山田孝之(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2022

山田孝之「映画クレヨンしんちゃん」にサプライズ出演 イケメン役オファーに「私でした、すみません」

2022.04.22 15:00

俳優の山田孝之が、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版第30弾「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(ちんぷうでん)」(4月22日公開)に声優としてサプライズ出演していることが発表された。


「クレヨンしんちゃん」、記念すべき劇場版30作品目迎える

「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」メインビジュアル(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2022
「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」メインビジュアル(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2022
1990年より「漫画アクション」で連載が開始され、その後1992年にアニメが放送されて以来、長きにわたり老若男女に愛され続けている国民的キャラクター「クレヨンしんちゃん」。2022年は映画クレヨンしんちゃん30周年で、毎年ヒットを記録し続けた劇場版もいよいよ30作品目を迎える。

そして、記念すべき劇場版第30弾目の本作が、いよいよ22日公開、GWに全国のファミリー、子どもたちに笑顔をお届けする。

長きにわたりシリーズを支えてきたスタッフたちによる本作は、ギャグ満載の忍者アクション大作。嵐を呼ぶ5歳児が今度は“忍者”に。映画のスクリーンを縦横無尽に駆け回る。そして本作で明かされるしんのすけ出生の真実。なんと、しんのすけは野原家の子供ではなかった!?本作は、30作品目にしてしんちゃんの原点回帰ともいえる内容となっている。

山田孝之「クレヨンしんちゃん」にサプライズ出演

本作で突如現れる“イケメン”役として抜擢されたのは、日本が誇る唯一無二の俳優・山田。映画やドラマでは主役から脇を固める重要な役回りは勿論、最近ではNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」で主演し、規格外のストーリーとその演技で社会現象を巻き起こした。

さらに来年の大河ドラマ「どうする家康」では忍者の代表ともいえる服部半蔵役を演じることも先日発表されているほか、演者の枠を超え、監督、製作総指揮、プロデューサーを務めるなど、活躍の場はとどまることを知らない。その名優が本作で演じる役どころは、野原家絶体絶命のピンチに突如現れる謎の“イケメン”役。その容姿は、サラサラのブラウンの髪をたなびかせ、透き通った青い目を持ち、水色の華麗なスーツに身を包んだ爽やかな8頭身イケメン。そして「アハハハ」と笑い続ける“だけ”という「クセがすごい」まさかの役柄。

山田孝之、“イケメン役”オファーに「私でした、すみません」

山田は今回出演することに関して「お話をいただいたときから、『(出演することを)隠し続けた方が良いんじゃないか』と思っております。ですので、『私でした、すみません』という感じです。この役を僕にオファーしてくださる、しんちゃん製作チームが1番クセがあると思います」と疑問を隠せない様子。

一方で「現実だとイケメン役のオファーが来ないから、めちゃくちゃ嬉しかったです。お引き受けしたのもイケメン役が出来るからです」と喜びのコメントを寄せ、出演オファーを引き受けた理由を明かした。

“イケメン”を演じるにあたっての役作りについて問われると「“カッコつける”ということを意識したことが無いですから、今日に至るまでとにかく『自分はイケメンだ』と言い聞かせました。ただし、『これはあくまで役作りであって、お前は本当のイケメンではないから勘違いするな』ということも、朝昼晩と鏡の前に立って言い聞かせてきました」と入念に下準備をしてからアフレコに挑んだことを明かした山田。実際のアフレコは「アハハハ」とただひたすらに笑いつづけるだけの演技のため、長く笑い続ける難しさがあったという。

出演オファーをしたテレビ朝日プロデューサーは「映画を見るみなさまを驚かせるつもりが、我々スタッフが1番驚いてしまった次第です」とコメント。さらに「こんなヘンタイな役をこなせるの、だ~やまパイセンしかいないゾ!!納豆ナットク~」としんちゃんならではの太鼓判コメントも到着した。(modelpress編集部)

山田孝之コメント

お話をいただいたときから「隠し続けた方が良いんじゃないか」と思っております。ですので、「私でした、すみません」という感じです。この役を僕にオファーしてくださるしんちゃん製作チームが一番クセがあると思います。現実だとイケメン役のオファーが来ないから、めちゃくちゃ嬉しかったです。お引き受けしたのも“イケメン役が出来るから”。

役作りは、“カッコつける”ということを意識したことが無いですから、今日に至るまでとにかく「自分はイケメンだ」と言い聞かせました。ただし、「これはあくまで役作りであって、お前は本当のイケメンではないから勘違いするな」ということも、朝昼晩と鏡の前に立って言い聞かせておきました。

「クレヨンしんちゃん」は、僕が小学校2、3年の頃から始まって、ずっと続いている人気アニメなので、今回の出演は単純に嬉しかったです。どの家庭もそうだと思いますが、親からは観るなと言われていました(笑)。そう言われつつも、学校でしんちゃんの話をしたりして。みんな観たくてたまらなくて観ていたんですよね。

そんなしんちゃんの魅力は野原家全員、これだけ“個”が強い中で、団結して助け合っているところが素晴らしい家庭だと思います。是非、劇場でお楽しみください。

野原しんのすけコメント

すぺしゃるすぎるサプライズ~!!だ~やまパイセンこと山田孝之お兄さ~ん。どもども、ヒゲめまして~。いや~、笑うイケメン役ですか~。こんなヘンタイな役をこなせるの、だ~やまパイセンしかいないゾ!!納豆ナットク~。GWにみんなもゲラゲラ笑えば~。

テレビ朝日佐野プロデューサーコメント

あの山田孝之さんに「笑い続けるだけのイケメン」を演じてほしい!と思いついてしまったので失礼を承知でオファーを差し上げたところ、なんとご快諾頂くことができました。映画を見るみなさまを驚かせるつもりが、我々スタッフが1番驚いてしまった次第です。

今回の映画は、あらゆるところに製作陣のチャレンジが詰め込まれています。日本を代表するカメレオン俳優・山田さんの声優出演もその1つですので、ぜひその怪演を劇場でお楽しみください!
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