映画「水深ゼロメートルから」、清田みくり“チヅル”が過去の悔しい気持ちを引きずる様子を切り取った一部本編映像公開
山下敦弘監督が手がけた、女子高生が奮闘する青春群像劇「水深ゼロメートルから」。この度、思春期特有の悩みを抱える女子高生チヅル(清田みくり)の一瞬を切り取った本編映像の一部が公開された。
徳島市立高等学校の演劇をもとにした映画「水深ゼロメートルから」
「高校演劇リブート企画」第一弾の城定秀夫監督に続く形で、山下敦弘監督がメガホンをとった映画「水深ゼロメートルから」。本作は、夏休みに特別補習として水のないプールを掃除する女子高生たちが何気ない会話を交わすうちに、各々が抱えている思いが浮き彫りになっていく青春物語だ。
原作は、第44回四国地区高等学校演劇研究大会で「文部科学大臣賞(最優秀賞)」を受賞した中田夢花脚本による徳島市立高等学校の演劇。子どもから大人へ変わるココロとカラダに揺れる、10代の想いを繊細に演じきったメインキャストを、濱尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれが務める。
今回公開された映像は、清田みくり演じるふてくされ水泳部チヅルが、思春期ならではの悩みを抱える一幕を切り取ったシーン。映像の冒頭から聞こえる「くすのき」という名前。中学まで誰よりも水泳が得意だったチヅルが、高校生になって負けてしまったのが「くすのき」。以来、長らく悔しい気持ちを抱きその事実を今でも引きずり、落胆した様子が伺える映像となっている。
4月18日(木)には、池袋HUMAXシネマズにて完成披露上映会の開催が決定。メイク推奨一軍女子ココロ役の濱尾咲綺、踊れなくなった女子ミク役の仲吉玲亜、ふてくされ水泳部チヅルの清田みくり、チヅルを見守る先輩ユイ役の花岡すみれ、野球部マネージャーの三浦理奈、山下監督が舞台あいさつに登壇する予定となっている。
「水深ゼロメートルから」ストーリー
徳島南高校2年生の夏休み。阿波踊りの練習を見られたくない内気なミクと、メイクをしてないと落ち着かないココロは、体育教師の山本から水泳の授業の特別補習として水の入っていないプールの掃除を指示された。
そのプールの底には、隣の野球部グラウンドから飛んできた砂が積もっている。渋々砂を掃き始めたふたりと、なぜかそこにいるやけっぱちな水泳部のチヅル、やがてやって来た水泳部を引退した3年の先輩ユイたちの部活、恋愛、メイク…他愛のない会話で放課後の時間は過ぎていく。徐々に彼女たちの悩みが溢れだし、それぞれの思いは時にすれ違い、時にぶつかり合いながらどこへ向かうのか…。プールの底から始まる、ヴィヴィッドな青春群像劇。
※濱尾咲綺の「濱」は異体字が正式表記
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