道枝駿佑&福本莉子(C)2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会

なにわ男子・道枝駿佑&福本莉子「今夜、世界からこの恋が消えても」主題歌決定 涙の最新予告映像解禁

2022.06.23 05:00

なにわ男子道枝駿佑と女優の福本莉子がW主演を務める映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(通称:セカコイ/7月29日公開)の主題歌と最新予告映像が解禁された。


道枝駿佑&福本莉子W主演「今夜、世界からこの恋が消えても」

本作は、第26回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞受賞作品であり、日本、韓国、中国書籍の合計発行部数が50万部を突破(2022年6月時点)するなど、国境を超えて異例のヒットを記録している一条岬の同名恋愛小説を、道枝×福本のW主演で映画化。

眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織(福本)と、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透(道枝)の儚くも切ない愛の物語だ。

本作の監督を務めるのは、『僕等がいた 前篇・後篇』(2012)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016)など数々の恋愛映画を創り上げてきた名手・三木孝浩。脚本は『君は月夜に光り輝く』(2019)の月川翔と『明け方の若者たち』(2021)の松本花奈が共作し、映画音楽には、『糸』(2020)で第44回日本アカデミー賞・優秀音楽賞にもノミネートされた亀田誠治を迎え、現在の日本映画界で、恋愛映画を作るにあたり、これ以上ない最高峰のクリエイターたちが奇跡のタッグを組んだ。

さらに、真織が「前向性健忘」を患っていることを理解し支え、頼れる親友・綿矢泉を演じるのは、古川琴音。透の姉である神谷早苗役には松本穂香が、透と真織の小さな恋を微笑ましく見守りつつも2人の未来を案ずるキーパーソンを演じた。また、透の両親に萩原聖人と野波麻帆、真織の両親に水野真紀と野間口徹、2人の同級生に前田航基、西垣匠と注目の若手からベテラン勢までが、しっかりと脇を固めた。

6月から平日、毎夜に投稿される“観る小説”「夜の連続TikTok小説 セカコイ」(全17話)では、動画が解禁されるたび「2人の声が好き」「もうすでに泣ける」「明日も楽しみ」など、毎日の投稿を心待ちにしている声が多く上がっている。その全17回の投稿が23日20時で最終回を迎える前に、主題歌情報がついに解禁となった。

ヨルシカ、初の実写映画主題歌を担当

ヨルシカ(提供写真)
ヨルシカ(提供写真)
ボーカロイドクリエイターとして頭角を現していたn-buna(ナブナ)と、そんな彼が見出したシンガー・suis(スイ)によって結成された2人組のバンド、ヨルシカ。n-bunaが生み出す楽曲の文学的な世界観とsuisの透明感あふれる歌声で、人々を惹き付けてやまないヨルシカが、『セカコイ』の主題歌を担当する。

彼らにとって実写映画の主題歌は初の試みとなり、脚本を読んで、本作のために書き下ろされた新曲「左右盲」(さゆうもう)について、n-bunaは「相手の顔や仕草を少しずつ忘れていくことを左右盲になぞらえて書いた楽曲です。オスカーワイルドの幸福な王子を歌詞のモチーフにしています」と本作の世界観を独自の解釈で捉え、形にしたとコメント。右と左のとっさの区別がつかない様を記憶が少しずつ失われていく真織になぞらえた、繊細で澄み渡りながらも切なさが溢れる楽曲に仕上がった。

本作の映画音楽を担当する亀田は「この映画『セカコイ』には『人が人の幸せを願い、祈る気持ち』が通奏低音のように流れています。ですから音楽は、劇中のサウンドトラックから主題歌まで一筆書きで淀みなく設計する必要がありました。J-POPの地平線をくまなく見渡したところ、この『セカコイ』の物語性を表現できるのはヨルシカの世界観しか考えられず、ヨルシカと僕は音の往復書簡のようにやりとりを重ね『左右盲』という尊い楽曲が生まれました」とこれまでの道のりを振り返った。

