリしたようだが、「私も“熱い”つながりで、『ネムルバカ』を経て感じたことを叫びます」と言って、「サウナ最高！」と絶叫。「この3人(平、綱、樋口)がサウナ大好きで、現場でサウナの話をずっとしてて。でも私は行ったことがくて、撮影が終わった後にたいちゃんがサウナデビューに誘ってくれて、そこからどハマりしてます(笑)」と共演した3人の影響でサウナにハマっていると明かした。

3番手の樋口は「この作品と僕の今強く思っている気持ちを一言で表します」と言って、「本当にありがとう！」とシンプルなメッセージを叫んだ。そして「本当に出会ってくれたのでこの作品は一生残ると思うし、めちゃくちゃ感謝してます」と思いを補足。

監督は「完成して思ったこと。この映画出てくる人全員に言いたいことです」と言って、「みんな幸せになってくれ」と叫ぶというよりは優しく届けるような感じで伝えた。それを聞いた平は「めっちゃすてき。見終わった後、めっちゃ響く言葉ですね」とニッコリ。

ラストの平は「この映画の注意事項ですかね」と言って、「眠るなバカ！」と力強くシャウトした。「劇場あるあるで眠くなっちゃうと思うんですけど、私たちの日常映画ですので、どこも見逃さないでもらえたら。寝てもらってもいいんですよ。寝たらもう一回劇場に来ていただければ(笑)」とお願いした。

久保「“言葉にするのが難しい気持ち”みたいなのを肯定してくれる作品」

ワイワイと楽しくにぎやかな雰囲気から、共演者同士の仲の良さもしっかりと伝わってきた舞台あいさつとなった。

最後は主演の2人からのメッセージで締めくくることに。

平は「舞台あいさつでじゃんけんしたり、叫んだりしたのは初めてでした。この映画を見て、皆さんが結末とかをどう受け取ってくださるのかなってすごく楽しみです。みなさんそれぞれの答えを見つけて帰ってほしいなと思います。今日、皆さんが第一号なので、面白いと思ったらたくさんの方に広めていただきたいなと思います。私たちのがむしゃらに戦った日々をぜひ楽しんでいってください。ありがとうございました」という言葉を届けた。

そして久保は「皆さんに見ていただく日をずっと楽しみにしていました。この作品って、いろんな考え方だったり、誰もが通ったことのある“言葉にするのが難しい気持ち”みたいなのを肯定してくれる作品になっているなと思いました。劇場で見る意味があるというのも分かっていただけると思います。会話もそうですけど、音楽だったりいろんな要素が詰まっている映画なので、良かったなと思ったらどんどん広げていっていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

映画「ネムルバカ」は3月20日(木)より全国公開。

◆取材・文＝田中隆信