「トリガール!」矢本悠馬 こだわり強すぎる役作りとアドリブに見る、役者としての只ならぬ技量
2017.08.31 00:00
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俳優の矢本悠馬(やもと・ゆうま)が31日に27歳の誕生日を迎えた。大河ドラマ『おんな城主 直虎』での好演で幅広い層に存在感を示し、来春スタートの連続テレビ小説『半分、青い。』への出演も決まった実力派。1日公開の映画『トリガール!』でも名バイプレーヤーを全うしつつ、自ら生み出した個性的すぎる役作りとアドリブでもはや主役級!?とも言うべき只ならぬ技量をアピールしている。
こだわってしゃくれ続けた矢本悠馬
作家の中村航氏が母校・芝浦工業大学の人力飛行サークル“Team Birdman Trial(以下TBT)”をモデルに描いた青春部活小説を映画化。“毒舌女子大生”鳥山ゆきな役の土屋太鳳をはじめ間宮祥太朗、高杉真宙、池田エライザら注目の若手が『ヒロイン失格』の英勉監督のもと、それぞれが新境地とも言える個性的な役どころを体当たりで演じ、とびきり熱くて爽やかな青春ラブコメディーを創り上げた。中でも矢本演じる人力飛行サークル「TBT」の設計責任者・古沢は、理系男子ならではのメガネにキノコ頭というインパクト抜群の見た目な上、「ですね!ですね!」という口癖でまくし立てるという濃いめの設定つきだ。この口癖は撮影中「TBT」エキストラを束ねていた矢本のアドリブから生まれたもの。さらに矢本は主要キャストに対抗すべく、“全編を通してしゃくれ続ける”という個性的すぎるオプションを追加。現場では公私ともに仲の良い間宮に「あかん、これ超喋りづらい」と相談したところ、間宮から「誰もお前にしゃくれろとは言ってない!」とつっこまれるという一幕もあったが、矢本のこだわりは揺るがなかった。
矢本悠馬のアドリブで“さらにおもしろくなった”ラストは必見
そして鳥人間コンテスト本番当日を描いたラストシーン。ここは試合と恋の両方が怒涛の勢いで決着に向かう、今作のハイライトとなる名シーンなのだが、先日行われた完成披露イベントでは、同シーンで矢本がさらに“裏設定”をアドリブで追加し、まさかの“オチ変更”に至ったという驚きの裏話が明かされている。一瞬のリアクションに詰まった、“古沢の恋”にまつわるアドリブは土屋、間宮、高杉らが口を揃えて「ビックリした」「本当にすごい」と語るほど。本人は「リハーサルでアドリブぶちかましたらカットが2個増えた(笑)」としたり顔だったが、自らの演技でキャラクターの魅力をさらに厚くし、新たなカットをももぎ取ってしまうという、役者・矢本悠馬の実力を象徴するエピソードと言えるだろう。(modelpress編集部)
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