黒木ひかり(C)モデルプレス

“ハタチの高校5年生”黒木ひかり「すごく大泣きをした」学生時代の思い出語る<アルプススタンドのはしの方>

2020.07.04 16:05

女優の黒木ひかりが4日、都内で開催された映画「アルプススタンドのはしの方」(7月24日公開)の囲み会見に、小野莉奈、西本まりん、中村守里、平井亜門、目次立樹と出席。高校時代の思い出を明かした。

第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞した兵庫県立東播磨高校演劇部の名作戯曲の映画化した同作。母校の野球部が夏の甲子園1回戦に出場する中、観客席の端で選手たちを見つめる“冴えない4人”の思いが交差していく。

吹奏楽部部長・久住智香を演じる黒木は、役柄について「頭が良いというのも自分的に努力をしていて、色々と過去に経験をしたのかは分からないのですが、人に優しく生きている子」と紹介。「まず、イメージに合うかどうかすごく不安でした。頭も実はぜんぜんよくないですし、吹奏楽部のトランペットもぜんぜん吹けなかったので、久住智香になれるのかという不安が大きかったです」と明かした。

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黒木ひかり「メッセージが届けられたら」

また、舞台版から継続して出演する俳優が多い中、久住は映画版から登場(舞台版では話の中にのみ登場)するキャラクターのため、「みなさん舞台をやられていたので、『馴染めるか?』という不安もありました。撮影初日やリハーサルのときはすごく心配でした」と告白した黒木。ただ、楽屋で出演者たちと言葉を交わすことで緊張が解け「楽しかったです」と笑顔。

「久住智香ちゃんのように、頭がいいと思われたり、優しい子と決めつけられている子は世間では大変だと思います。後半のシーンを見て頂ければ分かると思うのですが、『もっと素直に生きていいんだよ』というメッセージが届けられたらなと思います」と期待に胸を膨らませた。

(前列左から)小野莉奈、西本まりん、中村守里、黒木ひかり(後列左から)奥村徹也(脚本)、目次立樹、平井亜門、城定秀夫(監督)/(C)モデルプレス
(前列左から)小野莉奈、西本まりん、中村守里、黒木ひかり(後列左から)奥村徹也(脚本)、目次立樹、平井亜門、城定秀夫(監督)/(C)モデルプレス

黒木ひかり、高校時代の思い出

そして、質疑応答では、それぞれの高校時代についての質問も飛んだ。「留年」が続き“ハタチの高校5年生”の黒木だが、「冴えていた方だと思います。行事が大好きで、動くことが大好きで、勉強が本当に苦手でした。体育の授業は率先してやっていました。勉強に関しては、さぼったりしていました。ノートとかに落書きをして先生に怒られるタイプでした」と回顧。

「でも、体育は好きだったので、運動会の朝練などは積極的に参加しました。クラスが練習ではずっと3位で最下位を取っていたのですが、本番だけ1位を取れて、それで嬉しくて、すごく大泣きをした思い出があります」と声を弾ませた。(modelpress編集部)

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