戸田恵梨香、染谷将太と姉弟役「こんな変な人と一緒にやりたいと思った」
2019.09.15 20:17
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女優の戸田恵梨香が15日、都内で行われた映画「最初の晩餐」(11月1日公開)の完成披露試写会に、主演の染谷将太、共演の斉藤由貴、永瀬正敏、メガホンをとった常盤司郎監督とともに登壇した。
戸田恵梨香、染谷将太と姉弟役で共演
本作は、父親の遺言により“目玉焼き”から始まる唯一無二の“通夜ぶるまい”通じて『家族になる瞬間』を過去と現在を交えながら描いていく、静かながら胸を震わせる家族の物語で、常盤監督が構想に7年をかけたオリジナル作品となる。常盤監督は「7年前にたった3人で始めた企画でして、ほぼ自主映画みたいな感じでスタートしたんですけど、脚本自体も僕の親父が亡くなった時の気持ちなどを思い出しながら書いたもので、4人目に来てくれたのが染谷君でした」と紹介し、「主演を3年半近く待たせてしまって撮影を始めました」と告白。そんな本作に出演を決めたきっかけを尋ねられた主人公の麟太郎役を演じる染谷は「家族を語る映画でこんなに説教くさくない映画に初めて出会った気がして、すごく優しくて、背中を押してくれるといいますか、そういう気持ちになりまして、ぜひにということで」と答え、「最初、自主映画でしたよね。気付いたらKADOKAWA配給で(笑)」と公開規模が大きくなったことに驚きつつ、染谷は「『(主人公を)やらせてください』と言って3年半、音信不通状態で、きっと飛んだんだろうなと思って、しょうがないなと思っていたら、『やります』ということを聞いて、本当に嬉しかったです」と笑顔を見せた。
同じく、本作への出演を決めたきっかけについて、麟太郎の姉・美也子役を演じる戸田は「偶然、台本をいただく前に、家族のことで考えていたときで、家族のことって意外と知らないものなんだなって実感していたときだったんです」と明かし、「それでこの台本を読ませてもらって、家族とはなんなのかという題材を読んで、本当に家族ってわからないんだなって。答えってないんだなって思ったときに、この作品を通して色々考えたいなって。答えは見つからないかもしれないけど、自分なりの答えを見つけてみたいなって思って、参加することにしました」としみじみ。
さらに戸田は「そのとき、染谷君だけが決まっている状態だったので、こんな変な人と一緒にやりたいと思って、決めました」と打ち明けて笑いを誘い、MCから「(染谷は)変な人だと思いますか?」と声をかけられた戸田は、「はい!」と力強く即答し、染谷を苦笑させた。加えて戸田は染谷について「よくわからない人だなって。流すのが上手だし、あまり明言しないというか。でもボソッということがけっこう確信を突いていて面白いです」と表現し、居心地が悪そうな表情で固まっていた染谷は、戸田との共演について「この姉貴っぷりに俺はだた甘えればいいんだって思って、思いっきり甘えました」と答え、「(自分は)そんなに変じゃないですよ。割と大丈夫です」と語った。
戸田恵梨香、家族の思い出の料理
本作の内容にちなみ、自身の家族の思い出の料理について質問されると、染谷は「子どもの頃、母親が鳥の唐揚げを揚げたら油が爆発しまして、それでヤケドをしていたんですね。それをヘラヘラ見ていた自分が、初めてフライパンを握ってみようと思って目玉焼きを焼いたんですけど、それも爆発しましてヤケドしたって思い出があります」と回顧。戸田は「この作品でも母(斉藤)と一緒に餃子を作っているシーンがあるんですけど、戸田家は毎週土曜日、餃子を作っていたんです。毎週土曜日の夜は餃子って決まっていて、子どもの頃は嫌だったんですけど、父が『みんなで餃子作るの楽しいやろ!』って言ったときに、父はこの時間を大切にしているんだなと初めて気付いて、それから餃子が愛おしくなって、餃子が1番好きです」とほっこりエピソードを披露。続けて「斉藤さんと一緒に餃子を静かに包んでいるだけで、いろんな思い出が湧いてきて、私はそのシーンが好きです」と微笑んだ。(modelpress編集部)
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