CIA情報分析官が知略で挑むサスペンス映画の傑作「ジャック・ライアン」シリーズ4作、BS12で4週連続放送

2025.01.31 10:00

CIA情報分析官ジャック・ライアンの活躍を描く映画「ジャック・ライアン」シリーズ4作が2月1日(土)より、BS12 トゥエルビ(BS222ch※全国無料放送)の「土曜洋画劇場」(毎週土曜夜7:00)にて4週連続で放送される。

CIA情報分析官ジャック・ライアンが知略で悪に挑む

「ジャック・ライアン」シリーズは、トム・クランシーによる同名のベストセラー小説を原作にしたサスペンス映画。元金融マン・元海兵隊という経歴を持つCIA情報分析官ジャック・ライアンが、テロリストや麻薬カルテルといった社会を脅かす悪に知略で挑む。

1990年公開の「レッド・オクトーバーを追え！」を皮切りにハリウッドで映画化のシリーズがはじまり、アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォードら、いずれ劣らぬハリウッドスターたちがライアンを演じてきた。

今回放送されるのは、アレック・ボールドウィン主演の「レッド・オクトーバーを追え！」、ハリソン・フォード主演の「パトリオット・ゲーム」(1992年)と「今そこにある危機」(1994年)、クリス・パイン主演の「エージェント：ライアン」(2014年)の4作品。当時の国際情勢をリアルに反映したストーリーの中、それぞれの俳優が作り上げるライアン像の違いを見ることができる。

冷戦時代の第1作目からリブート作品まで、時代をまたぐ「ジャック・ライアン」

シリーズ第1弾「レッド・オクトーバーを追え！」(2月1日[土])

冷戦時代を舞台に、ソ連の潜水艦艦長ラミウスとライアンの知略戦を描く。ショーン・コネリーが威厳あるラミウス艦長を熱演。ラミウスの副官にはサム・ニール、米潜水艦艦長役のスコット・グレンらが脇を固める。監督は「ダイ・ハード」や「プレデター」など、緊張感とアクションに優れた演出で知られるジョン・マクティアナン。潜水艦内外の緻密な音響デザインが高い評価を獲得し、アカデミー賞音響編集賞を受賞した。

シリーズ第2弾「パトリオット・ゲーム」(2月8日[土])

IRA(アイルランド共和軍)のテロリストとの対立と、家族を守るために行動するライアンの奮闘を描く。本作でのライアンはCIAを退職し、アメリカ海軍兵学校の教官に。復讐(ふくしゅう)に燃えるテロリスト役には「ロード・オブ・ザ・リング」ボロミア役のショーン・ビーン。社会派テーマに定評のあるフィリップ・ノイスが監督を務め、音楽は「タイタニック」でアカデミー賞を受賞したジェームズ・ホーナーが担当。ドラマチックなスコアで物語を彩る。

シリーズ第3弾「今そこにある危機」(2月15日[土])

南米の麻薬カルテルとアメリカ政府の腐敗をテーマに、ライアンが正義を貫こうとする姿を描いた作品。「パトリオット・ゲーム」に続きフィリップ・ノイスが監督を務め、社会的テーマを含むスリラーとして緊張感のある演出を展開する。「プラトーン」ほか多数の作品で活躍する個性派俳優のウィレム・デフォーがライアンのパートナー役で共演する。

リブート作品「エージェント：ライアン」(2月22日[土])

冷戦後の現代を舞台に、テロの脅威に挑む若きライアンを描くリブート作品。ケネス・ブラナーが敵役となるロシア人富豪役と、監督を兼任。ジャックを見出した上司役にケビン・コスナー、ジャックの婚約者をキーラ・ナイトレイが演じる。現代的なスパイ映画の雰囲気を高める音楽は、「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」などの劇伴で知られるパトリック・ドイルが手掛けている。