赤楚衛二、上白石萌歌が映画「366日」の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した

赤楚衛二、上白石萌歌が映画「366日」の大ヒットに感謝「広がりを肌で感じています」「愛の連鎖を感じてうれしい」

2025.02.03 10:31
赤楚衛二、上白石萌歌が映画「366日」の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した

赤楚衛二が主演、上白石萌歌がヒロインを務める映画「366日」(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつが2月2日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、赤楚と上白石が登壇。“号泣ポイント”の撮影エピソードなどについて、トークを展開した。

HYの名曲にインスパイアを受けたラブストーリー

映画「366日」は、沖縄出身のバンド・HYが2008年に発表した名曲からインスパイアされた作品。今なお世代を超えて愛され続けている、かなわぬ恋を歌った失恋ソングをモチーフに、全く新しいオリジナルラブストーリーが誕生した。

主人公・真喜屋湊を赤楚、高校時代に湊と出会い、運命的な恋をするヒロイン・玉城美海を上白石が演じ、さらに中島裕翔、玉城ティナら、湊と美海の20年に渡る物語に深みと彩りをもたらす俳優陣が集結。

沖縄と東京という2つの都市を舞台にした、20年の時を超えた切なすぎる純愛ラブストーリーに仕上がっている。また、楽曲「366日」のアンサーソングとして、HYが書き下ろした主題歌「恋をして」も話題となっている。

1月10日に公開を迎え、1週目、2週目と毎週前週比を超えるという快挙を成し遂げ、3週目の週末(1月24日~1月26日)の興行収入は初週(1月10日~1月12日)の161%という驚異の結果となり実写映画第1位を獲得。

1月27日時点で興行収入10億円を突破し、若い世代を中心に「元カレのことを思い出してしまう」「人生で1番泣いた」「泣きすぎて頭痛い」などの口コミが相次ぎ、その評判が全世代へ更なる広がりを見せている。

口コミでの広がりを実感した様子の2人

赤楚と上白石が満員の会場に登壇。この日、動員数100万人、興行収入が13億円を突破したことが司会から発表されると、会場からは拍手や「おめでとう!」といった声が上がる。

口コミをきっかけに大ヒットにつながった現象について、赤楚は「地元の友達からもいろいろな連絡が来ました。『すごい良かった』という連絡や、5回見てくれたという友達もいて、広がりを肌でビシバシ感じています」と明かす。

上白石も「疎遠になりがちだった高校時代の友達が見たよって連絡をくれたり、ついでに結婚の報告をもらったりとかして、すごくいろんな愛の連鎖みたいなものを感じてうれしいですし、私の父は昨日4回目を見たそうです。愛ですね」と話した。

“号泣ポイント”について赤楚衛二、上白石萌歌が解説

トークでは、SNSで多く上がっている“号泣ポイント”が発表され、2人が当時のエピソードなどを語っていくことに。

1つ目のせりふ「自分の好きなものを、忘れたら駄目だよ」について、赤楚は祖母役のきゃんひとみとの共演に触れ、「このせりふが、すごい良いよねって盛り上がった記憶があります。『なんて良いせりふなの』とテンション爆上がりなきゃんさんを見て、良いおばあちゃんだなと思いました」とほっこりエピソードが飛び出す。

2つ目のせりふ「あんまり泣くと、干からびるぞー!」は、沖縄の海中道路を封鎖して撮影された、上白石演じる美海と中島演じる琉晴のシーンで登場するせりふ。

上白石は、自身のお気に入りでもあるこのシーンについて「数時間、沖縄の海中道路を封鎖してくださって。なかなかそんな経験ないじゃないですか、海と空の境目がほとんどないような場所を、バイクに乗って風を切るという。台本を読んだときに感情が追いつくだろうかと思っていたシーンだったんですが、景色の中に自分の身を置いただけでなんか泣けてくるような感じがあって、とても好きなシーンです」と語る。

