青柳翔(画像提供:所属事務所)

劇団EXILE青柳翔、拍手喝采に感動と興奮「来たくても来られない場所」

2017.02.15 10:52

SABU監督の最新作で、劇団EXILEの青柳翔が出演する映画「Mr.Long/ミスター・ロン」(2017年公開予定)が現地時間13日、ドイツ・ベルリンで9日より開催している「第67回ベルリン国際映画祭」のコンペティション部門にて正式上映され、主演の台湾俳優チャン・チェン、青柳、台湾女優イレブン・ヤオ、SABU監督が登壇した。


「ベルリン国際映画祭」

ベルリナーレの名で知られる「ベルリン国際映画祭」は、カンヌ映画祭、ヴェネツィア映画祭と並び、世界三大映画祭のひとつに数えられている。今年で67回を誇る歴史と権威を併せ持ち、昨年の来場者数が50万人以上と、三大映画祭のなかでも最も観客動員数が多いことでも知られている。

今年のコンペティション部門には世界各国から24作品が出品され、同映画祭の最高賞である金熊賞を競い合う。SABU監督は2015年の「天の茶助」以来、2度目となるコンペティション部門での公式上映。受賞すれば日本作品としては2002年の宮崎駿監督による「千と千尋の神隠し」以来、15年ぶりの快挙となる。

また、役者や監督、脚本などに授与される銀熊賞は、日本作品も過去に多く受賞しており、2010年に寺島しのぶ、2014年には黒木華が主演女優賞を受賞している。

青柳翔、外国ファンのサインの応じる

「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
上映前に行われた記者会見では、日本や中国のみならず、アメリカ、フランス、ロシアをはじめ、世界各国から多くのメディアが集まり、今作の注目度が伺えた。

SABU監督は同映画祭に9回目の出品だけあり、時には笑いを誘いながらメディアからの質問に対応。青柳は、SABU監督との初共演について質問を受け「もともと監督の作品は何作も観させていただいていて、少しの役でも良いので出演したいと思っていたから嬉しかった」と胸中を語った。会場の外には青柳にサインを求める外国人ファンも多く駆け付けるなど、盛況をみせていた。

上映が行われたメイン会場のベルリナーレ・パラストでは、記者会見のスーツ姿とは打って変わり、ラメ入りのタキシード姿で身を包みレッドカーペットに登場。青柳はやや緊張の表情を見せつつも、華やかな雰囲気を楽しむかのようにフォト・コールに応じていた。

3分間の拍手喝采

「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
上映中はユーモアのある表現に何度も笑いが起こり、シリアスなシーンでは会場全体が息をのみ込む場面も。SABU監督は「自分の狙ったところで反応があったのが嬉しいですし、本気で観てくれている感じが伝わった」と手応えを口にすると、青柳も「生の反応を見られる機会も貴重ですし色々な発見もあった。素直に感情移入してくれている反応を見れて嬉しかった」と続けた。

エンドロールがスクリーンに映し出されると、青柳らキャスト陣は満員となった1,600名の観衆から大歓声とともに拍手喝采を浴び、3分間にもわたり拍手が鳴り止むことがなかった。

今日の日を待ちわびていたという青柳は「率直に感動しましたし、興奮しました」と振り返り、「来たくても来られない場所だと思うので、すごくいい経験をさせてもらった」と想いを告白。SABU監督も「お客さんの反応も凄く良くて、最後にいただいた拍手も凄く心に響いた」と感慨にひたりつつ、「まだまだ面白いことや、もっともっとやりたいこともあるので、またベルリンに帰ってきたい」と力を込めた。

俳優として存在感…世界へ

「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
「第67回ベルリン国際映画祭」より(画像提供:所属事務所)
初の「ベルリン国際映画祭」に参加した青柳は、これまでカナダで開催された北米最大規模の映画祭「モントリオール世界映画祭」で、2012年の「渾身 kon-shin」、2016年の「たたら侍」と2度の登壇を果たしている。中でもEXILE HIROが映画初プロデュースを手掛けたことでも注目を集める「たたら侍」では、ワールドコンペティション部門で「最優秀芸術賞」を受賞し、現地映画ファンからも多くの称賛を浴びるなど、日本のみならず海外でも俳優としての存在感を発揮している。

そんな青柳についてSABU監督は「とにかく一生懸命やってくれますし、まだまだ役者として伸びると思います」と期待を寄せ、「自分で考えて、自分がやりたい演技ができる役者になってほしい」とアドバイス。青柳も「今回の映画祭に参加させていただいて、役者としてさらに力を付けなくてはと身が引き締まる想いです。一つひとつの作品で自分が良い演技ができるように頑張りたい」と意気込んだ。

授賞式は18日

本作は、日本、香港、台湾、ドイツによる合作。ナイフの使い手である台湾人の殺し屋ロンが、東京でのミッションに失敗し、ヤクザの手を逃れて辿り着いた誰も知る人のいない地方の街で暮らし始めるのだが、お節介ながら人情味あふれる街の人々、そして事情を抱えながらこの街で暮らしている台湾人女性リリーとその息子ジュンとの出会いの中で、これまで経験したことのなかった新たな生活を築いていくさまが描かれている。

主人公のロンを演じるのは、台湾そしてアジア映画界を代表するスター、チャン・チェン。また、ヤクザに奪われた恋人を取り戻そうとする青年・賢次役を青柳、台湾の実力派女優イレブン・ヤオがリリー役を演じている。

なお、今年の審査委員長には「ロボコップ」、「氷の微笑」、「トータル・リコール」など、大ヒット作を数々生み出したポール・バーホーベン監督が務め、授賞式は18日に行われる。(modelpress編集部)
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