中国の今を映し出す映画・ドキュメンタリーを衛星劇場で特集

2024.11.20 18:06

CS放送「衛星劇場」では、「中国映画特集～今を生きる不都合な庶民のリアル～」と題して、中国の現代映画やドキュメンタリーを12月に特集放送。女性監督＆脚本家が一人っ子政策と家父長制の影に切り込んだ「シスター夏のわかれ道」(12月4日[水]朝9:15ほか)、時代に翻弄される男女の官能ラブストーリー「天安門、恋人たち」(12月6日[金]夜8:30ほか)、精神病院で撮影されたドキュメンタリー「収容病棟」(12月11日[水]朝8:30)、香港で起こった雨傘運動を記録した社会派ドキュメンタリー「乱世備忘僕らの雨傘運動」(12月3日[火]夜6:50ほか)の4作品をラインナップしている。

作品のあらすじをサクッと解説　その一

シスター夏のわかれ道

12月4日(水)朝9:15※10日(火)は夜6:30、16日(月)は深夜2:15から放送

自分の人生か、姉として生きるか、迷いながらも現代を生きる全ての人に贈る希望の物語。看護師として働くアン・ラン(チャン・ツィフォン)は、医者になるために北京の大学院進学を目指していた。ある日、疎遠だった両親を交通事故で失い、見知らぬ6歳の弟ズーハン(ダレン・キム)が突然現れる。

天安門、恋人たち(R18)

12月6日(金)夜8:30※25日(水)は深夜2:30、31日(火)は深夜2:00放送

1980年代末の中国北京。時代に翻弄され、時を越え愛に揺れ動く男女の官能ラブストーリー。1987年、家族と恋人のいる故郷を離れ、中国東北地方から北京の大学に入学するユー・ホン(ハオ・レイ)。そこで彼女は運命の恋人チョウ・ウェイ(グオ・シャオドン)に出会う。

作品のあらすじをサクッと解説　その二

収容病棟

12月11日(水)朝8:30

精神病患者が1億人を超えたと言われて久しい中国。精神病院で撮影された初めての国際的ドキュメンタリー。この病院には200人以上の患者が収容され、入院して20年以上になる者もいる。薬物やアルコール中毒の者、政治的な陳情行為をした者や一人っ子政策に違反した者までもが“異常なふるまい”を理由に収容されている。

乱世備忘僕らの雨傘運動

12月3日(火)夜6:50※18日(水)は朝8:30、28日(土)は夜9:30放送

新世代の俊英がつづる“未来への備忘録”。各国の映画祭で注目を集めた社会派群像ドキュメンタリー。2014年、同時多発的に湧き上がったアジアの学生運動。その一翼を担った「雨傘運動」79日間の記録。香港人のアイデンティティーに突き動かされた若者たちの言葉と感情から、現代の香港、アジアの未来を描き出す。