主題歌をひと足早く聴いた道枝は「映画の世界観にぴったりな、すごくいい曲だなと思いました」と、『セカコイ』と楽曲の調和性について触れ、福本は「最後の歌詞が、この物語と同様に切ないところがすごくいいなあと思いました。ヨルシカさんに歌っていただけて嬉しいです!」と喜びをあらわに。また、ヨルシカの音楽を聴きながら本作を執筆していたという原作者の一条からは、「映画の余韻を彩ってくださる素晴らしい曲」と絶賛のコメントも寄せられた。

眠りにつくと記憶が消えてしまう真織と、真織を支え寄り添う透になぞらえた切ない歌詞、そして儚く透き通る歌声が織りなす楽曲の世界観に注目だ。

“90秒で涙する”最新予告映像解禁

「ねぇ、これって誰なのかな…?」と話す真織の一言に、“神谷透くんのことを忘れないで”と書かれたメモ。そして、「ごめんなさい…」と泣き崩れる泉(古川)の姿。この度解禁されたのは、透の記憶が、まるで抜け落ちてしまったかのような真織の姿から始まる、今後の物語の行方が気になる予告映像となっている。

「私は事故で記憶障害になっています。机の上の日記を読みましょう」と書かれたメモから一日が始まる真織の毎日に、突然現れた透。お互いがお互いを照らすように、2人の日常が輝き出す。

記憶が消えてしまうと知りながらも重ねる2人のまぶしい瞬間が、ヨルシカの奏でる主題歌「左右盲」と共に胸を締め付ける。しかし、そんな時間は長く続かなかった。放課後の教室、帰り道のモノレール、海辺のピクニック、2人の思い出から消えていく透の姿。

真織の言う“彼との恋が消えた、本当の理由”とは。透が言う“君のためにできること”とは何なのか。90秒で、すでに涙なしでは見られない結末を予感させる本予告となる。(modelpress編集部)

n-buna(ヨルシカ)コメント

相手の顔や仕草を少しずつ忘れていくことを左右盲になぞらえて書いた楽曲です。オスカーワイルドの幸福な王子を歌詞のモチーフにしています。映画版とリリース版で楽曲のアレンジが少し変わっています。映画版では世界観に合うよう映画音楽を統括されている亀田誠治さんと相談しながら、冒頭の生活音的なサンプリングを減らして優しくアコギを聞かせる編成にしたり、最後のサビに男女でのコーラスを入れたり。よりエンディングに寄り添った、少しドラマチックなアレンジになっています。そのちょっとした違いも映画の中で楽しんでもらえたら幸いです。 

音楽:亀田誠治コメント

時に素晴らしい小説は、読んでいるうちにあたかも自分がその小説の中にいるような感覚になることがあります。ある時から僕も、自分自身がこの『セカコイ』の物語の登場人物のような気持ちになっていました。いい歳こいたオッサンが40年前の学生時代にタイムスリップして、真織や透や泉の3人の輪の中にいるような…そんな奇妙な既視感です。

この映画『セカコイ』には「人が人の幸せを願い、祈る気持ち」が通奏低音のように流れています。ですから音楽は、劇中のサウンドトラックから主題歌まで一筆書きで淀みなく設計する必要がありました。

J-POPの地平線をくまなく見渡したところ、この『セカコイ』の物語性を表現できるのはヨルシカの世界観しか考えられず、ヨルシカと僕は音の往復書簡のようにやりとりを重ね「左右盲」という尊い楽曲が生まれました。映画『セカコイ』の物語に寄り添い、この時間軸でしか存在しない尊い音楽が、登場人物の心と、映画館で映画を見る人の心をつなぎます。

原作者:一条岬コメント

分かつことのできない優しさと悲しさ。その陰影すらも表現された素晴らしい曲だと思います。自分にとってヨルシカさんは、安易に好きと言えないくらいに好きなアーティストでした。繊細で、切れ味に優れ、抜群の世界観がある楽曲の虜になっていたからです。

「左右盲」を初めて聴いた時の衝撃は忘れません。原作で目指していた、光のような、悲しみのような優しさが体に流れ込んできました。喜劇でも悲劇でもなく、優しいだけでも悲しいだけでもない。そんな映画の余韻を彩ってくださる素晴らしい曲だと感じています。
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