石原さとみ、横浜の“世界初”映画館でテープカット「すごく限られた貴重な機会」シースルードレスで登場<ミッシング>
2024.04.24 17:32
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女優の石原さとみが24日、神奈川・横浜のローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらいで行われたオープニングテープカットセレモニー&映画「ミッシング」(5月17日公開)の特別試写会舞台挨拶に出席。
石原さとみ「このあと仕事がなければ一緒に観たいくらいです(笑)」
音と振動を発生させるスピーカーが内蔵された椅子(フレックスサウンド)が全スクリーン、全席に導入された世界初の映画館となった同映画館のオープニングテープカットセレモニーに参加した石原。その後に行われた映画『ミッシング』の舞台挨拶に再登場した石原は「映画館の新しい香りがしますね」と声を弾ませ、「しかも新しい映画館で、フレックスサウンドで、しかも公開前の『ミッシング』という作品を一足早く観ていただける、すごく限られた貴重な機会だと思います。私も正直、このあと仕事がなければみなさんと一緒に観たいくらいです(笑)。最後まで存分に楽しんでいただければなと思います」と挨拶した。
石原さとみ、吉田恵輔監督に直談判した過去
また、16日に行われた本作の完成披露試写会で、自身のキャリアを考え、7年前に吉田恵輔監督(※「吉」は正式には「つちよし」)に「映画に出たい」と直談判したことを明かした石原は、改めてそのことについて聞かれると「このままじゃいけないと、7年前より前から思っていて、変わりたいというのと、自分の伸び代を信じたいなと感じていまして、自分にはもっとできることがあるんじゃないかなとか、私自身が知らないところに行ってみたいなと。もっともっとお芝居が好きになりたいな、学びたいな、変わりたいな、今の自分を壊してほしいなと思いました」と回顧し、「そこで出会ったのが吉田恵輔監督作品で、この人だったら私を変えてくれるはずだと、なぜか直感で思いまして、お仕事絡みよりはプライベートでお伝えした方が伝わりやすいのかなと勝手に思って(笑)、自分で行動に移して今に至ります」と経緯を説明。知人を介して吉田監督と出会えたそうで「お会いしたときに監督は酔っ払っていたんですが(笑)、『あなたの作品に出たいです』『どんな役でもいいです』ってお願いしたら、『石原さんはメジャーでイメージが湧かないな』『ちょっと都会の匂いがするな』って言われて(笑)、だからこそお願いしたいんですと言いまして、連絡先だけでもとお願いして交換させていただいて、3年間まったく音沙汰がなかったんですが、3年後に『脚本を書きました』と連絡をいただいて、漫画みたいに飛び跳ねて喜びました」と打ち明け、「吉田恵輔監督作品に出られることが本当に嬉しかったですし、絶対に学びがあるだろうなと。そして脚本を読んで、当て書きでもないですし、私のことなんか1ミリも想像して書いてないと思いますし、私が1番初めに思い浮かんだ女優さんでもないと思うんですが、ギャンブルのように石原さとみでやってみようとオファーしてくださった吉田さんの勇気というか、挑戦が本当に嬉しくて、だからこそ自分にできるんだろうかという不安もありました」と当時の心境を明かした。
そんな吉田監督作品の魅力を尋ねられた石原は「吉田作品を観ていると匂いが伝わってくるくらいドキュメンタリーの感覚になるんですよね。そこに生きている人をドキュメンタリーで撮っているかのような作品に感じます」といい、加えて、「主人公が主人公としてフォーカスされていないのがとても好きで、よく映画だと主人公をベースに描いていくので、ずっとフォーカスがそこになるとほかの出ている人たちが消されていくことがよくあるんですけど、あなた(主人公)だけが世界の軸じゃないんだよということが吉田作品を観ると思うんですね。あなたが悲しんでいても、苦しんでいても、同じときに違うことでエネルギーを使って怒ったり、悲しんだり、笑っている人がいて、人には人の時間軸があるんだということが1枚の画でわかるので、これはリアリティだなと感じて好きです」と熱く語った。
石原さとみ主演「ミッシング」
本作は、常に観客に衝撃を与え、想像力を刺激する作品を発表し続ける吉田氏が、雑音溢れる世の中で生きるわたしたちが抱える問題をえぐり出し、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、リアルにかつ繊細に描いた感動作。娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親・沙織里を石原が、娘の行方を探し続ける家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田を中村倫也が演じる。(modelpress編集部)
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