映画「オズランド」に出演する波瑠、西島秀俊(C)小森陽一/集英社(C)2018 映画「オズランド」製作委員会

波瑠×西島秀俊が初共演 ど田舎の遊園地駆け巡る<オズランド>

2018.02.13 08:00

主演に女優の波瑠、共演に俳優の西島秀俊を迎えて、人気作家・小森陽一氏の「オズの世界」を原作とする映画『オズランド』(2018年秋公開)が製作されることが発表された。


映画「オズランド」とは

波瑠が演じる同作の主人公は、新入社員として彼氏も勤める超一流ホテルチェーンに就職してきた波平久留美(なみひら・くるみ)。系列会社が運営する地方の遊園地グリーンランドへの配属辞令を受けた久留美は、広大な田園風景とそこに突如現れる遊園地で、数々の企画を成功させて「魔法使い」と呼ばれる天才社員・小塚慶彦(おづか・よしひこ/西島)と個性的過ぎる従業員の面々を出会う。

小塚から、ごみ拾いやお客様の案内ばかり指示され、憂鬱な気持ちを抱えていた久瑠美だが、各支社で目覚しい成果を上げたMVP社員は、好きな部署に異動出来るということを知り、仕事に邁進。しかし、やることなすこと失敗だらけで、自分が社会人として未熟であることを痛感させられる。

ところが、小塚の叱咤を受けながらも、様々な失敗や成功を積み重ねて行くなかで、徐々に働く事の楽しさに気がついていく久留美。そしてある日、久瑠美は小塚の秘密を知ってしまう。

波瑠(提供画像)
波瑠(提供画像)

映画「オズランド」監督&脚本

監督は、2016年末に多部未華子・高橋一生の共演が話題となったラブコメスペシャルドラマ『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』を手掛けた波多野貴文氏。脚本は映画『ヒロイン失格』の吉田恵里香氏が務める。

西島秀俊(提供画像)
西島秀俊(提供画像)

波瑠&西島秀俊が初共演

波瑠と西島は今回が初共演。お互いの印象を聞かれると、波瑠は「これからもご一緒したい大好きな先輩です。まっすぐで思いやりのある魔法使いは西島さん以外にはできません」と絶賛。西島も「第一印象は『頭のいい人』です。また、素直でまっすぐな心を持った真面目な方だと思いました。撮影に入ってから色々と話していると、とにかく頭の回転が早くて面白い」と話し、再共演を願った。

そんな2人を、波多野監督は「波瑠さんは、とてもナチュラルな人です。透明感の中にも印象的な瞳にスーッと惹きこまれる様に映画『オズランド』の世界観に連れ去ってくれます」「西島さんは、笑顔がとても素敵で、いつの間にかその場にすっと現れ周囲をも笑顔に変えてくれる、まるで今作の魔法使い小塚のような方でした」と紹介した。

波瑠&西島秀俊の撮影エピソード

撮影は、波多野監督の地元・熊本の遊園地で行われ、西島は「毎日遊園地で撮影していた事もあって、1ヶ月夢を見て過ごしているような素晴らしい現場でした。その空気がきっとこの作品に魔法をかけていると思います」と手応えを感じている様子。

撮影の思い出を聞かれた波瑠は、「現場でたくさんの人にナミヘイと呼ばれました。波多野監督が撮影の始まった当初は僕だけでもちゃんとナミヒラと呼びますよ!と言ってくれたのですが、結局終わる頃にはナミヘイになってました(笑)。でもナミヘイと呼ばれ続けた1ヶ月が今はとても愛しいのです」と1ヶ月を振り返った。(modelpress編集部)

波瑠コメント

― 初めて台本を読んだ感想

今回は嫌な人が登場しない物語だったので、波平が挫折や困難に感じることは全部自分に原因があるということを意識していました。先輩の言うことを意地悪に感じたり、自分はもっと大きな仕事ができると思い込んだり。社会人になった多くの人が通った道ではないでしょうか。環境や状況のほとんどは、自分の感じ方や向き合い方でどうにでも変わっていくのだと波平として過ごした時間の中で、私も改めて考えることができました。

― 初共演の西島について

西島さんとは今回が初めてだったのですが、これからもご一緒したい大好きな先輩です。まっすぐで思いやりのある魔法使いは西島さん以外にはできません。

― 撮影現場での思い出

現場でたくさんの人にナミヘイと呼ばれました。波多野監督が撮影の始まった当初は僕だけでもちゃんとナミヒラと呼びますよ!と言ってくれたのですが、結局終わる頃にはナミヘイになってました(笑)でもナミヘイと呼ばれ続けた1ヶ月が今はとても愛しいのです。

西島秀俊コメント

― 初めて台本を読んだ感想

とにかく面白い台本で、是非参加させてもらいたいと思いました。この映画の登場人物達はとてもチャーミングですが、実際に遊園地で働いていらっしゃる方をモデルにしています。皆さん個性的かつ魅力的な方々で、実際お会いしてからより演技が楽しくなりました。

― 初共演の波瑠さんについて

波瑠さんの第一印象は「頭のいい人」です。また、素直でまっすぐな心を持った真面目な方だと思いました。撮影に入ってから色々と話していると、とにかく頭の回転が早くて面白い。また是非共演したいと思います。

― 撮影現場での思い出

今回は穏やかで明るいスタッフ、キャストが集まっていたので、本当に楽しく撮影ができました。毎日遊園地で撮影していた事もあって、1ヶ月夢を見て過ごしているような素晴らしい現場でした。その空気がきっとこの作品に魔法をかけていると思います。

波多野貴文監督コメント

― 波瑠の印象

波瑠さんは、とてもナチュラルな人です。透明感の中にも印象的な瞳にスーッと惹きこまれる様に映画「オズランド」の世界観に連れ去ってくれます。

― 西島の印象

西島さんは、笑顔がとても素敵で、いつの間にかその場にすっと現れ周囲をも笑顔に変えてくれる、まるで今作の魔法使い小塚のような方でした。

― 本作を監督するにあたり

映画「オズランド」は、私の地元熊本での撮影という事もあり、とても思い入れの深い作品となりました。ご覧になるすべての方が、明日への活力となる様にと思いを込めて作っています。何も事件が起きない、誰も悪い人がいない、平和の象徴である遊園地を、楽しんで頂けたら幸いです。
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