岡田准一、男泣き「おかしいと言われるかもしれないですが…」監督への思いを打ち明ける<散り椿>
2018.09.28 17:35
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V6の岡田准一が28日、都内で行われた主演映画『散り椿』公開初日舞台あいさつに、共演の西島秀俊、黒木華、池松壮亮、木村大作監督とともに出席した。
岡田准一、木村大作監督への思い語り涙
観客の大きな拍手に迎えられ、木村監督は「来年80になる男がみなさんを見て感動しています」と目に涙を溜めると、岡田も目頭を抑え、感極まった表情。その後の挨拶では「すみません…」と涙を堪えることができず、西島がハンカチを差し出す場面も。岡田は、「本当に大作さんが人生をかけて立っているのを現場でも感じていたし、いま感極まっているのを見て、もらい泣きしまてしまいました」と照れ笑いを見せつつ、「映画ってこうなんだな。1本1本、人生をかけて撮られている背中を見せていただいた気がしました」としみじみと語った。
ラストカットの撮影を終えると現場で倒れてしまうほどすべてを本作に注ぎ込んでいたという木村監督。その姿を間近で見ていた岡田は、改めて「大作さんの孤独を知った時に、大作さんの一番の理解者でいたいと思いました。言い方は悪いですけど、はたから聞いたら『おかしいよ』って言われることかもしれないですけど、僕は大作さんを友のように思いながら撮影させてもらっていました。大作さんは『いま人生の終焉を歩いてる』っておっしゃっていて、その時に僕とやりたいと言ってくださった。その重さみたいなものを感じながら、光栄に思いながらここにいます」と監督への特別な思いを伝え、「大作さんがこれで終わりと思わず、1本でも2本でも生きてきた証を撮られることを望んでいます。そのための力になりたいと思って参加させてもらいました」と感謝を述べ、熱い抱擁を交わした。
木村大作監督、岡田准一は「なんてすげーやつなんだ」
笑顔を見せた木村監督は、岡田について「嘘も隠しもなく、岡田さんは俳優の中で一番僕のことに詳しい。僕の過去も、考えていることもすべてわかっている。現場でも、僕が黒木さんを美しく撮ろうと、もう少し横を向かせようとすると、岡田さんがそうなるように動いてくれる。なんてすげーやつなんだろうって」と絶賛し、「西島さんも池松さんも黒木さんも素晴らしいんですけど、岡田さんが主演なのでね」と冗談ぽく締めくくるなど、2人の信頼感がうかがえる舞台あいさつとなった。映画「散り椿」
同作は、『蜩ノ記』で直木賞を受賞した葉室燐氏による同名小説を原作に、亡き妻の願いを叶えるため奮闘する侍の生きざまを描く。岡田は瓜生新兵衛役で主演を務めた。イベントの最後には、木村監督のInstagram用に、キャスト、監督で自撮りに挑戦。最後は岡田が「さっきは(涙で)変な空気にしてすみません(笑)。この映画とインスタをよろしくおねがいします。大作さんのインスタ、フォローしてください」と笑顔で締めくくった。(modelpress編集部)
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