芳根京子、映画『雪の花』で太鼓に挑戦 細長いものを手にすると「手首の角度とかが蘇ってくる(笑)」
俳優の芳根京子が1月24日、都内で行われた映画「雪の花 ―ともに在りて―」公開記念舞台あいさつに、主演の松坂桃李、共演の役所広司、メガホンをとった小泉堯史監督とともに登壇した。
細長いものを手にすると「手首の角度とかが蘇ってくる(笑)」
江戸時代末期を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う天然痘と闘った一人の町医者の実話を描く小説「雪の花」(作・吉村昭/新潮文庫刊)を映画化した本作。天然痘に侵された日本を本気で救おうと立ち上がった福井藩の町医者・笠原良策を松坂が、良策を支える妻・千穂を芳根、良策が教えを請いに出向く京都の蘭方医・日野鼎哉を役所が演じる。
映画『峠 最後のサムライ』以来の小泉組となった芳根は、今回の撮影現場の雰囲気を聞かれると「変わらずめちゃくちゃ緊張していて、毎シーン『本番!』という声で心臓の音が自分でも聞こえるくらい緊張していたので、マイクで心臓の音、拾ってないといいなと思いながら毎シーン挑ませてもらいました」と振り返り、「監督は自然も仲間って感じなので、普段、撮影しているときって神経がキュッとして周りの音が聞こえなくなりがちなんですけど、この現場では緊張しているのに自然のことが耳に入ってきて、心地の良い穏やかな現場で、参加させてもらえてうれしかったです」と笑顔を見せた。
また、芳根は今回、太鼓や殺陣にも挑戦したが「どちらも初めての経験だったんですけど、殺陣の撮影のときは監督が『芳根京子はこんなもんじゃない』って言ってくださったり、太鼓も練習場に何度も来てくださって、練習の経過を見てくださっていたので、来てくださるたびに“またよくなったな”と思ってもらえるように頑張ろうと思えて、監督が鼓舞してくれることがモチベーションにつながっていたので、本当に感謝しています」とにっこり。
加えて、芳根は「太鼓の本番は、見てくださっている方が本当に楽しそうに見てくださっていたので、私自身、楽しく太鼓を叩くことができました」と声を弾ませ、「今でも体に染み付いていて、こういう細長いもの(マイク)を持つと、手首の角度とかがすごく蘇ってきて(笑)、これはしばらく続くだろうなといううれしい気持ちになりますね(笑)。役所さんからも先ほど『今日は生演奏しないんですか?』って言ってくださったりして、今回、太鼓に出会えてうれしかったなと思うことが多いです」と声を弾ませた。
松坂桃李から“努力の成果”を絶賛される「圧巻でした」
そんな芳根の太鼓シーンについて、松坂は「圧巻でしたね。そして芳根さんが裏でどれだけ努力をしていたか。ずっとテーピングをしていたんですよね。現場で久しぶりに会ったときに、手首がテーピングだらけで、ボクサーのテーピングくらいグルグルに巻いていたので、どれだけ大変なことだったんだろうと肌で感じて、撮影のときもすごかったですね。圧倒されて、撮影が終わったときは芳根さんは泣き崩れていて、あれは忘れられないですね」と舌を巻き、芳根は「作品中も(良策が)真剣に何かに向かっていたり、悩んでいる表情をたくさん見てきたので、あのシーンで良策さんの笑顔が見れたこともうれしくて、“私が笑顔にしたぞ!”って思いました」と晴れやかな表情を浮かべた。
そして、諦めないで成し遂げようとした笠原良策にちなみ、2025年に成し遂げたいことを聞かれた芳根は「大きな目標は持つようにしているんですけど、目の前のことに精一杯型と言いますか、今を頑張れば未来につながると思っているので、今を全力でということを常に心がけていて、松坂さんも今、ドラマ中だと思うんですけど、私も今、ドラマに参加させてもらっているので、今はドラマを無事故、無怪我で完走することが1番の目標です」と語った。
◆取材・文=風間直人
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