<インサイド・ヘッド2>多部未華子&大竹しのぶがプレミア試写会に登壇 ”感情キャラクター”にちなんだエピソードを披露
ディズニー&ピクサー最新作「インサイド・ヘッド2」が、8月1日(木)より日本全国の劇場で公開される。映画公開に先駆け、7月22日に大阪プレミア試写会が実施され、カナシミ役の大竹しのぶとシンパイ役の多部未華子が登壇した。
思春期を迎えたライリーの脳内に新たな感情が出現
2015年に公開された映画「インサイド・ヘッド」の続編となる本作。高校入学という転機を迎えた主人公の頭の中を舞台に、“感情たち”の物語を描く。
主人公は、思春期を迎え“高校入学”という人生の大きな転機を迎えた少女・ライリー。そして、彼女を子どもの頃から見守ってきた、ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの5つの感情たち。ある日、5つの感情たちの前に、シンパイ率いる「大人の感情」たちが現れ、感情の嵐が巻き起こる。
なお、前作「インサイド・ヘッド」はディズニープラスで配信中。
キャラクターカラーを取り入れた衣装で大竹&多部が登場
会場に駆け付けた大阪のファンの前に登場した大竹と多部。大竹は色鮮やかなブルーのワンピース、多部は淡いオレンジ系カラーのワンピース…と、それぞれ演じるキャラクターカラーを取り入れた衣装で会場を沸かせた。
朝から東海道新幹線が運休しており、急遽空路で東京からの移動しイベント直前に大阪に到着したばかりの多部は、「今、大阪にいることが信じられないくらいどうなることかと思いましたが、今ここに立つことができ、ご挨拶することができてとても嬉しいです。よろしくお願いします。」と挨拶。
大竹は「私は淡路島にちょうど来ていたので大阪にいたのですが、メークをしてくださる方が東京からの移動だったので飛行機で来ていただいて、さっきバってメークしていただきました。なんとか舞台挨拶と映画を上映できることになり良かったです!」とコメントし、イベントがスタート。
多部がキャラクターの感情とクロスする“シンパイ”な気持ちを語る
大阪プレミア試写会を迎えた感想について、大竹は「この間、監督さんやプロデューサーの方にお会いして、4年以上の歳月をかけてこの作品を作ったというお話を聞き、愛情を込めて1カット1カットを作ったんだなということが改めてわかり、ぜひたくさんの人に見ていただきたいなと強く強く思いました」と作品への想いを回答。
多部は「前作は映画館で観てとても印象的に残った、感動した作品の1つだったので、今回シンパイというニューキャラクターで参加させていただけて本当に嬉しいなと。1ファンとして参加できることになりとても嬉しいです。ですが、今回は(物語を)引っかき回すキャラクターなので、ちゃんと上手くできたかな、とずっと“シンパイ”なままの気持ちでずっと過ごしています」とキャラクターの感情とクロスする気持ちであることを打ち明けた。
続けてMCから自身が声で参加したことについて聞かれると「とてもうれしかったです!ピクサー作品は多分皆さんも本当に好きな作品が多いと思いますし、『インサイド・ヘッド』も映画館に観に行って、とても大好きな作品で本当にうれしいです」と喜びをかみしめながら語った。
大竹が語る大阪人の温かさ
本作ではライリーの頭の中の“感情たち”が登場するが、大阪に訪れた際の“感情のキャラクター“にちなんだエピソードを聞かれた多部は、「今日も大阪のお客さんの前なので、”面白いことを言え“って思われてるんじゃないかと、”もっとオチを交えてトークして“とかみなさん思ってるんじゃないかと…あくまでイメージですけど!ちょっとシンパイ…」と大阪の人々の笑いに対する厳しい反応についての想像を明かし、会場からは笑いともに”そんなことないよ“という温かい拍手が起こった。
大竹は「子どもがまだ幼い頃に初めて大阪の舞台に立った時、大阪のお客様が東京のお客様と全然違い、笑う時はわーっと笑って、その熱さにすごく感動したのを覚えています。こんなに待っていてくださるんだなと。あと、笑う時はこんなにはハッキリ笑ってくれるんだと大阪のお客様の温かさに感動しました」と人情あふれる大阪人のエピソードを披露し、会場は大盛り上がりとなった。
改めて作品の魅力を語る大竹&多部
大人が深く共感でき、“泣ける”作品として全世界を“共感の嵐”で席巻している本作。改めてその魅力について大竹は、「前作ももちろん好きだったんですが、今回は新しい感情が出てきたことで複雑になっていて、より感動します!子どもの時の単純な感情から複雑になって、“ヨロコビが大人になるにつれて出番が少なくなるんだ”というとても印象的なセリフがあるんですけれども、その感情たちが協力した時に出てくる感動というのはすごいなと思いました」と話した。
