吉岡里帆、玉森裕太、染谷将太(提供画像)

キスマイ玉森裕太、吉岡里帆&染谷将太と三角関係に 東野圭吾“異色の本格恋愛小説”映画化<パラレルワールド・ラブストーリー>

2018.03.12 05:00

東野圭吾氏のベストセラー小説「パラレルワールド・ラブストーリー」が、Kis-My-Ft2玉森裕太を主演に迎え、実写映画化されることが決定した。


東野圭吾ベストセラー小説「パラレルワールド・ラブストーリー」映画化

東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」(講談社文庫)(提供画像)
東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」(講談社文庫)(提供画像)
これまでに手掛けた小説の数は80作品以上、発表する作品が次々とヒットとなる東野氏。今回映画化される原作「パラレルワールド・ラブストーリー」は累計発行部数が110万部を突破、東野作品としては異色の本格恋愛小説。ファン投票でも必ず上位に入ってくるこの人気小説は、東野自身が帯コメントで「アイデアが生まれたのは20代。小説にしたのは30代。そして今ではもう書けない」と書いた渾身のラブストーリー。愛する彼女は、本当に自分の恋人なのか?それとも、親友の恋人なのか?2つの異なる世界<パラレルワールド>を行き交う男女3人の愛を描く。

本作の実写映画化を手掛けるのは、森義隆監督。『ひゃくはち』(08)『宇宙兄弟』(12)そして『聖の青春』(16)で数々の賞に輝き、人間の本質を描くことについて定評のある森監督は、「撮影・照明・美術…まったく世界観の異なる2本の映画が同時進行で進むような作品を作る」と、新しい可能性に意気込みを見せる。

キスマイ玉森裕太が主演

主人公・敦賀崇史役を演じるのは、実力・人気とも兼ね備える玉森。2つの世界それぞれを生き、愛する女性への想いと親友との友情の間に揺れながら翻弄されていく青年という難しい役に挑戦。

玉森は、「2つの異なる世界が同時進行するというミステリアスな設定と、男女の三角関係を描くリアルな部分の両面を持つ作品なので、僕自身も役の崇史と一緒にドキドキを味わいながら、パラレルワールドって一体何なのか?体感しながら演じていきたいです」と語っている。

吉岡里帆×染谷将太と三角関係

ヒロイン・津野麻由子役を演じるのは、いまもっとも注目を集める女優・吉岡里帆。一つの世界では崇史の恋人、もう一つの世界では崇史の親友の恋人として存在する、謎に満ちた女性を演じる。

そして崇史の親友である三輪智彦役を演じるのは、国内外問わず数多くの話題作に出演する俳優・染谷将太。崇史と同じ研究所に勤める天才肌の研究者だが、崇史の親友であり恋敵という様々な表情を持つ役を担う。

出演決定に吉岡は「自分が普通に送っている日々がどれだけ不確かなものなのだろうと、ハッと立ち止まって貰える様な新しい作品を届けられたらなと思っています」、染谷は「脳という宇宙のような壮大な世界の中で起きる唯一無二なラブストーリー。その中で智彦という魅力溢れる役で生きれることに感謝しています」とそれぞれコメントを寄せた。

なお、撮影は2018年3月~4月上旬予定、公開は2019年。(modelpress編集部)

玉森裕太コメント

2つの異なる世界が同時進行するというミステリアスな設定と、男女の三角関係を描くリアルな部分の両面を持つ作品なので、僕自身も役の崇史と一緒にドキドキを味わいながら、パラレルワールドって一体何なのか?体感しながら演じていきたいです。

共演の吉岡さん、染谷さんはおふたりとも作品でご一緒するのは初めてなので少し緊張していますが、森監督からアドバイスいただき、みんなでディスカッションしながら良いものを作り上げていきたいと思っています。

信じていたものが脆く崩れていく儚さや、コントロールできない感情みたいなものをどう表現するのか、この役や題材は自分にとっての挑戦です。集中して精一杯この役に向き合いたいと思っています。

吉岡里帆コメント

この特異なラブストーリーを、森監督と紡いでいけるということに喜びを感じると同時に、改めて麻由子を演じる責任も感じています。玉森さんとは作品でご一緒するのは初めてなのでとても新鮮な気持ちですし、玉森さん演じる主人公敦賀崇史にとって私演じる麻由子の在り方は普通でありながらも難しいです。毎カット毎カット慎重にぶつかっていこうと思っています。染谷さんは自分の好きな映画には必ず出られている方。共演できるのが心底嬉しいです。

麻由子は2つの世界をまたいで登場し、心の記憶にひっかかりを感じさせる役どころが面白く、「当たり前の現実なんてないんだ」と訴えかけるような役割も担っていると思います。見えない想いを伝えるためにも繊細に丁寧に演じていきたいです。

東野さんのあまりにも先を進んでいる脳の中と、これを映画化しようと走り続けてきた製作チームに今の時代が追いついてきたのかなと思うと、すごくロマンを感じます。少し前にはファンタジーのように思えていたこの題材が、今の時代にはリアリティを秘めていて、実は生々しい設定であるところにも惹かれています。観ていただいた方々に、自分が普通に送っている日々がどれだけ不確かなものなのだろうと、ハッと立ち止まって貰える様な新しい作品を届けられたらなと思っています。

染谷将太コメント

脳という宇宙のような壮大な世界の中で起きる唯一無二なラブストーリー。その中で智彦という魅力溢れる役で生きれることに感謝しています。感情と記憶という切っても切り離せない関係がパラレルして愛が生まれるのか?失われるのか?皆さんをこの迷路に巻き込む一筋縄では行かないラブストーリーを楽しみにしていてください、そして目撃してください。

森義隆監督コメント

危ういアンバランスと不思議な緊張感をはらんだ、面白い組み合わせの三人が集まりました。愛憎と混乱のパラレルワールドを舞台に、彼らがどんな化学反応を起こすのか。誰が誰とハモり、誰が誰を食ってしまうのか。

そして、最後にはどんな映画が立ち上がって来るのか、まだまったく想像がつきません。つまり、とても刺激的な撮影現場になるだろうという予感をひしひしと感じています。
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