赤楚も同じ海中道路で撮影された、1人自転車を漕ぐシーンが撮影最終日だったと言い、「(自転車を漕ぐシーンを)何回戦もやったので、最終日だけスポコン映画を撮ってるのかなっていうくらい、必死に汗をかいて。血と汗と涙の結晶がこのシーンになっています」と回想。上白石から「血も流れたんだ」とツッコまれるほほ笑ましい一幕も。

3つ目のポイントは「あなたを愛しています。365日じゃ足りないくらい」という、美海がMDに書き込んだ言葉。上白石は「『366日』という映画を一言で表すなら、この言葉だなと思いました」と話しつつ、赤楚と上白石の誕生日がうるう日の前後である奇跡を、本作のオファーがあった際にプロデューサーに伝えたと明かす。

赤楚はプロデューサーからこのことを聞いたそうで、「萌歌ちゃんのネタだったのか!」と驚きつつ、HYの「366日」が主題歌として使用されている映画「赤い糸」(2008年)に出演した南沢奈央と溝端淳平の誕生日が366日違いだという、ダブルの奇跡があったと紹介。

最後の4つ目のポイントは、美海が湊へ送ったMDに込められたメッセージ。このシーンはあえて台本を読まずに撮影に挑んだという赤楚。

「本読みの段階で少し読んでしまってはいるんですが、絶対に生身一発で美海の言葉を、感覚的に聞いてお芝居したいなと思いまして。撮影も東京編の終わりの時期で、湊としての思い出が積み重なった状態で撮影できたので、言葉の1つ1つが刺さって泣いちゃいました。(陽葵役の)稲垣来泉ちゃんもすごい良い表情をしていて、2人に号泣でしたね」と振り返る。

このシーンを、声録りの際に見たという上白石は「なんて素晴らしい表情なんだろう。果たして自分はそれに見合うお芝居ができたんだろうかと、帰り道に落ち込むくらい、素晴らしい表情をされていて、きっとこの映画は大丈夫だなと確信しました」と話し、赤楚も「(美海と)琉晴との病院のシーンは僕も落ち込むくらい素晴らしかったです」と、互いに賛辞を贈り合う。

最後は赤楚衛二、上白石萌歌が感謝を伝える

イベントの最後には2人が、詰め掛けた観客にメッセージを送っていく。上白石は「皆さんと目を合わせ、気持ちを感じながら時間を過ごすことができて、とってもうれしかったです。公開からあと少しで1カ月たつのですが、公開当時には想像できなかったことが日々起こっていて、チームが一丸となって作った作品が皆さまの心に届くという幸せをかみ締めています」とコメント。

「先日、家の片付けをしていたときに、『366日』の準備稿が出てきたんです。私は台本にいろいろ書き込みながら読むのが好きなのですが、最後のページに『この映画、どんな映画になるのかな』というふうに書いてあって、私はこの言葉を見たときに、このときの自分に感謝したいな、自分を誇れる感想を持ってもらっているよって、当時の自分に声を掛けたくなるような気持ちになりました」と明かす。

続けて、「それは本当に皆さんのおかげですし、皆さまが素敵な心でキャッチしていただいているからこその、今だなと思います。私は映画が大好きなので、この映画が長く長く皆さんの心に残って、たくさんの方に見ていただけるような映画に、これからもなるといいなと思っています」と話した。

赤楚は「本当に皆さんがこうやって何度も足を運んでくださったり、SNSや口コミで広がっていったというのが、僕の中では割と初めての感覚で不思議な気持ちにはなるんですが、HYさんの『366日』から始まって、その思いがつながって、僕らもその『366日』の世界観で温かい優しい気持ちになれるような映画にしたいなという気持ちはすごくあったので、本当に皆さまに見ていただいて、温かい気持ちでいてくれたらすごくうれしいです」と喜ぶ。

