

“唇が真っ青になるまで”「スター・ウォーズ」シリーズ・レイ役の女優が水泳選手熱演 監督が秘話語る<ヤング・ウーマン・アンド・シー>

「スター・ウォーズ」シリーズのレイ役を演じた俳優デイジー・リドリーが主演を務める映画「ヤング・ウーマン・アンド・シー」が7月19日にディズニープラスで配信された。同作はデイジーが演じる女性初の英仏海峡横断の偉業を達成した水泳選手、トゥルーディ・イーダリーの実話に基づく物語。アメリカやイギリスでは5月に劇場公開され、米映画評論サイト「Rotten Tomatoes」でオーディエンススコア98%(※7月24日時点)を記録するなど、高い評価を得ている。本作のメガホンを取ったのは映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」「マレフィセント2」で監督を務めたヨアヒム・ローニング氏。このたび、ヨアヒム監督のインタビューコメントが到着。主演のデイジーについて、また本作でプロデューサーを務めたジェリー・ブラッカイマー氏(「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「トップガン」シリーズ等)への思いなどを語った。
「ヤング・ウーマン・アンド・シー」とは
「ヤング・ウーマン・アンド・シー」は、1905年ニューヨークで生まれ育ち社会の荒波に挑戦し続け、偉業を達成した水泳選手トゥルーディ・イーダリーの半生を描く作品。トゥルーディを演じるのは、「スター・ウォーズ」シリーズのレイ役で一躍スターとなった女優デイジー・リドリー。
女性が泳ぐことが一般的でなかった当時、姉と献身的なコーチらの力強いサポートを受けながら、1924年のパリオリンピックに水泳選手として出場する。その後、“強い男性”だけが成し遂げられるとされていた英仏海峡を泳いで横断することに憧れたトゥルーディは、自身も挑戦することを決意。女性には不可能だという周囲の声をはねのけ、彼女が驚くべき偉業を達成した物語を描く。
デイジーは「唇が真っ青になるまで」泳いでいた
――主人公のトゥルーディを演じたデイジー・リドリーとの仕事で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
J:彼女は素晴らしい俳優です。僕はずっとそのことはわかっていました。だから撮影に入る前に打ち合わせを始めたとき、「僕は本当にこれをリアルにやりたいんだ。あなたを英仏海峡で実際に泳がせるわけじゃない(笑)。でも、僕はその環境の中でいたい。これを撮影するのに海の上にいたいんだ。ブルー・スクリーンとかグリーン・スクリーンとか、そういうのじゃなく」と言ったんです。
そしたら、彼女は「そう、そう、そうですね。それをやりましょう」と言いました。(でも)僕はずっと心の奥底で、彼女はきっとそんなことはしないだろうと思っていたんです(笑)。
そして、彼女はトレーニングを始めました。何カ月も何カ月もトレーニングをして、海で泳ぐこと(遠泳)をしたんです。そして、僕たちはそれを実行しました。
何週間も何週間も海に出たんです。彼女は、唇が真っ青になるまで、60度、61度(摂氏約15度)の海で一日中泳いでいて、一度も文句を言いませんでした。いつも「撮れた?」または「もう1回やる?」と聞いていました。
彼女のようなことができる俳優はあまりいないでしょう。男性でも女性でも。そして、少なくとも100年前にトゥルーディが経験したことを、ほんの少し味わうことが出来たんです。(実際に彼女がやったことと)比べるつもりはありません。でも、そのおかげで、彼女の物語をよりよく伝えることができたと思います。そして、あなたたちがこの映画を見るとき、それを感じてくれると嬉しいです。言うなれば、これはカメラで撮影したものなんです。(VFXではなく、実際に現場で撮影したものなんです)
“世界中の娘たち”のために…
――あなたにとってジェリー・ブラッカイマー作品を監督するのは2度目です。今回はジェリーとどのようなコラボレーションをしましたか?
J:彼は素晴らしいです。子供の頃からのヒーローと一緒に仕事ができて、僕は本当にラッキーです(笑)。彼はものすごく実践的な(映画作りに深く関わる)プロデューサーです。
一緒に脚本作りをし、セットにもいます。編集でも、ポストプロダクションでもそうです。彼が素晴らしい映画を作り続けるのには理由があるんです。彼には完璧なテイスト(センス)が備わっているからなんです。彼は観客が物語にどう反応するかを知っています。
――この物語は約100年前の出来事です。でも、この映画は今、多くの人々にインスピレーション(勇気)を与えると思います。この映画で、あなたが観客に伝えたいメッセージは何ですか?
J:そう言ってもらえて、とてもうれしいです。なぜなら、僕にとっては、個人的なレベルでそうだったんです。僕には10代の娘が2人います。その娘たちのために何か物語を作りたかったし、娘たちが僕を奮い立たせてくれるように、僕も娘たちを奮い立たせるような作品を作りたかったんです。だから、それが僕の願いです。
この映画は世界中の娘たちのためにあるんです。インスピレーションを得るために。自分の信じるもののために戦うために。そして決してあきらめないために。
――日本の観客もきっとこの映画を楽しんでくれると思います。日本の映画ファンにメッセージをお願いできますか?
J:映画を見続けてください。僕は映画監督として、いい映画を、そして、語るのに良い物語を作りたいんです。(そして)この物語は語るのに値するものだと本当に思っています。そして、世界のどこで育とうが、どこから来ようが、自分たちの歴史やどういうところから来たのかを知ることは重要です。男性でも女性でも。
これは明らかに若い女性の話ですが、この物語が、あなたたちが出来る限り最高の人になるために鼓舞することを願っています。みなさんにそれ(作品)を見ていただけるのが待ちきれません。
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