高良健吾(C)2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会

高良健吾、女性をベッドの下から監視 “異常者”役でR18指定映画主演<アンダー・ユア・ベッド>

2019.03.08 13:38

俳優の高良健吾が、映画「アンダー・ユア・ベッド」(今夏公開)で主演をつとめることが分かった。

KADOKAWAとハピネットの共同製作による「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」第2弾で、R18指定作品となる今作。黒沢清監督、塩田明彦監督の助監督を経て2004年『独立少女紅蓮隊』で劇場長編映画デビュー、切れのいい演出が高い評価を得る安里麻里監督がメガホンを取る。

高良健吾、女性をベッドの下から監視

今作は、家でも学校でも誰からも必要とされず存在を無視され忘れられてきた男が、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性との11年ぶりの再会を夢見て、追い始めるところから始まる。

しかし、目の前に現れた彼女は別人のように変わっていた。彼女に何が起こっているのか、男は彼女を監視するようになり、自宅に潜入しベッドの下で真上の彼女を想い過ごし始める。

加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか。愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさ、繊細な役柄を高良が演じる。

そしてこのほど、“ベッドの下から覗き見る”高良演じる不気味な男のワンカット公開が公開された。

高良健吾の新境地に期待

ドラマ「ごくせん」でデビュー後、『蛇にピアス』(08)で脚光を浴び、近年も『シン・ゴジラ』(16)『万引き家族』(18)、『止められるか、俺たちを』(18)、『多十郎殉愛記』(19)、『葬式の名人』(19)など話題作への出演が続く高良。“日本映画界に必要不可欠な俳優”として、着実にキャリアを重ねる高良の新たな境地として期待が高まる。

高良健吾「不気味な愛と緊張がある」

高良は、今作について「いつもより個人的な想いが多くある現場だった気がします。続けてこられたからこそご褒美が多かったというか。若い現場だったのでエネルギーもあって気持ちがいい組でした。この作品は心から痛々しくて不気味ですから、ご褒美、気持ちがいいという想いは現場中にはゼロ、むしろマイナスになるのですが、それでも、確かにあったと今でも思える日々、現場でした」と回顧。

「観る人をなんともいえない気持ちにさせる作品なのかもしれませんし、R指定がついているので観る人を選んでいますが、笑えるか笑えないかは気分次第の不気味な愛と緊張がある作品だと思います」と明かした。

高良健吾に「とんでもない役者と出会った」の声

安里監督は、高良に関して「主人公・三井は高良健吾さんに演じてもらった。繊細な役どころで、同じシーンでもニュアンスを変えていくつか芝居をしてもらう事があった。こちらが一言投げかけるだけで、まるで別人のような顔つきに変わっていて、よく驚かされた。『目を離してる間に何か塗りました?』とメイク部に聞いたほど。とんでもない役者と出会ってしまったと思う」と述懐。

今作の見どころを「暴力描写はかなり激し目だ。でも、だからこそ裏腹に、大きな癒しがこの映画にはある。このカタルシスを、多くの人に味わって欲しい」と語った。(modelpress編集部)

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