浜野謙太、幼少期の夢は“漫画家”「写実的な絵を描くのが好きでした」＜ソウルフル・ワールド＞

2024.04.11 21:47

ミュージシャンで俳優の浜野謙太が、4月11日に都内で開催されたディズニー＆ピクサー長編アニメーション映画「ソウルフル・ワールド」前夜祭に登場。作品にちなんで、今の夢などについてトークを展開した。

「アカデミー賞」長編アニメーション賞＆作曲賞を受賞

同作は「カールじいさんの空飛ぶ家」(2009年)や「インサイド・ヘッド」(2015年)などを手掛けたピート・ドクターが監督を務め、「第93回アカデミー賞」長編アニメーション賞と作曲賞を受賞したアニメーション映画。物語は人間が誕生する前に「どんな自分になるか」を決める魂(ソウル)の世界を舞台に、そこへ落下したジャズピアニストを夢見るジョーとソウルの世界に留まる“22番”の出会いと2人の成長模様を描いている。

同作は2020年に劇場で公開される予定だったがコロナ禍で劇場公開は中止になり、同年よりディズニープラスで配信。今回ディズニー＆ピクサー最新作「インサイド・ヘッド2」が8月1日(木)から劇場公開されるのを記念して、劇場未公開だった「私ときどきレッサーパンダ」「あの夏のルカ」に続いて、4月12日(金)より全国の劇場で上映されることになった。

浜野が演じるのはジャズピアニストを夢見る音楽教師のジョーということで、小さい頃に抱いた夢を聞かれると「最初は漫画家でしたね。絵を描くのが好きで、とにかく写実的(リアリスティック)な絵を描くのが好きでした。『北斗の拳』とか(リアルな)線がいっぱい入ったやつ。怒った時に鼻にすごくシワが寄るんですよ」と言いながら眼鏡を外し、鼻や眉間にシワを寄せてまねして見せ、「これをすごく頑張って練習していました」と熱量たっぷりに話し、笑いを誘った。

また、今の夢については「細分化していますね。ミュージシャンと俳優をやらせてもらっているので、それぞれの夢があるんですよ。夢は一筋縄で語れないということで…」と大人だからこそ、無邪気には語れないけど、今もいろいろな夢を持っていることを伝えた。

浜野の“人生のきらめき”は…？

さらに、「ソウルフル・ワールド」が“人生のきらめき”についても描かれるストーリーということで、自身の“人生のきらめき”についてフリップに記載して答える場面も。

浜野は「バシッと一言で言いたくて、ジョー役をやらせていただいて、『ソウルフル・ワールド』を見て、いろいろ考え尽くした僕だからこそできると思ったんですけど…」と前置きした上で、「2個になっちゃいました。すいません」と謝罪し、「『ライブ』か『サウンドオブミュージック』」と記載。

その理由について聞かれると「僕は音楽をやっているので『ライブ』(コンサートなど)。俳優でいうところの『ライブ』は本番ですよね。ドライ(リハーサル)をやってテストをやって、カメラ回って本番！という時の緊張感。その緊張感という意味で一つにまとめて『ライブ』と思ったんですけど…」と葛藤したことを明かす。

その上で、最終的に「サウンド・オブ・ミュージック」とも記載した理由を「僕は家族がいまして、息子が小5で娘が小3。踊りたいと思ったら踊るし、歌いたいと思ったら歌うんですけど、僕も一緒になって歌う時があるんです。コロナ禍にみんなで千昌夫さんの『北国の春』を熱唱したことがあって、妻がピアノを弾いて、僕と息子と娘で歌って。それが僕的に言わせると『サウンド・オブ・ミュージック』状態」と明かし、「(きらめきは)緊張感とか関係なく、歌や踊りにふわ～っと熱がいっている時なのか、緊張感とともにみんなと一体感を目指して何かに向かっている時なのか行き来していますけど、(今作を)見るとこれだ！って思うと思います。皆さんも見ながら考えてみてください」とそれぞれの“きらめき”を考えてほしいと、アピールした。

映画「ソウルフル・ワールド」は、4月12日(金)に全国公開。また、ディズニープラスでも配信中。

◆取材・文・撮影＝月島勝利(STABLENT LLC)