(左から)松井玲奈を型取りした人形、竹中直人、松井玲奈(C)2020「ゾッキ」製作委員会

松井玲奈、白塗り&スキンヘッドの強烈ビジュル 女優魂感じるメイキング映像解禁<ゾッキ>

2021.04.09 12:00

竹中直人・山田孝之・斎藤工の3人が映画監督として共同制作し、現在公開中の映画『ゾッキ』。本作で、白塗り&スキンヘッドで幽霊のような女役に挑んだ女優の松井玲奈が、衝撃メイキング映像を松井のyoutubeチャンネルにて公開した。

本作はミニシアターの公開ながら4万人動員の異例のヒットを産んだ「音楽」の作者であり、その独特な表現力が唯一無二の作家と称される天才漫画家・大橋裕之の幻の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」が原作。日本を代表する俳優であり、クリエイターとしても異能示す竹中・山田・斎藤の3人が監督として共同制作した。

映画監督として、8作目となるベテランの竹中、3作目の斎藤、映画作品初監督となる山田。キャリアの異なる3人だが、共通して俳優として第一線で作品至上主義を徹底してきた。その上で枠にとらわれず、映画監督、プロデューサー、クリエイターとしても表現している3人が一丸となり、『ゾッキ』が生まれた原点である、大橋の生まれ故郷・愛知県蒲郡市でロケを敢行し、多彩なキャスト、Charaが音楽監督を務めるなど、それぞれのこだわりや人脈を集結させて制作。

松井玲奈(C)2020「ゾッキ」製作委員会
松井玲奈(C)2020「ゾッキ」製作委員会
大橋の初期短編集「ゾッキA」「ゾッキB」は、およそ30編の傑作短編作品が収録されており、本作はその中から多数エピソードを織り交ぜて構成し、脚本を舞台演出家・劇作家の倉持裕が書き上げた、ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑いに包まれた、なんだかわからないけど、きっと明日を楽しくする、唯一無二のヒューマンコメディとなっている。

松井玲奈、衝撃のメイキング映像を解禁

本作で松井が演じたのは、竹中による演出パートに登場した“幽霊のような女”役。竹中が原作を読み、あまりの衝撃に映画化を切望したというエピソードに登場する重要なキャラクターだ。その姿は、全身白塗りのスキンヘッド、一見しただけでは絶対に松井とは思えない強烈なもの。幽霊の“ような”女役ということで、人なのか、幽霊なのか、その正体すら分からない特殊な役柄だ。

独特な世界観で不思議な笑いを届けてくれる映画『ゾッキ』の中でも、さらに独自の世界を生きている幽霊のような女。見た目もさることながら、キャラクターを捉えること自体が難しそうな難役に対し「こんな面白い役、人生で二度と無い!」とオファーを快諾。竹中も「この役はもう松井さんしかいない!現場にきたとき本物だ!と驚きました」と明かすほど、見事に役柄をモノにしている。

さらに松井は、この役を演じる上で絶対に必要不可欠だった顔の型取りにも挑戦。自分そっくりの人形を作るため、呼吸できる部分だけを残して顔全体を石膏で覆い隠し、長時間そのまま待機しなければいけないハードな型取り。今回、解禁となるメイキング映像では、想像を超える量の石膏と、スタッフ4人がかりで文字通り、全てが塞がれていく衝撃の様子が映し出されており、見ているだけで恐怖を感じてしまう。

この映像は松井自身が編集・ナレーションを務め、当時の様子を実況風に振り返る様子も描かれている。「死について何度も考えていた(笑)」とコメントも明かしており、役のために努力を厭わない女優魂を感じさせる。

