深津絵里、過酷な撮影に「何をしているんだろう」キャットフードも食べる
2017.01.16 20:20
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女優の深津絵里が16日、都内で行われた映画「サバイバルファミリー」(2月11日公開)の完成披露試写会舞台あいさつに、小日向文世、泉澤祐希、葵わかな、矢口史靖監督とともに登壇した。
同作は、乾電池さえ使えない原因不明の“電気消滅”に見舞われた日本を舞台に、東京に暮らす平凡な一家・鈴木家が奮闘する姿をユーモアたっぷりに描くサバイバルドラマ。鈴木家のさえないお父さんを小日向、天然なお母さんを深津、無口な息子を泉澤、スマホがすべての娘を葵がそれぞれ演じる。
冒頭の挨拶で深津は「矢口監督がオリジナルで描かれた作品に家族4人で挑みました。撮影中、灯が消えてしまいそうなくらいみんなグッタリ弱ったこともありましたが、何とか無事でした」と撮影時の苦労を明かし「逆にまだまだ生きるぞという力が沸きてきた感じがします。『まだまだ生きるぞ』という力が湧いてくる、そんな作品になっていたらいいなと思います」とアピール。葵は「今、こういう格好をしているのがちょっと恥ずかしいくらい、映画では汚くなっております」とコメントし「本当にいろんなことをしました。見ている方も落ち着いて見るよりは、一緒に心をセカセカ動かして見ていただくような作品になっているので、ぜひ楽しんで帰ってもらえたらなと思います」と笑顔を見せた。
過酷なサバイバル撮影
同作の内容にちなみ、過酷なサバイバル撮影体験を聞かれると、小日向は「台本をいただいたときに、大変なシーンがたくさんあると思って覚悟はしていたんですけど、実は虫が苦手なので、アゲハの幼虫を食べようとするシーンがとにかくイヤだったんですけど、ふたを開けてみると、そんなもんじゃなかった」と話し、「11月29日に入った天竜川。死ぬかと思いました」と吐露。「とにかく冷たくて、当日はお医者さんもスタンバイしていまして、衣装の下にウェットスーツを着ていたんですけど、隙間から冷水が入ってくるんです」と撮影の裏側を明かし、葵も「寒かったですね。設定は夏だったのでみんな半袖で、寒いというより痛いという感じで、だんだん足もつかなくなっていくので、本当に生命の危機を感じましたね」と打ち明けた。一方、深津は「100kgあるブタを家族4人で追いかけるシーンが、これまでに体験したこともないことでしたので、自分で『何をしているんだろう』って途中で感じるくらい大変でした」と思い返し、「家族4人とブタさんを柵の中に放り込まれて、監督が『じゃあ、鈴木家のみなさん捕まえましょう』って感じでした」と紹介。
また、泉澤は本物のキャットフードを食べるシーンがあったそうで「お母さん(深津)と妹(葵)も食べてくれたんですけど、お父さん(小日向)は食べてくれませんでした」とチクリ。これに小日向は「深津さんは食べる必要がなかったんだけど、深津さんは食に対して貪欲なんですよ」と言い訳をし、キャットフードを食べた感想を聞かれた深津は「ちょっと塩分が強かったですけど、食べられました」と語った。
サバイバル向きなのは?
そんな出演者の中で、1番サバイバルに向いていて生き残れそうな人を聞かれた矢口監督は、深津を指名し「深津さんは現場の待ち時間でもいつもで武士の如く無言で座っていらして、このあと大変なことが分かっていて、小日向さんは準備をしたり慌てたりしているんですけど、深津さんは『来るなら来い!』みたいな感じでした」と理由を説明。さらに「キャットフードも食べなくていいのに、カットがかかったあとに自ら食べに行った。そのタフさと何でも食べられることは、生き残る上で必要な要素ですね」と太鼓判。小日向は「だから(深津は食に)貪欲なんだって!」と声を大きくし、会場の笑いを誘った。舞台あいさつでは、自転車をこいで自力発電をし、バックパネルを点灯させるという前代未聞のサバイバル画作りも行われ、小日向の自転車が接触不良で電気が溜まらないというハプニングも。それに気付かなかった小日向は必死でこぎ続け、ヘトヘトになっていた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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