映画「山田くんとLv999の恋をする」の完成披露試写会“YAMADA FES”に作間龍斗らが登壇

作間龍斗、山下美月らが“山田クイズ”で白熱「何回でも劇場に足を運んでもらえたらと思います」＜山田くんとLv999の恋をする＞

2025.02.27 11:57

映画「山田くんとLv999の恋をする」(3月28日[金]公開)の完成披露試写会“YAMADA FES”が2月26日に行われ、作間龍斗、山下美月、NOA、月島琉衣、甲田まひる、鈴木もぐら、茅島みずき、安川有果監督が登壇。撮影でのエピソードを振り返った他、“山田”にちなんだ「山田クイズ」などで観客を楽しませた。

圧倒的な支持を受ける恋愛漫画

マンガアプリ「GANMA!」で連載中、ましろによる同名恋愛漫画を原作にした本作。原作は「第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」の“大賞”の他、さまざまな賞を受賞。10代～20代をはじめ、幅広い層から圧倒的な支持を受けている。

彼氏に振られたばかりの大学生・茜(山下)がネトゲで出会ったのは、超塩対応の高校生プロゲーマー・山田(作間)。しかし、無愛想で冷たい奴だと思っていた山田は、実は“最強ギャップ男子”だった。

いつもは超塩なのに、ふとしたときに垣間見える山田の無自覚な優しさに少しずつひかれていく茜。だが、相手は”恋愛に興味ゼロ”なのに“とにかくモテまくる”難攻不落の強敵。

第一印象“最悪”から始まった、史上最高恋愛難易度の山田との恋の行方を描いていく。

キャスト陣が役柄について語る

この日の舞台あいさつに登壇した作間は「早速、皆さんに作品をお届けすることができる機会が来たと実感し始めています」、山下は「ついにこの日が来たと、いよいよ皆さんの元へ映画が届けられることがすごくうれしいです。山田の魅力をたくさん伝えられるように頑張ります」とあいさつ。

本作で超塩対応の高校生プロゲーマー・山田を演じた作間は、役について「連載当初から(原作漫画を)読んでいたので、分解する必要もないくらい山田がなじんでいました。山田は感情が表に出ないキャラクターなのですが、山田くんの中でいろんな感情を作り出して、それを出すか出さないか、そういうバランスは監督とも相談しながら進めていきました。個人的には単純に面倒くさそうにしている山田のことも好きなのですが、いろんな山田を見ることができると思います」と解説。

一方、山田との恋に挑む大学生・茜を演じた山下は「大人気の原作を実写化、そして自分に落とし込むという作業が難しかったです。茜ちゃんの服装だったり、髪色だったり、注目していただきたいなと思います。あとは、現場の空気感がすごく良かったので、仲の良さとか温かさも感じていただけたらうれしいです」と振り返る。

劇中のゲーム内でギルドのマスター・佐々木瑛太を演じたNOAは、「ギルドの仲間たちを引っ張っていく姿だったり、相談に乗ってあげたり、そういう一面を皆さんにお届けできるように、監督ともいろいろお話しさせていただいて演じました」とコメント。

瑛太の妹でギルドメンバー・佐々木瑠奈を演じた月島は「ファッションとかヘアスタイルとか、初めての挑戦で難しさはあったのですが、研究して頑張りました」と話す。ギルドメンバー・鴨田たけぞうを演じた鈴木は「ゲーム内の鴨田さんもギルドの一員なのですが、僕も実際のオンラインゲームでギルドマスターをやっていたので、それが今回の映画にも生かされているかと思います」とゲーマーな一面を見せる。

茜の友人・前田桃子を演じた甲田は「茜の親友という立場で、どれだけ山下さんと仲良くなれるかが大事だと思っていたので、山下さんと他愛のない話をしたりしました。そして、芯のある人で、思いやりのある素敵な人柄が伝わるように演じられたかなと思います」とアピール。

山田に片思いをする同級生・椿ゆかりを演じた茅島は「そんなに多く語るタイプではないので、目線などで山田のことを思っていることが伝わるように演じました。山田に思いを伝えるシーンは一番、椿ちゃんが魅力的に見えるようにこだわって演じました」と熱演を予告していた。

