香取慎吾「辛かった。人の優しさがこんなに痛いんだ」狂気引き出された主演映画「凪待ち」
2019.04.23 17:28
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香取慎吾が23日、都内で行われた主演映画『凪待ち』(2019年6月公開)の完成報告記者会見に、共演の恒松祐里、吉澤健、リリー・フランキーと、白石和彌監督、赤城聡プロデューサーとともに出席した。
同作は、『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』などの白石監督と香取が初のタッグを組み挑む、「喪失と再生」をテーマにした重厚な人間ドラマ。
香取が演じるのは、パートナーの女性とその娘と共に彼女の故郷、石巻市で再出発しようとする男・郁男。平穏に見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう。人生につまづき落ちぶれた男の再生の物語となる。
郁男を演じた感想を聞かれた香取は、「辛かったです。人の優しさがこんなに痛いんだと思った撮影期間でした。自分以外の役の人間から優しい言葉をかけられればかけられるほど、不甲斐なさを感じた」と、役として辛さを感じたと話し、「僕としては辛いことはないくらい全部楽しかった。映画って監督のものだと思っているんですけど、監督を見ているのが楽しかったし、全スタッフ、キャストが監督についていこうと一つになれている現場にいるのが楽しかったです。役としてはズタズタでしたけど」と振り返った。
白石監督は体当たりのシーンについて申し訳なさそうにしながらも「香取さんは頭の回転が早いので、危険なところは察知して回避しているのもさすがだなと思いました」と香取を称賛。そして「いつかご一緒したいと思っていて、このタイミングでできたことが嬉しかった。初日のファーストシーンからずっとゾクゾクしっぱなしで、それを通り越していちいち笑けてくるくらい。リアリティの作り方も素晴らしいし、役所さんくらいの色気のある存在感だった」と俳優・香取慎吾の魅力を語った。
作品について香取は「誰でも狂気や闇の部分を持っていると思う。白石監督と僕が組むことになって、あまり見たことのない香取慎吾が見られるかもということよりも、そっち方向の僕としては、白石作品がすごく好きだったので、新しいことをやっているというよりは、好きな部分をやっとできたという感覚」と話し、監督によって自身の狂気の部分も引き出されたという。「いまこのタイミングでこの作品をできたのはありがたい」と話し、「ずっと公開を待っていました。いつでも前向きになれることなんてないんですけど、生きていく限りは、なんとか前を向いていないといけないんです。この映画で少しでも前に進んでみようかと思ってくれる人がいたら嬉しい」と作品に込めた思いを語った。(modelpress編集部)
香取が演じるのは、パートナーの女性とその娘と共に彼女の故郷、石巻市で再出発しようとする男・郁男。平穏に見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう。人生につまづき落ちぶれた男の再生の物語となる。
郁男を演じた感想を聞かれた香取は、「辛かったです。人の優しさがこんなに痛いんだと思った撮影期間でした。自分以外の役の人間から優しい言葉をかけられればかけられるほど、不甲斐なさを感じた」と、役として辛さを感じたと話し、「僕としては辛いことはないくらい全部楽しかった。映画って監督のものだと思っているんですけど、監督を見ているのが楽しかったし、全スタッフ、キャストが監督についていこうと一つになれている現場にいるのが楽しかったです。役としてはズタズタでしたけど」と振り返った。
香取慎吾「血だらけでした」体当たりアクションに挑む
劇中では激しいアクションシーンにも挑んでいる香取。「殴る、蹴る。殴られる、蹴る。当たったら仕方ないよねという感じで。でもまあまあ当たってましたね」とまさに体当たり。「結構な長回しだったので、アクションをやる方とも『当たらなくてNGが最悪だから当てていこう』と話して。なのでやってやろうって気持ちでやりました」とアクションシーンの裏側を語り、「血だらけでした。それも全然、大丈夫。アクションなので」と俳優魂をのぞかせていた。白石監督は体当たりのシーンについて申し訳なさそうにしながらも「香取さんは頭の回転が早いので、危険なところは察知して回避しているのもさすがだなと思いました」と香取を称賛。そして「いつかご一緒したいと思っていて、このタイミングでできたことが嬉しかった。初日のファーストシーンからずっとゾクゾクしっぱなしで、それを通り越していちいち笑けてくるくらい。リアリティの作り方も素晴らしいし、役所さんくらいの色気のある存在感だった」と俳優・香取慎吾の魅力を語った。
作品について香取は「誰でも狂気や闇の部分を持っていると思う。白石監督と僕が組むことになって、あまり見たことのない香取慎吾が見られるかもということよりも、そっち方向の僕としては、白石作品がすごく好きだったので、新しいことをやっているというよりは、好きな部分をやっとできたという感覚」と話し、監督によって自身の狂気の部分も引き出されたという。「いまこのタイミングでこの作品をできたのはありがたい」と話し、「ずっと公開を待っていました。いつでも前向きになれることなんてないんですけど、生きていく限りは、なんとか前を向いていないといけないんです。この映画で少しでも前に進んでみようかと思ってくれる人がいたら嬉しい」と作品に込めた思いを語った。(modelpress編集部)
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