竹野内豊「悔しい思いをしてきた」過去の葛藤を語る
2015.08.22 09:58
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俳優の竹野内豊が、過去の葛藤を語った。
22日、都内にて行われた映画『at Home』初日舞台あいさつに、松雪泰子、黒島結菜、池田優斗らと出席。同作で一家の大黒柱を演じた竹野内は、「僕には父親の経験もないしどういう風にいたらいいのか難しい部分もあった」と撮影を回顧。それでも「短期間の撮影でしたけど、毎日リアルにみんなとの距離感が近くなっていく感じは演技に反映できたんじゃないかなと思う」と充実の表情を見せた。
最後には観客に向け「自分は学生時代、まだ見ぬ未来に向かってどこに向かって行ったらいいのか、希望見つけ出すこと出来なかったり、自分と向き合う中で悔しい思いをしてきました」と過去の葛藤を語り、「いろんな時代があったけど、そのたびに沢山の映画に心救われてきた。この映画もみなさんの心の中でそんな映画に映るといいなと思います」と感慨深く話した。
“子供”たちの成長に笑顔
同作は、原作の映画化が相次ぐ小説家・本多孝好氏の珠玉の同名短編小説を映画化。決して振り返りたくはない過去を持つ“犯罪一家”の物語。父・和彦(竹野内)は泥棒、母・皐月(松雪)は結婚詐欺師、長男・淳(坂口健太郎)は偽造職人、長女・飛鳥(黒島)とまだ幼い次男・隆史(池田)も「犯罪で生計を立てていること」を知っているという血のつながりのない“偽装家族”が、幸せに生きようとする姿が映し出されていく。竹野内は“家族”の久々の集結に、「撮影は1年前だったので、子供たちはずいぶん成長して…」と父親の顔をのぞかせ、「優斗くんは身長が4、5センチ伸びたんだよね。さんざん高い高いしたけどもう無理かな。黒島さんもしばらく見ない内にずいぶん大人っぽくなった」と喜んでいた。
なお、舞台挨拶には坂口健太郎、蝶野博監督が登壇した。(modelpress編集部)
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