作間龍斗が糖分の摂取の仕方を暴露される

本作で「一番キュンとしたシーン」を聞かれ、「1つあります！」と切り出す作間。上映前の舞台あいさつでネタバレを気にしつつ「ちょっとずつ縮まっていくんですよ(笑)。ちょっとしたハプニングがあって、2人の顔が近づくシーンがあるんですけど、時が止まったみたいなシーンに、こっちも息が止まるような感じで好きですね」と明かすと、うなずく観客も。

山下は「椿ちゃんと山田のシーンが好きで、これぞ恋愛ものという感じで、雨が降っているなかで“THE”な演出があったりして、“ヒロインだー”と思って。茜はその部分を知らないんですけど、それもまた良くて。椿ちゃんと山田の胸キュンシーンを、ぜひ見てほしい」と話し、作間は「すごい関係性ですよね(笑)、ここの3人。見てください！」と呼び掛けた。

そして「塩対応な山田・Lv999」にちなんで、現場であった超難しかった塩エピソードについてトークを展開。一同が「しお？」と考え込む中、茅島が手を挙げ「理解するのに難しかったんですけど、作間さんの糖分の摂取の仕方」とマル秘エピソードを紹介。

「ホットのドリンクに入れるスティック型の砂糖を何本も飲んでるんですよ。他の現場でもその噂を聞いたことがあって」と話すと、作間は「そのまま飲んだ方が効率良くないっていうだけです。まねしないでください。僕も今はやめてます(笑)。現場って頭使うじゃないですか。すぐ回復したいなと思って」と説明する。

次に、月島が話した「ギルドメンバーが集まるシーンがあって、ジュースを一気に飲むシーンで炭酸飲料を一気に飲んで。それを何回かやって、難関で苦しかったです」というエピソードに、登壇者一同から「かわいい」の声が上がる。

山下は「ギルドメンバーで焼き肉屋さんに行くシーンがあって、茜と山田の抜けに鴨田役のもぐらさんがアドリブでふざけまくって、めちゃくちゃNG出すっていう」と、鈴木の裏話を暴露。「おいしそうなお肉があって、全然食べられない時間に心が壊れちゃって(笑)。肉を食わせろ！ってなっちゃって。肉フラストレーションが溜まってて」と振り返る鈴木に、監督は「あの日は良い雰囲気で撮影できて。柔らかい空気とかもシーンに残ってると思います」と笑う一幕も。

さらに、各界から祝辞が到着。スライド形式でスクリーンに映し出されたのは全て“山田さん”からのメッセージで、山田花子、山田うどん食堂、ヤマダデンキなどからのメッセージに、キャスト陣は「すごーい！」「熱いですね！」と大興奮だった。

「山田クイズ」に苦戦するキャスト陣

“YAMADA FES”はまだ終わらず、Lv1、Lv199、Lv499、Lv999の難易度レベルに分かれた山田にまつわる「山田クイズ」が行われると、キャスト陣も白熱。Lv1「やまだを漢字で書いた時の画数は何画？」の質問に、真っ先に手を挙げた月島は「8画」で正解。

Lv199「山田という名字の由来は何でしょう？」というクイズには、思わず「知らないな」と顔を見合わせる。すると、作間が「山を無くして田んぼにした人」と答えを見事言い当て、山下も「さすが、山田！」と驚く。

Lv499「山田さんは全国に何人いるでしょうか？」には、思いつく数字をどんどん答え、段々と答えに近づいていく中、鈴木は「800兆人」と桁違いの数字を答えボケる。そして、最後に茅島が「80万2000人」と回答し、正解。ちなみに、山田は全国の苗字ランキングで12位という山田豆知識も。

Lv999「この会場に山田さんは何人いるでしょうか？」という難解な問題に、ザワつく観客。真っ先に、NOAが「8人」と答えるも不正解。茅島が「4人」と回答し、またも正解すると、山下が「なんで分かるのー！」と山田クイズは大盛り上がりとなった。

最後に、作間は「これから、たくさん山田の魅力を伝えながら、僕も公開を心待ちにしています。今日見たら良かったよ！とたくさんの方に伝えていただいて、何回でも劇場に足を運んでもらえたらと思います」とアピール。

山下は「キャストをはじめ、多くの方のお力をお借りして、みんなでこの作品を大切に実写化させていただきました。(原作漫画の)ましろ先生に良かったと言っていただけるような作品を作れるように、ここまで頑張ってきたので、まずは皆さんに温かい感想を広げていただければと思います」と期待を込めてメッセージを送った。