「ミッシング」公開御礼舞台挨拶に出席した石原さとみ(C)モデルプレス

石原さとみが涙 サプライズゲストからプレゼントも「たまらないです」【ミッシング】

2024.05.30 21:58

女優の石原さとみが30日、都内で行われた主演映画「ミッシング」公開御礼舞台挨拶に、共演の青木崇高とともに登壇。サプライズゲストが登場し、涙する場面があった。


青木崇高、石原さとみの覚悟を絶賛

青木崇高、石原さとみ(C)モデルプレス
青木崇高、石原さとみ(C)モデルプレス
公式サイトで展開している感想投稿キャンペーンに寄せられた感想を紹介する一幕があり、「365日、24時間、つきっきりなんて無理だし、2秒目を離しただけでいなくなる。自分の命と引き換えに見つかるものならすぐにでも死ねるよな、親なんて。何かに当たりたいのに当たれない、狂ってしまえばラクなのにそれすらもできない石原さとみの抑制された演技は素晴らしかった」という感想をMCが代読すると、石原は「ご感想の通りに、自分の命より大切で、2秒目を離しただけですぐどっかに行っちゃうじゃないですか。本当に怖くなるし、この感想はものすごく苦しくなりました」と吐露。これに、青木は「僕が改めて思うのは、そういう母性がある中でこの作品に向き合うということは本当に大変なことだったと思いますし、世の中にはいろんな母親のストーリーがあるわけですけど、実生活で母の喜びが高まっているときにこのストーリーに向き合うことが、どれだけ覚悟のいることかということだったと思うんですよね。その覚悟に僕は拍手を送りたいです」と石原を称えた。
 
石原さとみ(C)モデルプレス
石原さとみ(C)モデルプレス
続けて、石原は「結婚したときくらいに、ドナーカードにマルを付けたんです。その経験が初めてで、子どもができたときに、このマルはとても大事な意味を持っているということも含めて、子を持つってこの覚悟なんだなって免許証の裏を見るときに思うんですよね」といい、「このキャンペーン中でその覚悟の重さを思いだしまして、この作品を機にいろんな捉え方が変わりました。ニュースの向こうに流れているご家族のことを想像するようになりましたし、この作品をきっかけに自分の中の当事者意識といいますか、想像力がとても勉強になりましたね」としみじみと語った。

石原さとみ、サプライズゲスト登場に涙

 
青木崇高、有田麗未、石原さとみ(C)モデルプレス
青木崇高、有田麗未、石原さとみ(C)モデルプレス
石原さとみ(C)モデルプレス
石原さとみ(C)モデルプレス
イベント後半では、失踪した娘・美羽を演じた有田麗未がサプライズで登場する一幕も。扉から有田が姿を表すと石原と青木は驚きつつも頬を緩め、有田が元気に挨拶すると、石原は「大きくなったねえ」と目を細め、青木とともに目に涙を浮かべた。

青木崇高、有田麗未、石原さとみ(C)モデルプレス
青木崇高、有田麗未、石原さとみ(C)モデルプレス
さらに、有田が描いた似顔絵をプレゼントされると、石原は「本当に嬉しいですね。たまらないです」と喜び、有田が「セリフを覚えることが好きです。映画をあと3回くらい観て、全部セリフを覚えようと思います」と意気込むと、石原は「誰のセリフ?全員の?」と尋ね、有田が全員のセリフを3回で覚えようとしていることがわかると、石原は「えっ、天才です、うちの子。私は自分のセリフですら思い出せないのに(笑)」と笑顔を見せた。

石原さとみ(C)モデルプレス
石原さとみ(C)モデルプレス
最後に、石原は「全キャストのエネルギーが詰まった作品です。観ると圧倒されると思いますし、苦しくなると思うんですけど、観る前より観た後のほうが確実に心の何かが生まれていると思います」とアピール。「私はこの作品をきっかけでSNSの可能性を本当に感じました。始めたいなと思うくらいで、SNSの力って偉大なんだなって。負の力もそうですけど、前進していく力は本当に偉大だなと思います。みなさん、その力を使ってぜひ温かい言葉を発信していただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。

石原さとみ主演「ミッシング」

 
青木崇高、有田麗未、石原さとみ(C)モデルプレス
青木崇高、有田麗未、石原さとみ(C)モデルプレス
ある日娘が失踪してしまった家族が、帰りを懸命に待ち望みながらも自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄されていく姿を描く。母親・沙織里を演じる石原は、7年前に“今までの自分を壊してほしい”と自ら吉田恵輔監督(※「吉」は正式には「つちよし」)に直談判し、本作で念願の吉田組初参加を果たした。(modelpress編集部)
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