多部は「ライリーが思春期になり、多分皆さん誰もが通ったことあるような、今も経験してる最中かもしれない、いろんな複雑な感情が現れ、いろんな感情が冒険するんです。その中で誰もが共感できて、どの感情も自分に必要で、自分らしさを肯定してくれる、認めさせてくれるような作品になってるなと思います。私もすごく感動しましたし、本当にいっぱい共感していただけるシーンが出てくるんじゃないかなと思っています」と“感情の大冒険”ともいえる本作の見どころを語っていた。
シンパイの魅力について語る多部
また、シンパイの魅力について「シンパイというキャラは、その名の通りたくさん心配するキャラクターで、先回りして未来のことをどうにか解決しようという、若干暴走してしまうキャラクターなんですけど、心配っていう感情もとても必要な感情で、とっても愛らしくチャーミングに感じていただけるんじゃないかなと思います」と説明した多部。
さらに自分の中のシンパイは多いか?と聞かれると、「どうなんでしょう?あまり多くはない気はしますけど。どう思いますか?って、知らないんですよね(笑)」とMCに逆に質問し、その天然ぶりに会場が笑いに染まる場面も。
前作から続投で9年振りにカナシミを演じた大竹は「なんだかこのまるっこい感じと独特な喋り方がもう本当に愛らしくて、ライリーが幸せになるために精一杯悲しんでるんですけども、この体つきがたまらなく好きです。あとハズカシも。だからこのキャラクターたちのぬいぐるみが抱き心地が良くて大好きです」とカナシミの愛らしさを語っていた。
大竹がオフの時の“ダリィ”エピソードを披露
ステージには大阪名物・たこ焼きの絵の裏に9つの“感情”のキャラクターが描かれた札が用意され、引いた札の“感情”にまつわる最近あったエピソードを聞くミニゲームがスタート。
ダリィの札を引いた大竹さんは「いつもダリィですね。お仕事の日はわりと頑張っていて“ヨロコビ”な感じなんですけど、お仕事がない日はずっとソファーに寝っ転がって、“ダリィ”の中で家事などやらなくちゃいけないことをなんとかやってるという感じです」とオフの時の“ダリィ”エピソードを披露し、一番リラックスできる場所は作中のダリィと同じソファの端で寝っ転がっている時だと明かした。
ハズカシの札を引いた多部は「家の鍵を持って出るのを忘れてしまったことです。よくあるんです」と鍵を開けてもらえるようお願いするときに“ハズカシ”くなるうっかりエピソードを披露。MCが「気を付けましょうね」と返すと会場は笑いに包まれた。
真逆の反応をする大竹と多部に会場では笑いの渦が
さらに“作品には登場しない私だけが持っている感情キャラクター”をフリップで発表。“ソワソワ”と書いた多部はその理由について、「今日朝6時に起きて、ここに来るまで大阪のことを考えていて、家でもソワソワ。空港に向かうまでソワソワ。本当にたどり着くことができるのかソワソワ。今ここに立って、今度は今から映画を観ていただくお客様みんなに楽しんでもらえるかという心配でソワソワなんです…」と1日中ソワソワしていると回答。
”ワクワク”と記入した大竹は「結構なんでも楽しみたい方なので、新しい台本が来る時とかどんな風にできるんだろうと思ってなんでもワクワクする方ですね。初めて作る夕飯のおかずについて、それを息子がどう言うかとか。ほとんどノーリアクションなんですけどね(笑)」と話した。大竹はヘアメークさんの到着が遅れたことで”ソワソワ”したかと聞かれると、「全くしなかった!なるようになるという考えなので、あまりソワソワとか心配はないですね」と多部とは真逆の反応をすると会場も笑いの渦に。
大竹「世界は“ヨロコビ”にあふれていなくちゃいけないんだと思える映画」
最後に本作の公開を楽しみにしている大阪のファンに向けて、多部は「前作から『インサイド・ヘッド』が大好きな方はたくさんいらっしゃると思うんですけど、今回もきっと大ファンの方にも、初めて観る方にもきっと心に留まる、感動する物語が待ってるんじゃないかと思います。今日のみならず、何回も映画館に足を運びたいなと思っていただける作品になっていますので、ぜひまずは今日1回目を楽しんでみてください。ありがとうございました」と語った。
大竹は「今日はお忙しい中、そして暑い中、本当にこの映画を選んでくださってありがとうございます。多分観終わった後に、世界は“ヨロコビ”にあふれていなくちゃいけないんだと思える映画なので、是非楽しんでいただけたらとっても嬉しいです。良い夏休みになる、1つのアイテムになると思うので、よろしくお願いします!」と作品を強くアピールし、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
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