松村北斗、日本アカデミー賞でのスピーチを反省「『すみませんでした』さえなければ…」
松たか子と松村北斗(SixTONES)が、1月28日に都内で開催された映画「ファーストキス 1ST KISS」の公開直前イベントに登場。メガホンをとった塚原あゆ子監督と共に、過去に戻ってもう一度やり直したいことなどを語った。
ヒットメーカー・坂元裕二&塚原監督が初タッグ
同映画は、「花束みたいな恋をした」などを手掛けた脚本家・坂元裕二と、「ラストマイル」の塚原監督が初タッグを組んだ作品。事故で夫を亡くした妻がひょんなきっかけからタイムトラベルし、亡くなったはずの若かりし姿の夫と「もう一度」出会い、「もう一度」恋に落ちる、心揺さぶるラブストーリーだ。松がタイムトラベルをする主人公・硯カンナ役、松村がその夫・駈役で初共演している。
今回の舞台あいさつは全国95の劇場にも生中継されているということで、仕事に限らず全国各地で思い出に残っている場所を聞かれると、松は「舞台で行くのは大阪とか福岡(が多い)。行っている間はぶらぶら散歩したり、お城登ったり、いろいろと思い出はあります。結構散策していました」と明かす。
一方、松村は以前北海道で大好きなTEAM NACSの森崎博之がレギュラーを務めるテレビ番組「あぐり王国北海道NEXT」(HBC)に出演したときのエピソードを。
松村は「北海道の大地(アスパラ畑)からアスパラが生えているんですよ。『大地に生えている状態が一番新鮮なんだ』『一番新鮮なものを食べてほしい』と言われて、北海道の大地にこう(顔を近づけて)直食いをしたことがあって」と森崎の代名詞“もぐ前食べ”をしたことを振り返り、「北海道の大地を食べたみたいな気持ちがすごかったですし、おいしかった。すごいですよ。アスパラのかんだ所から水がプシャー!みたいな。他ではしない体験をしたんで、また一つ好きな場所になりましたね」と述懐した。
また、今作は時空を超えたラブストーリーとなるが、演じる上で苦労したことについて松は「私は監督やスタッフの方にイメージを作ってもらって、現在・過去のカンナそれぞれにハマっただけなんで、私自身はやりたい放題というか(笑)。思ったままやっただけで、すいません」と恐縮しつつ、「それくらいのパワーがないとなかなか受け止めづらいお話、“現実あるある”も出てくるんですけど、あり得ないことも出てくるので、それを混ぜて皆さんにポイっと投げるのは、ある種のエネルギーがないと。そこら辺はやりたい放題暴れさせてもらいました」と、役へのアプローチを語る。
そんな松との共演について、松村は「僕の年齢とキャリア、どちらもそうですが松さんと夫婦をやるってすごく難しいことではあると思う」とした上で、「正直自分の力だけではできなくて、塚原さんもそうですけど、松さんが普段どう接してくれたかというのもすごく大きかったです。そこからシーンに入っていくシームレスさのおかげでそのまんま連れて行ってくれたシーンは本当にたくさんありました」と、撮影前後もいいコミュニケーションを取れたおかげですんなりシーンに入れたことを感謝した。
松村「あの一言だけなければな…」
さらに、1月28日は「逸話の日」ということで、タイムトラベルをする作品にちなんで、過去に戻ってもう一度やり直したい、逆にもう一度味わいたいことを発表することに。
松村は「後悔というか、あの一言だけなければな…って思ったものが、アカデミー賞で新人賞と話題賞を頂いたことがあるんですけど…」と、映画「すずめの戸締まり」「ホリック xxxHOLiC」で「第46回日本アカデミー賞」の新人賞と話題賞を受賞した2023年のエピソードを話しだす。
会場からクスクス笑い声が漏れる中、松村は「すごく光栄なことなんですけど、僕は俳優ではないから、場違いな気持ちがすごくて。(賞を)もらう分にはうれしいんですが、問題はスピーチがあるんです。新人賞で出て行って粛々とお礼と喜びを伝えて、何とか終われたんですけど、もう1回話題賞のスピーチがあって」と苦笑い。
続けて「本当にいたたまれなくて、スピーチで『僕なんかが何度も出てきてしまって場違いだなと思ってます。でもうれしいです。こんな僕を話題にしてくれてありがとうございました』と。ここまでで締めればいいんですけど、なぜか最後に『すみませんでした』って言って、会場がざわざわざわって…。あの『すみませんでした』さえなければ、もうちょっと収まりよかったなと。あれをやり直したいです。『僕なんか…』なんて話はいいから、『ありがとうございます』をもっとたくさん伝えたかったなと反省しています」と、2年前のスピーチの“締め”を失敗したことを反省していた。
映画「ファーストキス 1ST KISS」は2月7日(金)より全国公開。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)
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