

阿部寛、初のアナウンサー役で“過去最高のセリフ量”も「意外と覚えやすかったんですよ」

俳優の阿部寛が、1月22日に都内で開催された映画「ショウタイムセブン」ジャパンプレミアに参加。共演の生見愛瑠、吉田鋼太郎、主題歌を担当したPerfume(あ~ちゃん、かしゆか、のっち)、メガホンをとった渡辺一貴監督と共に舞台あいさつを行い、撮影時のエピソードを語った。
爆弾犯と元人気キャスターの命懸けのやりとり
映画「ショウタイムセブン」は、韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー映画「テロ,ライブ」(2013年)を原作に、現代日本ならではのオリジナルな展開がふんだんに盛り込まれたリアルタイム型サスペンス・エンターテインメント。生放送内で起こる爆弾犯と元人気キャスターの命懸けのやりとり、そして驚きの結末が描かれる。
爆弾犯から交渉役に指名された元人気キャスター・折本役の阿部は、初めてのアナウンサー役となるが「僕にとってもすごくチャレンジの作品でした」と吐露し、「ライブ感で伝えるという、自分の演技をある種超えるようなところもあって。あっという間に(撮影する)カメラが15分回っていたことに後で気付くという経験もしました」と、これまで演じた役柄とはまた違った難しさがあったことを明かす。
また、阿部の印象を聞かれ、生見が「阿部さんがいらっしゃるだけで現場が締まるというか、すごく緊張感のある現場で。本当に信じられないぐらいのセリフ量を一発でこなされていて…。あと、すごくドアップでずっと阿部さんが映るシーンもあって。こんなに(スクリーンで)顔面が耐えられる方がいらっしゃるんだって、迫力がすごくて勉強になりました」と独特の言い回しで称賛すると、阿部は照れ笑いしながら「(耐えられているか)皆さん確かめてください」と、観客に呼び掛けていた。
さらに、阿部のセリフ量が膨大だったという話題に。阿部は「過去最高でした」とした上で、「だけど不思議なことにきれいなセリフというか、アナウンサーの言葉はちゃんと考えられているので、意外と覚えやすかったのが一番ビックリしたんですよ。鋼太郎さんに『何でこの役引き受けたんだ?』って言われたんですけど(笑)。意外とセリフ覚えは早かったですよ」と振り返った。
それを受け、吉田は「『何で引き受けたの?』って言ったのはリハのときなんですよ。すごい量ですから。映画とかテレビの映像の世界でこんだけの量をしゃべることはまずないです。よく受けたなと思って…すごいですよ阿部さん」と称賛していた。
今作は、監督のこだわりもあって画面に映っているキャストだけでなく、映っていないキャストもその場にいて、演技をしていたという。長回しも多く、シーンの途中でセリフを間違えると、その直前から撮り直すのではなく、またシーンの頭から撮り直しするということもしばしばあったそう。
吉田の自然過ぎるアドリブに阿部「本当に上手なんですよ」
そんな緊張感がある撮影だったこともあり、アドリブを入れることはなかったのかと聞かれた吉田は「そういう雰囲気ではないわけですよ。もしそれで空気を壊してしまったり、相手の方を戸惑わせてしまったりすると、また最初からやらないといけない。アドリブは全然なかったですよ」と、アドリブなどもってのほかだと言わんばかりの口ぶりで断言した。
しかし、それを首をかしげながら聞いていた阿部が「あれアドリブじゃなかったのかな…(笑)。結構ありましたよ」と話すと、渡辺監督も「とってもいっぱいありました」と笑顔で首肯。
それでも「ないない(笑)。ないですよ」と吉田は認めようとしないが、阿部は「鋼太郎さんのアドリブって本当に上手なんですよ。空気を止めないでずっとアドリブしていくんで。本人はアドリブじゃないって言ってるんですけど、これはありがたいことでしたね」と、役に寄り添った吉田の自然なアドリブ演技に感服していた。
映画「ショウタイムセブン」は、2月7日(金)に全国公開。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)
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