中島健人「僕号泣しちゃって…」miletの言葉に救われたことを明かす

2025.01.22 20:42

中島健人とmiletが22日、都内で行われた映画「知らないカノジョ」完成披露試写会に、共演の桐谷健太、風吹ジュン、三木孝浩監督と共に出席。中島が撮影を振り返る中で、miletの「魔法の言葉」に号泣したことを明かした。

映画「知らないカノジョ」

大学時代に出会い、お互い一目ぼれして結婚したリク(中島)とミナミ(milet)。それから8年、小説家を目指していたリクは、歌手の夢を諦めたミナミのサポートのかいもあり、一気に人気のベストセラー作家となった。全てがうまくいっている、そう思っていたリクだったが、ある朝目を覚ますとミナミの姿はなく、出版社に打ち合わせに行くも出会う人々と全く話がかみ合わないことに戸惑いを覚える。

人気作家だったはずの自分は文芸誌のいち編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲があふれていた―。

milet、初めての演技に挑戦

本作が映画初出演となるmiletは、オファーが来たときの感想を「最初は主題歌のお話かな、と思ったら出演側だったので、こんなことがあるんだ！？と思って」と告白。最初は不安な気持ちもあったと打ち明けつつ「三木さんの大きな船に乗りたい、乗ったら心配いらない、って思って。一歩踏み出す勇気を三木監督が自らくださったので、怖いものはないと思って。クランクインの約1年前くらいから演技のレッスンを受けたりしていました」と語った。

miletは「こんな経験ができると思ってなかった」と口にし「新しいmiletを見ていただけると思いましたし、私も新しい人生をミナミを通して見つけることができて、今までにない経験をさせていただけたなと思います」としみじみ語った。

中島健人、miletの言葉に号泣

中島は撮影について「僕自身が、少し行き詰まってしまう場面があったんです。三木監督が欲しい表情を、なかなか僕ができなくて。本当にダメかもってなってて、三木監督も『がんばろう』ってなってた」と回顧。続けて「本番の直前まで悩んでたら、miletちゃんが直前になって『リク、私たちは愛し合ってたんだよ』って。(それから)『本番、よーい！はい！』ってところで僕号泣しちゃって(笑)。すごい魔法の言葉を持ってて」とmiletに助けられたことを明かし「とてつもないお芝居の力を僕は目の当たりにしたので、いい掛け合い、いい演奏ができた気がする」と語った。

miletは「本当にすごい涙でした。あの涙、みんな見たら絶対につられると思う」と笑顔。大好きなシーンだと言い「リクはきれいな涙を流すんです。あそこで感極まって。演技も初めてで、それまで不安もあったんですけど、あの掛け合いがあって手応えを感じられました」と告白した。中島は「miletさんにもちゃんと心を、愛情を引き出してもらえた。そういうシーンがたくさんあった気がします」と改めてmiletに感謝した。

映画「知らないカノジョ」は2月28日(金)より全国公開。

◆取材・文＝山田果奈映