あわせて、竹中と型取りを経て制作された人形、そして白塗り&スキンヘッド姿の松井を収めたメイキング画像も解禁されている。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 松井玲奈、映画単独初主演決定「幕が下りたら会いましょう」ポスター&ティザー映像解禁
    松井玲奈、映画単独初主演決定「幕が下りたら会いましょう」ポスター&ティザー映像解禁
    モデルプレス
  2. 松井玲奈、初エッセイが書籍化決定 多様な“たべもの”を描く
    松井玲奈、初エッセイが書籍化決定 多様な“たべもの”を描く
    モデルプレス
  3. 松井玲奈、YouTube開設 顔出し0の異色動画に「斬新すぎ」「クセ凄い」の声
    松井玲奈、YouTube開設 顔出し0の異色動画に「斬新すぎ」「クセ凄い」の声
    モデルプレス
  4. 松井玲奈が涙「ずっと心の支えだった」<魔女見習いをさがして>
    松井玲奈が涙「ずっと心の支えだった」<魔女見習いをさがして>
    モデルプレス
  5. 松井玲奈、小説第2作「累々」発表「歪だからこそ魅力的な、そんな女性たちの物語」
    松井玲奈、小説第2作「累々」発表「歪だからこそ魅力的な、そんな女性たちの物語」
    モデルプレス
  6. 松井玲奈、ばっさりカットのショートヘア披露
    松井玲奈、ばっさりカットのショートヘア披露
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 「アイアンマン」「ロキ」など新生活に向けて背中を押してくれるマーベル作品の名言を一挙紹介
    「アイアンマン」「ロキ」など新生活に向けて背中を押してくれるマーベル作品の名言を一挙紹介
    WEBザテレビジョン
  2. 赤澤遼太郎×高橋健介主演『アキはハルとごはんを食べたい』第2弾が公開決定「何杯も“おかわり”してもらえるとうれしいです!」
    赤澤遼太郎×高橋健介主演『アキはハルとごはんを食べたい』第2弾が公開決定「何杯も“おかわり”してもらえるとうれしいです!」
    WEBザテレビジョン
  3. 警官姿の宮世琉弥&原菜乃華が仲良く“エリーポーズ”「りゅびなの尊すぎ」「制服姿見れるの幸せ」<恋わずらいのエリー>
    警官姿の宮世琉弥&原菜乃華が仲良く“エリーポーズ”「りゅびなの尊すぎ」「制服姿見れるの幸せ」<恋わずらいのエリー>
    WEBザテレビジョン
  4. 森七菜、撮影合間の寝顔ショットに「どんな夢見てるんだろう」とファン歓喜
    森七菜、撮影合間の寝顔ショットに「どんな夢見てるんだろう」とファン歓喜
    WEBザテレビジョン
  5. <オーメン:ザ・ファースト>ワールドプレミアが開催 「本作のポイントは『オーメン』のいくつかの疑問に答えること」
    <オーメン:ザ・ファースト>ワールドプレミアが開催 「本作のポイントは『オーメン』のいくつかの疑問に答えること」
    WEBザテレビジョン
  6. “台湾のスター”シュー・グァンハン、清原果耶&藤井道人監督から日本語学ぶ「あざす!」に会場笑顔<青春18×2 君へと続く道>
    “台湾のスター”シュー・グァンハン、清原果耶&藤井道人監督から日本語学ぶ「あざす!」に会場笑顔<青春18×2 君へと続く道>
    モデルプレス
  7. 池松壮亮が1人2役で“ジャズの熱狂”を演じた映画「白鍵と黒鍵の間に」 フランクに楽しめる“音楽”テーマを生み出した偉業
    池松壮亮が1人2役で“ジャズの熱狂”を演じた映画「白鍵と黒鍵の間に」 フランクに楽しめる“音楽”テーマを生み出した偉業
    WEBザテレビジョン
  8. ビル・ナイ「経験豊富なホラー・ファンでさえ目を逸らしたくなる」…「オーメン:ザ・ファースト」の見どころを語る
    ビル・ナイ「経験豊富なホラー・ファンでさえ目を逸らしたくなる」…「オーメン:ザ・ファースト」の見どころを語る
    WEBザテレビジョン
  9. 社会現象になった3人の博士の“幽霊退治”、2024年に最新作が公開の「ゴーストバスターズ」過去作の魅力を振り返り
    社会現象になった3人の博士の“幽霊退治”、2024年に最新作が公開の「ゴーストバスターズ」過去作の魅力を振り返り
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事