蒼井優が“最低なヒロイン”に “とにかく汚い男”阿部サダヲと初共演
2017.01.31 05:00
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女優の蒼井優と俳優の阿部サダヲをW主演に迎えて、イヤミス女王の一人・沼田まほかる氏の人気ミステリー小説「彼女がその名を知らない鳥たち」を実写映画化する。
原作は、ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」と突きつけ、読者を虜にした20万部を超える人気ミステリー小説。「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督がメガホンを執り、ノンフィクションを原作に骨太な社会派エンターテイメントを作り出してきた彼が、初めて本格的な大人のラブストーリーに挑む。
主演の蒼井、阿部は、白石監督とは初タッグ。撮影は昨年10月8日から約1ケ月間、原作の舞台である大阪を中心とした関西ですべて行われた。
ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。
どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら 何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める。
また「白石監督であること、阿部さんとも(同じ作品に出演したことはあったけど)共演は初めてなのでご一緒してみたかったです」とコメント。
十和子を演じるうえで不安があったというが「白石監督と初めてお会いした時に、『最低なヒロインですね』と私が言ったら、『そうなんです、最低なんです。1ミリもいいところがない。それでも魅力的な女性なんです』とおっしゃってて」とエピソードを披露し「その言葉で、脚本通りにできればいいと思えました」と振り返った。
蒼井については「共演はほぼ初めてなのですが、今乗ってる女優さんと言ったらこの人!って必ず名前が上がる方だし、最近は迫力も出てますよね。実際すっごい迫力ありました(笑)一緒にお芝居していて楽しかったです」と語った。(modelpress編集部)
主演の蒼井、阿部は、白石監督とは初タッグ。撮影は昨年10月8日から約1ケ月間、原作の舞台である大阪を中心とした関西ですべて行われた。
「彼女がその名を知らない鳥たち」ストーリー
八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子(蒼井)は、今は15歳上の男・陣治(阿部)と暮らしている。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。
どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら 何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める。
蒼井優が“最低なヒロイン”演じる
蒼井は、自身が演じた十和子を「自分に対する諦めができない人。かといって何か行動を起こすわけでもない、甘ったれた女性」と紹介し「共感は全くできない役だったけれど、ご覧になる方に自ら嫌われる勇気をどこまで持てるのか、試したいと思いました」と覚悟を持って臨んだよう。また「白石監督であること、阿部さんとも(同じ作品に出演したことはあったけど)共演は初めてなのでご一緒してみたかったです」とコメント。
十和子を演じるうえで不安があったというが「白石監督と初めてお会いした時に、『最低なヒロインですね』と私が言ったら、『そうなんです、最低なんです。1ミリもいいところがない。それでも魅力的な女性なんです』とおっしゃってて」とエピソードを披露し「その言葉で、脚本通りにできればいいと思えました」と振り返った。
阿部サダヲは“とにかく汚い男”に
一方、阿部は役作りについて「食べ方が汚いとか、たんが絡んだ咳をするとか、とにかく汚い男に見せるために、監督と色々相談しました」と明かし「現場ではスタッフの方達とも楽しみながら、汚い男を追及しました」と手応え。蒼井については「共演はほぼ初めてなのですが、今乗ってる女優さんと言ったらこの人!って必ず名前が上がる方だし、最近は迫力も出てますよね。実際すっごい迫力ありました(笑)一緒にお芝居していて楽しかったです」と語った。(modelpress編集部)
蒼井優 コメント
十和子という人は、自分に対する諦めができない人。かといって何か行動を起こすわけでもない、甘ったれた女性。共感は全くできない役だったけれど、ご覧になる方に自ら嫌われる勇気をどこまで持てるのか、試したいと思いました。そして白石監督であること、阿部さんとも(同じ作品に出演したことはあったけど)共演は初めてなのでご一緒してみたかったです。演じる上での不安もありましたが、白石監督と初めてお会いした時に、「最低なヒロインですね」と私が言ったら、「そうなんです、最低なんです。1ミリもいいところがない。それでも魅力的な女性なんです」とおっしゃってて。その言葉で、脚本通りにできればいいと思えました。阿部サダヲ コメント
食べ方が汚いとか、たんが絡んだ咳をするとか、とにかく汚い男に見せるために、監督と色々相談しました。現場ではスタッフの方達とも楽しみながら、汚い男を追及しました。蒼井さんとの共演はほぼ初めてなのですが、今乗ってる女優さんと言ったらこの人!って必ず名前が上がる方だし、最近は迫力も出てますよね。実際すっごい迫力ありました(笑)一緒にお芝居していて楽しかったです。沼田まほかる氏(原作者) コメント
小説執筆時の苦しい心境がよみがえる気がして、脚本を読むまでに時間がかかりましたが、読み始めたら、たちまち引き込まれてしまいました。たいへんな力作で、ラストあたりで思わず落涙。原作をよくここまで読み込んでいただいたものと感謝でいっぱいです。役者さんも演技力のある方ばかりなので、これはきっと素晴らしい映画ができることと信じております。白石和彌監督 コメント
原作を読んで、雷に打たれたように十和子と陣治の物語に心を奪われました。誰であれ到底たどり着くことが出来ない究極の愛を僕自身がスクリーンでどうしても見たくなり映画化を決意しました。蒼井さんは予てから仕事をしたいと思っておりましたが、この最低な役をよくぞ引き受けてくれたと今でも信じられません。作中では今までに見たことのない様々な表情を見せてくれました。とんでもなく凄まじい女優です。阿部さんもイメージとは真逆な役でしたが、阿部さんの中の汚れた部分を全て出し切ってくれました。それでいて人間的な懐の深さや誠実さが、陣治という役を想像以上に大きく厚くしてくれました。登場人物のほとんどがクズばかりですが、見る人をとんでもないところへ連れていってくれる映画であると仕上げ作業の大詰めを迎えて確信しています。楽しみにお待ち下さい。
【Not Sponsored 記事】
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