

市原隼人×佐藤大志、リアルでも“先生と生徒”のような関係に「もう一つの学校、市原さんが本当の先生みたいになっていた」

給食マニアの先生と生徒による、どちらが給食を“おいしく食べるか”というバトルを描いた人気シリーズが「劇場版 おいしい給食 卒業」として再び劇場に。給食に人生を懸ける教師・甘利田幸男(あまりだゆきお)を市原隼人、献立に異次元のアレンジを加える中学3年生・神野ゴウを佐藤大志が演じる。
市原「“キング・オブ・ポップ”な作品にしたい」
――まずは「劇場版 おいしい給食 Final Battle」(2020年)に続いて、ドラマ「おいしい給食 season2」(2021年tvkほか)が放送され、そして再び映画化と聞いたときの率直な感想を教えてください。
市原:再び皆さまに見ていただけることに感謝しかないです。撮影に入る前、世代関係なく楽しんでいただける“キング・オブ・ポップ”な作品にしたいと監督とも話をしました。温かく、優しく、柔らかくありながらも力強い作品になればいいと思っていて。現場ではオールスタッフキャストと共闘しながら、作品を愛してくださった方に何を恩返しできるのかを考えながら立っていました。
佐藤:再びこの世界に戻れるなんて思ってもいなかったので、最初は驚きでいっぱいでした。昨年の夏休み中に撮影したのですが、もう一つの学校に通っているような気持ちで。途中から市原さんが本当の先生みたいな感じになっていました。
市原:僕的には親戚のおじちゃんみたいな気持ちだったけど(笑)。前作に比べて大きくなったな~って。洞察力や監督に何かを返そうとする姿を見て、本当に成長したと感じました。そして、僕らの仲もより強固になり、見えない糸でつながっている感覚を持てて心強かったです。
佐藤:僕も給食のシーンでゴウと先生がバトルしているときに、戦っている気持ちを強く感じることができて楽しかったです。前作よりさらにやりがいを感じました。
佐藤「正直、演技を見ていて笑っちゃいそうになる」
――給食への思いが強いお2人は体全てを使い、そのおいしさを伝えていきますね。
市原:甘利田ほど人生を謳おう歌か している人はいないんじゃないかと思うほど、日々を楽しんでいると思います。おいしいものに対して全身全霊でぶつかって表現している姿がすごい。演じていて、何が現実でどこまでが妄想なのか分からないくらいで。
佐藤:正直、演技を見ていて笑っちゃいそうになるんですよ。でも本番はグッとこらえて、リハーサルで大いに笑ってました。生徒役の人はみんな笑っていたと思います。そして、給食が本当においしくて…。先生やゴウの気持ちがすごく分かります。
市原:一番印象に残っている献立は、ドラマのシーズン2の第8話で出てきた揚げパンとオムバナナ、ババロア、フルーツ牛乳。あんな給食は実際では食べたことがないので。幸せでした。
佐藤:おかずはもちろんですが、デザートも好きでした。実際の学校で食べる給食もおいしいですが、撮影の方がさらにおいしく感じました(笑)。
市原「僕にとっても生涯忘れられない作品になった」
市原:それはみんなと班になって顔を突き合わせて食べているのもあるんじゃないかな。ほら今は黙食が基本だし。僕なんて、給食を食べるために学校に通っていたといっても過言ではないくらいだったから。当時はきな粉パンが好きでした。たっぷりきな粉をつけてもらったりして。
佐藤:僕はみそラーメンが好きです。ただゴウを演じるようになってからは、友達から「今日はどうアレンジするの?」とめちゃくちゃ聞かれるようになって(笑)。コッペパンと竜田揚げが出たときは、隣のクラスから見に来る人もいたくらいで困りました。
――今回、ゴウの卒業で2人のバトルは終止符を打つことに。
市原:映っていないところで、生徒全員に卒業証書を渡したのですが、みんな涙が止まらなくなって…。一生懸命に走り抜けたのだと改めて感じ、本当に愛くるしいと思いました。
佐藤:市原さんには作品に対する思いや姿勢など、ためになることを教えていただいて。俳優として頑張っていく気持ちが強まりました。
市原:僕の方こそ、無垢な姿を見て心が洗われたというか。純粋に物を作ることは楽しいんだということを教えてもらって。僕にとっても生涯忘れられない作品になりました。
◆取材・文=玉置晴子
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