そして、「とにかく皆さんに愛していただいて、感謝だなと思っています」と伝え、舞台あいさつは幕を閉じた。

映画「366日」ストーリー

「365日じゃ足りないくらい、あなたを愛しています――」

世代を超えて愛される名曲「366日」からインスパイアされた映画オリジナルの純愛ラブストーリー。

2003年、沖縄に住む高校生・湊(赤楚衛二)は、同じ高校の後輩・美海(上白石萌歌)と出会う。同じ音楽が好きな2人は自然と引かれ合っていき、湊の卒業式の日に告白し付き合うことに。

母を病気で亡くし、音楽を作るという自分の夢を諦めかけていた湊だったが、「いつか湊先輩が作った曲、聞きたいです」という美海の言葉に背中を押され、東京の大学へ進学。2年後、美海も上京し湊と再会、東京での2人の幸せな日々が始まる。

音楽会社に就職が決まった湊と、通訳という自分の夢に向かって頑張る美海。「こんな幸せが、365日ずっと続きますように」そう願っていた2人。しかしある日、湊は突然別れを告げ、美海の元を去ってしまう。

沖縄と東京という2つの都市を舞台に、20年の時を超えた、切なすぎる純愛ラブストーリー。

関連リンク

関連記事

  1. 新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    WEBザテレビジョン
  2. 東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    WEBザテレビジョン
  3. <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    WEBザテレビジョン
  4. 松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    WEBザテレビジョン
  5. ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    WEBザテレビジョン
  6. 瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    WEBザテレビジョン

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 松重豊、北海道のグルメ愛が止まらない「ジンギスカンも焼肉も行きたいし、最後は〆パフェかな~」<劇映画 孤独のグルメ>
    松重豊、北海道のグルメ愛が止まらない「ジンギスカンも焼肉も行きたいし、最後は〆パフェかな~」<劇映画 孤独のグルメ>
    WEBザテレビジョン
  2. <劇場版 忍たま乱太郎>興行収入20億円を突破、入場者プレゼント第八弾は描き下ろし脚本付きイラストカードに決定
    <劇場版 忍たま乱太郎>興行収入20億円を突破、入場者プレゼント第八弾は描き下ろし脚本付きイラストカードに決定
    WEBザテレビジョン
  3. みやぞん、映画初主演決定「星野先生は今日も走る」大原櫻子らキャストも解禁
    みやぞん、映画初主演決定「星野先生は今日も走る」大原櫻子らキャストも解禁
    モデルプレス
  4. 広瀬すず・杉咲花・清原果耶の“片思い”相手とは「片思い世界」本予告公開 追加キャストも解禁
    広瀬すず・杉咲花・清原果耶の“片思い”相手とは「片思い世界」本予告公開 追加キャストも解禁
    モデルプレス
  5. 上白石萌歌、赤楚衛二との“縁“に感動 プロデューサーも意図しておらず「すごい奇跡」【366日】
    上白石萌歌、赤楚衛二との“縁“に感動 プロデューサーも意図しておらず「すごい奇跡」【366日】
    モデルプレス
  6. STU48中村舞&信濃宙花「新たな一面を見ていただけるかなと思う」出演映画をアピール
    STU48中村舞&信濃宙花「新たな一面を見ていただけるかなと思う」出演映画をアピール
    WEBザテレビジョン
  7. 氷川きよし、休んだことで貴重な充電期間に「いろいろなことが再確認できた」
    氷川きよし、休んだことで貴重な充電期間に「いろいろなことが再確認できた」
    WEBザテレビジョン
  8. 「ベン・ハー」「シリアナ」など、ワーナー・ブラザース作品を一挙見放題配信スタート 注目のおすすめ4作品を紹介
    「ベン・ハー」「シリアナ」など、ワーナー・ブラザース作品を一挙見放題配信スタート 注目のおすすめ4作品を紹介
    WEBザテレビジョン
  9. 松たか子、SixTONES松村北斗が戸惑っていた撮影裏話明かす
    松たか子、SixTONES松村北斗が戸惑っていた撮影裏話明かす
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事